AVANTE (アバンテ) ミリタリーギア

リポート: トモ長谷川

素材はもとより縫製でも、充分な強度を備えた上質な造りを目指す。
さらに、着脱のし易さなど、実用面でも細かな配慮が込められている。
気鋭のミリタリー装備メーカー 『AVANTE (アバンテ)』。
そのラインナップを紹介！

気鋭のタクティカル装備新メーカー

ミリタリー装備を選ぶとき、なにを基準に選びますか？
・実際に特殊部隊で使用されている実物装備。高価だが、強度があり耐久性に優れた、本物ならではのテイストが魅力。
・いやいや実物は高価なだけ。実戦に行くわけじゃ無いから、格好いいレプリカ……コピーで充分?!
それぞれの好みやポリシーに応じて、選択肢は様々あります。そんな中新たなスタイルを提案するタクティカル専門ブランドがあります。それが“AVANTE”です。

ローエンフォースメント……いわゆるミリタリーや法執行機関での使用を前提としたタクティカルギヤを製造。たんなるコピーではなく「“高機能”&“高品質”な製品を現場にお届けできるよう努力……」というコンセプトを掲げ、これまであった装備に囚われることのない、新たな発想によるデザインが魅力です。

例えば……細かくサイズ調整できるよう、各部に配慮された調整機能に驚かされます。個々の体型に合わせキッチリフィットさせられる。体型に合っているから、長時間装用していても楽。だからこそより長く行動できるわけです。
また、単純な「重ねる」だけじゃない組み合わせ方により、これまでに無かった実用的なアイテムを提案。柔軟かつ大胆な発想を武器に、現場からのニーズに合わせた開発ができるよう尽力なさっています。

Half Combat Shirt

AVANTEのラインナップでユニーク、かつ実用的な魅力アイテムが“ハーフコンバットシャツ”です。
人間として目立つ肩や腕をカモフラージュし、動きやすさを損なわない。他社製品にも散見されますが、AVANTE製ハーフコンバットシャツは着脱し易いデザインになっています。


夏場はできるだけ薄着にしたいもの。一方、これからの季節は防寒具と組み合わせたい。一見不可能に思える希望を叶えてくれるアイテムです。また、プレートキャリアやボディーアーマーの上から装用し、ベルトやバックルなどの無駄な凹凸をカバーできます。装備だけでなく季節にも柔軟に対応できる。現代装備らしいアイテムです。


−ハーフコンバットシャツ−
慣れないと使い方すら判らない?! ひとたび着れ見れば判る実用性。S、M、Lの各サイズあり。


首、肩、腕部のみをカバー。動きを妨げず、季節に合わせて服装を選べる。魅力的な発想。着た時のバランスも良く、見た目にもクール！


ジッパーひとつで装着完了。手軽ながら大きな実用性が魅力。肩や腕など、意外に目立つパートをカモフラージュできる。ハーフコンバットシャツの威力を発揮。


プレートキャリアを着用しても着ぶくれせずに快適。肘部にはインナータイプのエルボーパットが使用可能。

装備の上からハーフジャケットを着ると、ショルダーベルトやバックルの凹凸が目立たなくできる利点がある。個人の好みで使い分けたいポイントだ。

Cobra Suit　“A Spec”

カモフラージュしてフィールドにブレンドインした敵ほど手強い物は無い。
よく識っているとしても、ギリースーツは大げさで手強く、手を出しにくいもの...。
そんな時にお薦めしたいのが“コブラスーツ”です。


パーカータイプのジャケットにストリングを組み合わせ、バーラップ生地や自然の植栽などで偽装できます。メッシュ素材 ­ それも破れにくい生地を採用した“A Spec”仕様。風通しが良く、快適な装用感により長時間の行動を可能にしてくれます。


ショートタイプ(左)とロングタイプ(右)では背部パートの長さが異なる。

パラコードが頑強に縫い付けられている。枝などに引っかけたくらいじゃ破れない。強いメッシュ生地と強度ある縫製。さすが“A Spec”ライン。心強い。


−Cobra Suit Long：マルチカモ−
頭部〜肩、腕そして背中をカバー。軽快ながら高い迷彩効果が期待できる“コブラスーツ”。フル装備の上からでもスッポリ被れる。ゆとりのあるデザイン。実用的なコンセプトだ。バックパックの上からでも羽織れて、カモフラージュ高価を発揮できるのがロングタイプの利点だ。


－Cobra Suit Short－
背部パーツを省いて軽快にした“コブラスーツ”。左から、マルチカム、レンジャーグリーン、カーキ。全3色から選べる。

ショートタイプの背中にはスリットが設けられている。


袖口がタイトに結束できる。柔らかすぎず硬すぎない、程良い張りがあって快適な装用感がある。また、頭部から肩にかけて、もっとも人間らしいシルエットを隠すだけで高い迷彩効果を発揮する！


偽装無しでもこれだけフィールドにブレンドインできてしまう。色だけでなく、人間らしい“カタチ”を隠すことにより、高いカモフラージュ効果を発揮するのだ！

2グレードによる展開

AVANTEの製品は“Aスペック”と“Nスペック”という、異なる製品グレードで展開されています。

【Aスペック】
ミリタリーや法的執行機関での使用を前提に、“高品質”&“高機能”を追求した製品。それが「“A”スペック」。ミルスペック対応の素材を用い、頑丈で使い易い製品造りを目指す。素材から造りまで“上質”さを最優先させた純国産品。つまりメイドインジャパン。極限状況においてストレス無く使用できる、タフで使い易いミリタリーギヤのラインナップ。

