ウエスタン・フロンティア・ヴィレッジ (W.F.V.)
グアムでの実弾射撃経験15年の筆者がおススメするグアムの射撃場。
グアムで初めて実弾射撃するなら、まずはココっていう室内射撃場が『ウエスタン フロンティア ヴィレッジ』だ。
『ウエスタン フロンティア ヴィレッジ』は西部の開拓村をコンセプトにしている。入り口にはそれっぽい彫刻とか飾られている。看板も派手なのでわかりやすいぞ。今回は実弾射撃初めてという女性サバゲーマーの那海さんに体験してもらった。
ウッディな店内はお土産物が沢山!!
馬の置物が展示されていてアメリカンな雰囲気抜群。
オーナーの山本さんがお出迎え。日本人経営によるわかりやすさもW.F.V.の特徴。
カウンターで山本さんや日本語のできるスタッフさんとお話をしながら、どのコースを撃つか自分の技量にあわせてじっくりと決められるのも嬉しい。
店内奥には防音、防弾窓があって、レンジの様子を見学できる。
2024年現在のコース メニュー。
WFVでは全てアメリカ本土より購入した、いわゆるファクトリー弾を使用しているそうなので、本格的な射撃体験が堪能できる。
.22口径は、40grain
.38口径は、132grain
.44口径は、240grain
.45口径は、230grain
9mm口径は、115grain
となっている。
その他、9mmコンペティションや、9mm1箱50発のボックスシューティングなど、ハイパー道楽の読者なら、ちょっと気になるマニアックなコースメニューもある。
受付で撃つコースを決めたら、チケットを銃器保管庫の窓口に入れると、スタッフさんが銃と弾薬を用意してくれる。
射座は全部で11レーン。グアムの室内射撃場としては最大クラス。換気も良く、照明も撃ちやすい。
ターゲットまでの距離は10m。米国CASWELL製の射撃機械でペーパーターゲットを手元のスイッチで移動させることができる。
ターゲットペーパーのサイズは縦44.5cm、横28cmで、6点圏はA4サイズほどの大きさだ。
自分の名前が呼ばれたら、いよいよシューティングレンジの中へ。
数人がひとグループとなって射撃場に入る。いきなり撃つのではなく、インストラクターが射撃の手順を日本語で丁寧に教えてくれるので、初めての人でも安心だ。
続いてターゲットの狙い方もレクチャーを受ける。グアムの室内射撃場を回ったが、わかりやすい日本語でここまで丁寧な対応をしてくれるのはW.F.V.だけだ。
そしてついに実射。銃にはワイヤーが付いているので、不意に他方に銃口が向いたり、仮に銃を落としても安全なように管理されている。ワイヤー自体は銃の動きや反動を妨げないようになっているので、存分に実弾射撃の迫力を楽しめるぞ。
那海さんの実弾射撃の様子はこちらの動画でどうそ。はじめての体験でもこのような流れで撃てる。
なお、W.F.V.では車いすのお客さんにも対応していて、テーブルやターゲットの位置を低くしてくれる。
事前予約が必要だが、多くのかたに射撃を楽しんでもらいたいというオーナーの山本さんのお考えなのだそう。
インストラクターのハジメさん(左)と、ザイオンさん(右)。ハジメさんは日本で警察官だった経歴があり、ザイオンさんも日本語ペラペラだ。
射撃後はターゲットを回収して採点と評価をしてくれて、射撃証明書ももらえる。
今回射撃初体験の那海の得点は157点だった。サバゲーの経験はあるものの、射撃がはじめての女性でも存分に楽しめるアクティビティだ。射撃体験時間はチョイスする射撃コースや混雑具合などにもよるが、実質30分から長くても1時間程度。ショッピングや食事のついでに気軽に射撃体験できるのもW.F.V.の良いところだろう。
点数が良いと写真を店内に掲載してくれる。腕に自信のある人はぜひチャレンジして欲しい。
また、友達と点数を競うのも楽しいぞ!!
射撃が終わったら、店内のお土産物を物色してみる。
こちらは人気の実弾キーホルダー。.44マグナム、.357マグナム、.38口径、9mmなど各種ある。
もちろん発射機能はない安全なものだが、空港では預け荷物に入れておこう。
ドリームキャッチャーというネイティブアメリカンのお守りが売っていた。形や大きさなど様々なものがあり、それぞれ願い事が異なるのだそう。
ボージョボー人形も有名なお土産だ。男女を模した人形の手足の結び方で願い事が変わる。
古い馬車がいかにも西部な雰囲気。
西部開拓時代の資料写真などもあったりして博物館のよう。店内を見ているだけでも楽しめる。
もちろん男女別の水洗トイレ完備なので、射撃の緊張でもよおしても安心。
W.F.V.ではどんな銃が撃てるの?
