古今東西 銃火器あれこれ 「StG44」

今回は読者の皆様からのリクエスト! 第二次大戦末期に登場しその後の歩兵銃に多大な影響を与えたドイツが生んだ近代的突撃銃「StG44 (Strumgewehr44)」を紹介します!!
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古今東西 銃火器あれこれ 「StG44」

今でこそ世界中の軍隊で突撃銃(アサルトライフル)が使用されていますが、その元祖と言えるのが今回紹介するStG44。開発の経緯として1938年に開 発された7.92mmクルツ弾の存在があります。これまで制式採用されていた7.92mmモーゼル弾は無駄に威力があり反動も大きかったため、近代戦には 不向きと判断されました。そこでそれまでのモーゼル弾の長さを24mm切り詰め、火薬量を減らすことで反動が少なくし威力を抑えたクルツ弾が完成されたのです。

StG44が開発されるまでヘーネル社・ワルサー社による幾つかの試作タイプと実戦テスト、ドイツ総統ヒト ラーによる開発の中止に見舞われ結局制式に生産される始めたのが1944年末期から(汗)1945年の終戦までの生産数は様々なバリエーションを含めて 425,000挺でした。

この近代的なクルツ弾を使用し、大量の弾丸による制圧射撃とこれまでのボルトアクション式小銃と同じ精密射撃も可能な銃をという事で開発されたの がガス圧作動式STG44でした。しかしこのStG44が開発されるまでヘーネル社・ワルサー社による幾つかの試作タイプと実戦テスト、ドイツ総統ヒト ラーによる開発の中止に見舞われ結局制式に生産される始めたのが1944年末期から(汗)1945年の終戦までの生産数は様々なバリエーションを含めて 425,000挺でした。案外大量に生産されたように見えますが大戦末期の混乱と輸送網の破壊により、前線の部隊に行渡った数は三分の一程度 だったとの事です。しかし戦後の銃器に与えた影響は大きく、StG(シュトルムゲベーアの略ドイツ語で突撃銃)の名と設計・運用思想を現在に残しています。


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■イラストレーター紹介

ALFRED少尉(あるふれっど しょうい)
ALFRED少尉(あるふれっどしょうい)
1970年代8月、新潟生まれ。漫画・イラスト制作者。
現在カバネット株式会社:Webサイト「漫画の新聞」にて月1で2P漫画連載中。
過去の作品:ゴマブックス刊:「イケメン 戦国武将・忠義編」「イケメン戦国武将・主従編」
劇団「グーフィー&メリーゴーランド」主催舞台「JUDY~The Great Unknown Squadron~」のパンフレット内イラスト「零戦」作成&舞台の時代考証も担当。高知県の地域おこしボランティア:戦国武将「明石掃部」作成
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2010/12/29