ハイテック ACバランス充・放電器 X1 ポケット II
ハイテックのバッテリー充電器に新型のX1 ポケット IIが2021年4月28日に発売されたので紹介しよう。
小さくても高機能、リーズナブルな充電器
前型のX1 ポケットはリーズナブルでありながら、小さくても多機能なので、筆者も普段から愛用している充電器だ。そのハイテックの充電器、X1 ポケットがフルモデルチェンジして『X1 ポケット II』となった。
パッケージと内容物。本体、電源コード、接続ケーブル類と日本語の取扱説明書。
付属ケーブルは左からラージコネクタ用、Tコネクター用、ラージ-ミニコネクタ変換ケーブル、バランス変換ケーブル(タミヤLi-Fe)。
本体はダイヤモンドカットのようなシャープな印象。
対応バッテリーはLi-Po(リポ)、Li-HV(リポハイボルテージ)、Li-Fe(リフェ)、Li-ION(リチウムイオン)、Ni-MH(ニッケル水素)、Ni-Cd(ニッカド)、PB(鉛電池)と豊富。
以前のX1 ポケットとの比較。形状のせいか、ちょっとだけ小さくなった印象だ。
ちなみに私は社外品の8種コネクタ形状のケーブルを使用している。タミヤコネクターのみならず、T字やミニT字、XT30などの複数のコネクタバッテリーを運用するのに便利なサードパーティ製ケーブルだ。詳しくは下のリンクからどうぞ。電動ガン用の7.4vリポ、トレポンの11.1vリポ、マルイのニッスイも、自宅ではすべてX1ポケット一台で充電している。
あと変換コネクタはなくしやすいのでコードフックをつけて本体に固定している。
前面端子。バランスコネクタは4セルまで対応、中央に充電ケーブルコネクタ、右に温度センサーコネクタがある。X1 ポケットであったPC LinkのUSB端子は廃止された。実際使ったことはない端子だったし…。
背面にはAC電源端子。100Vから240Vまで対応する。なお筆者は縦型の充電器より、こういった平たい形のほうが倒さなくて好み。
左側面には空冷ファンがある。ここから空気を吸って逆から排気しているようだ。
底面のラベル。最大出力が従来の60Wから65Wになった。
また、X1ポケットIIになって、上級機並みの精度アップした充電メソッドプログラムを導入、電圧の分解能も10倍になって微細な電圧変動も見逃さなくなったのだそう。
まあ、電動ガンのバッテリーはそんなに大容量や高電圧なのは使用しないが、よりきめ細かく電圧管理されているというのは安心できる点だ。
液晶画面はカタカナでも表示され、ボタン配置もわかりやすい。
バッテリー端子とバランスコネクタを接続し、バッテリーの種類、充電方法、入力アンペア、バッテリーのセル数を設定する。一度設定してしまえば記憶しているので次回からは楽。
スタートボタンを長押しすると充電器がバッテリーの接続状態を確認、もう一度スタートボタンを押せば充電がはじまる。
ハイテックの充電開始音が独特で耳に残る。#ハイテック #X1ポケットII #充電器 pic.twitter.com/VAxvFs5WfB
— ハイパー道楽 (@hyperdouraku) May 4, 2021
充電開始音、充電終了音が半音つながりで独特。
もちろん満タンになればブザーが鳴って自動的に充電終了する。
充電モードはバランスチャージ、チャージ、急速チャージ、ストレージ、放電の5種。
従来機種同様に放電モードもあるので、保管用の設定電圧まで下げることもできる。
機能が豊富なので取説のメニューフローチャートを掲載しておく。
価格は7,900円 (税込)と上級モデルよりはずいぶんとリーズナブル。簡易充電器やエントリーモデルからのステップアップに最適なモデルだ。
撮影協力:ハイテックマルチプレックスジャパン
関連リンク
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