W.F.V.では有名な銃から、新型の銃など、主に拳銃を中心とした銃が撃てる。
その使用している実銃を撮影してきたので紹介しよう。
GLOCK 17 Gen2。オーストリア製の有名な9mm口径のポリマーフレームピストル。Gen2が撃てる機会はなかなかないんじゃないかな。
GLOCK 19 Gen2。17のコンパクトバージョン。
BERETTA Model 92。イタリア ベレッタ社が開発した口径9mmのオートマチックピストル。米軍が1985年にM9として制式採用したオートマチックピストル。
TAURUS PT92。BERETTA モデル92をブラジルのTAURUS社がライセンス生産したもの。
SIG SAUER P320 M17。BERETTA 92に代わって米軍制式採用となった最新の9mm口径ポリマーフレームピストル。
H&K P7。ドイツのHK社が開発した9mm口径のオートマチック。映画『ダイハード』でテロリストのリーダー、ハンスがシルバーモデルを使用していた。
H&K USP。
ドイツのHK社が開発した9mm口径のポリマーフレームピストル。ドラマ『24』のシーズン3以降でジャック・バウアーがコンパクトバージョンを使用。
CZ75 COMPACT。チェコのCZ社の9mmオートマチック。コンパクトバージョンは可愛らしい。
DESERT EAGLE PISTOL。イスラエルのIMIが開発し、米国のマグナムリサーチ社が輸入した銃。ジェリコ941、ベビーイーグルといった名でも知られる9mm口径版だ。
WALTHER PPQ。ドイツのワルサー社開発の9mm口径ポリマーフレームピストル。
CMMG MK-9。米国CMMG社製の9mm拳銃弾を使用するAR。
RUGER MARK IV。米スタームルガー社製の.22口径オートマチックピストル。競技やプリンキングに最適な小口径弾を使用する。
S&W M17。.22LR口径の6連発、Kフレームリボルバー。低反動なので、女性が最初に撃つときにおススメされることが多い。
S&W M617。.22LR弾をシリンダーに10発装填できるリボルバー。
S&W Performance Center M629。.44口径のマグナムリボルバー。フルーテッドバレルがカッコいい。もとはトップとアンダーマウントレイルも装着されていたが取り外されている。
S&W M629 Classic。.44口径のマグナムリボルバー。
RUGER SUPER REDHAWK。.44口径のマグナムリボルバー。
COLT 1911 Government Model。.45ACP弾を使用するコルト社を代表するオートマチックピストル。1911年より米軍に採用され、ベレッタに変わるまで制式拳銃として使用された。これはその民間モデル。
SIG SAUER 1911。SIG社製の.45ACP弾を使用する1911クローン。
STI Trojan。米STI社製の.45ACP弾を使用する1911クローン。
S&W M686 Plus。.357マグナム弾の7連発リボルバー。
COLT PYTHON .357。伝説のコルト社製リボルバー、コルト パイソンがなんとW.F.V.で撃てる。要予約。
壊れるとパーツがもうない絶版リボルバーなので丁寧に扱ってね。
Colt Detective Special。.38口径のリボルバー。こちらもビンテージものにつき要予約。
上記以外にも10mmオートのデルタエリートや、.22口径のウインチェスターライフル、レミントンの12ゲージショットガンなど射撃可能だ。
お店情報
電話番号 | 646-5670 (日本語OK) |
営業時間 | 11:00 ~ 19:00 |
休業日 | 年中無休 |
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グアムの食事
グアムと言えば食事も楽しみのひとつ。アメリカだけあってステーキなどお肉が美味しい。写真のTGI FRYDAYSのリブアイステーキも日本のそれとは雰囲気も味も違う。
ホテルロードには朝からオープンしているパンケーキ屋さんの『Eggs'n Things』もある。味もボリュームも日本とは違うのでぜひ食べてみて欲しい。
W.F.V.の山本さんに、チャモロビレッジのナイトマーケットに連れて行ってもらった。水曜日の夜だけオープンしていて、お祭り気分が味わえる。
BBQの屋台がたくさん出ていて、その美味しい煙に、思わずよだれが...。海鮮料理も沢山ある。
チャモロビレッジの各所にステージやダンスホールがあって、そこで地元の人たちがダンスや催し物をやっていた。
チャモロビレッジ内にあるジャマイカングリルの本店にて食事。
やっぱりステーキ美味し! そして島だけあって海鮮も美味しいのでシュリンプなどもおススメ。
レッドライスはチャモロ料理の代表的なもので、アチョーテと言うビタミンA豊富な実でオレンジ色に色づけされているご飯。
今回はじめて見かけた電動スクーター。こういったシェア・モビリティも出てきて島内のちょっとした移動も便利になっていた。
■関連リンク
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