【Nスペック】
「“N”スペック」とはノーマルクラスの意。“Aスペック”製品の機能性や使い勝手はそのままに、生地など素材のランクを見直して、リーズナブルな価格での提供を可能としたラインナップ。コストパフォーマンスに溢れた製品は、サバゲやアウトドアユースに好ましい。

AVANTE製品の魅力はそのままに、個々の立場や目的、好みに合わせ製品のクラスが選べるわけです。

QD Plate Carrier

経験者もしくはビギナーを問わず、魅力的に思えるのがボディアーマーではないでしょうか。装備の“核”となる主役。現代の鎧の要になるアイテムです。

QDプレートキャリアはその名のとおり素速い着脱を可能にしながら、しっかりフィットできるデザインを実現。各部が調整しやすく、ユーザーの体型に合わせ柔軟にフィットさせ易い。他にも細部の使い勝手に配慮が感じられるのが特徴です。

－QDプレートキャリア－
立っていても、屈んだ状態でもGood。優れたフィット感と快適な装着感を兼ね備えたデザインが魅力の“QDプレートキャリア”。バタついたり、窮屈だったり、これまでのプレートキャリアにありがちだった“異物”感を払拭してくれる。

装着感が良いから動きを妨げず行動しやすい。機能性の良さがルックスをも高めている。


軽快で装着感の良いカマーバンド。もちろん、装備を付加できる。ハードウレタンフォーム製のダミープレートを標準装備。実物プレートも収納可能。


背面のモールとエラスティックバンドを活用したサイズ調整機能。エラスティックバンドにより伸縮性がある。これにより異なる体型にも柔軟に対応してフィット感を確保できる。また、両肩ともベロクロで素速くサイズ調整可能。


左肩と左脇腹にファステックを装備。サバゲなどでトイレに行く際も素速く外して用が足せる！ 実戦に強いデザインは使い易いのだ。


素速い着脱を実現。フル装備で水中に没しても瞬時に解脱可能。心強い。


前面のモールパネルがベロクロで着脱できる。しかもパネルが2枚標準装備！ ミッションや使用武器に合わせ、装備がワンタッチで交換可能。


ライフルをメインにした装備の一例(左)と、ハンドガンをメインに予備マグやライトを装備した一例(右)。ミッションに応じて装備を変化させることができるのが、このプレートキャリアの利点だ。


カラーバリエーションはブラック、カーキ、マルチカム、レインジャーグリーンの4色。

Leggings

レギンスはパンツの裾やシューズへ、水や泥などの異物の混入を防ぐのが目的です。
登山やハイキングなど、アウトドアマーケットではお馴染みのアイテムで、サバゲなどで高い効果を発揮します。しかし、アウトドア用に作られた物は生地が薄く脆弱。そこで、AVANTEでは強いナイロン素材を用いてタクティカルなレギンスをプロデュース。高い装着感とタクティカルな演出が物欲を刺激します！


－レギンス－
頑強なナイロン素材を使用した、闘えるレギンス。レンジャーグリーン(前)とカーキ(奧)の2色あり。


装着はジッパーを閉じ、ベロクロ付きのカバーで被う。上部をヒモで結束し、シューズソールにベルトを通すだけ。


泥や水などの異物の混入を防いでくれるから、力強く踏破できる。また、サイド部分にベロクロが縫い付けられていて、各種パッチが組み合わせられる。強度面と遊びゴコロを兼ね備えたタクティカル仕様が魅力だ。

Hand Warmer　“A Spec”

寒い冬、手が悴んでは銃が扱いにくくなる。でも、分厚いグラブは着脱が煩わしいもの……。そんな悩みを一気に解決するのが“ハンドウォーマー”です。
筒状の内部に起毛素材を内蔵。手を入れるだけで暖が取れる。装備する場所を選ばず手軽に暖が取れて機能的。メイドインジャパンの“A Spec”アイテムです。


筒状の本体内部に起毛素材を採用。優れた保温効果を発揮。装備だけでなく腰回など、付ける場所を選ばず便利。


－ハンドウォーマー－
本体側面にポケットを配備。エクストラのパウチとしても使える。左よりコヨーテブラウン、レンジャーグリーン、ブラック、カーキ、ODの全5色。

Stuffed Rabbit

“スタッフド ラビット”とは「ぬいぐるみの兎」の意味。
近頃、欧米の兵士がぬいぐるみを手にしていたり、装備メーカーの製品にチキンのマスコットがあるなど、何かとフィーチャーされています。
ウサギは後退せず、大きな耳で情報集めをする事に験を担ぎ、古来より日本では鎧などにウサギの図柄を取り入れてきました。この事に起因するかどうかは未確認ですが、タクティカルな雰囲気のウサギは妙に魅力的です。

－スタッフドラビット－
本体背面にストラップを装備。モールに通して装備に取り付けたり、ライフルのストックなどに取り付け可能。また、手を通して持てばそのまま銃を構えられる。
OD、ブラック、マルチカモの全3色あり。どれを選ぶか迷ってしまう?!


－Open Top Single Pistol Pouch－
低価格ながら使い易さとクールなルックスを兼ね備えた人気アイテム。左より、レンジャーグリーン、ブラック、デザートイエロー、マルチカムブラック。


－Shot shell holder－
腕に巻いて使用するショットシェルホルダー。4発のショットシェルを保持できる。ブラック、カーキ、レンジャーグリーンの3色あり。


ショットシェルホルダーは腕に巻いて使用する。ショットシェルを素早くリロードするためのアイデアグッズだ。


－Head Set Cover－
ヘッドセットの頭頂パーツを被うカバー。内側にコードを固定できるパーツを内蔵。メイドインジャパンらしい細かな配慮が魅力。左より、カーキ、レンジャーグリーン、ブラック、コヨーテブラウン、OD。


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