古今東西 銃火器あれこれ 「コルト M1911A1」

さて今回は、採用から100年を迎え、今現在も現役で使用されるコルトM1911A1をご紹介します。
「ポケット砲兵」といわれる強力な拳銃は如何にして誕生したのか?それは血生臭い戦場の歴史があったのでした!!
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古今東西 銃火器あれこれ 「コルト M1911A1 ガバメント」 1

「コルトM1911A1」、一般的にはコルトガバメントの名称で知られるこの拳銃は1世紀に渡って全米の軍民ともに愛用され続けてきました。日本では「メタルギア3」のスネークが使用していたり「ルパン三世」の銭形警部の愛銃だったりと拳銃好きな方は元よりそうでない方も拳銃と言ったらこの「コルトM1911A1」を思い浮かべるのではないでしょうか?
そもそもこの拳銃は、アメリカの天才銃器デザイナー「ジョン・M・ブローニング」によって1898年に原型となる「M1905」を開発したことに始まります。当時高いマンストッピングパワー(阻止能力)を持つ拳銃の採用を検討していたアメリカ軍はこの「M1905」に注目、いくつかの改良と大規模なテストが行われ1911年に「M1911」として制式採用されました。

古今東西 銃火器あれこれ 「コルト M1911A1 ガバメント」 2

採用から3年後の1914年に第一次世界大戦が勃発1917年に参戦したアメリカ軍はこの「M1911」をヨーロッパ戦線で使用し、高い威力と堅牢で確実な動作に兵士達から高い評価を得ました。戦後の1923年に若干の改良を加え1926年に「M1911A1」として再採用以後第二次世界大戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争を経て1985年口径9mmの「ベレッタM92」が採用されるまでの70年間に渡って使用され続けました。
さすがに現代戦では、無駄に威力のある45口径拳銃は不要となったのでした。しかし現在でもアメリカ軍の一部の部隊で使用が続けられていたり民間用としての生産は継続されています。
制式採用から100年!現在も使用され続ける拳銃はそう数はありません。まさにベストセラーの名拳銃と言って間違いないでしょう!!


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■イラストレーター紹介

ALFRED少尉(あるふれっど しょうい)
ALFRED少尉(あるふれっどしょうい)
1970年代8月、新潟生まれ。漫画・イラスト制作者。
現在カバネット株式会社:Webサイト「漫画の新聞」にて月1で2P漫画連載中。
過去の作品:ゴマブックス刊:「イケメン 戦国武将・忠義編」「イケメン戦国武将・主従編」
劇団「グーフィー&メリーゴーランド」主催舞台「JUDY~The Great Unknown Squadron~」のパンフレット内イラスト「零戦」作成&舞台の時代考証も担当。高知県の地域おこしボランティア:戦国武将「明石掃部」作成
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2011/03/03