中華民國台湾海巡署 COAST GUARD「海安11号演習」
2023年6月10日、台湾の高雄で実施された台湾海巡署 COAST GUARDの訓練レポート。
日本で言うところの海上保安庁、米国での沿岸警備隊にあたる海巡署。
本演習は4年ぶりの開催となり、海巡署の特種勤務隊、国防部の憲兵隊、警政署の保安維安特種勤務隊が参加。部門を超えた対テロ訓練を行った。各部隊合計590人、各種船舶13隻、航空機2機、車両5台が参加。
海巡署の維安特勤隊の突入訓練。米Lenco Industries社製の装甲車 BearCat G3。
国防部の憲兵隊も出動。台湾の自動車メーカーLUXGENのS5を使用している。
憲兵特勤隊MPSSCのスナイパーがT93狙撃歩槍で突入部隊を援護する。
突入!
ハシゴ車も出動し、テロリストを制圧。
耐爆スーツの憲兵特勤隊員。
爆破物処理ロボットCALIBER T5も出動。
対シージャック訓練。
テロリストがCG-125 連江艦を占拠。
AXH-E230RS
無人ヘリが上空から偵察。最大速度85km/h、最高高度3000m、最大滞空時間1時間、最大通信距離30km。
海巡特勤隊の高速ボート。
台湾Karmin International社製のK92がベース。
この隊員はプライマリウエポンにDDM4+Eotechホロサイト。セカンダリはGLOCK17 Gen3。
内政部空勤總隊の米シコルスキー社製UH-60Mブラックホーク、機体番号はNA-712。
隊員のロープ降下なども行われた。
蔡英文総統は「私たちは台湾の防衛力をより強化し、団結することでより安全になる。台湾がより安全になれば、世界もまたより安全になる」と話していた。
今回の演習には参加していないが、蔡英文総統らの来賓席は、嘉義級巡視船の2番艦「新竹」の後部甲板だった。全長126m、満載排水量5044トンの台湾最大級の巡視船。
この日は安平級巡防救難艦も停泊していた。
撮影: 王清正
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