ビクトリーショー ぶらり一人歩き 2023年1月【イベント レビュー】
レポート:伊部 好乃輔
2023年1発目の第101回ビクトリーショーが1月28日(土)〜29日(日)に東京・浜松町の東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。
日本は大寒波で記録的な低温が続き、東京も例年以上に寒かったですが、浜松町は熱かった! 早速会場の様子を見ていきましょう。
Gunsmith BATON
ビクトリーショー会場発表! 映画『ジョン・ウイック 4』に登場するTTIのカスタムガン、BT-PIT VIPER CO2GBBが発表されました。マガジンも新しくなるようです。
発売されたばかりのグロッグの最新モデルGen5のBG-17 CO2GBB(真ん中下)他、BATON airsoftのCO2GBBの人気機種がずらり!
縦38cm、横40cmの大サイズのGIGAターゲット。もちろんBB弾は飛び散らず、ボックス内に収納されます。
GUNMALL東京
S&Tの往年の銘銃のエアコッキングライフル。左から三八式騎兵銃、M1938モシン ナガン カービン、三八式歩兵銃、Kar98k。どれもリアルウッドストックなのにコストパフォーマンスに優れています。命中精度も納得できるレベルにあります。
CYMAのETU搭載のスポーツライン電動ガンのM16E1、XM177E1。低価格帯のスポーツラインなのにフルメタルでETU搭載でその性能はお値段以上です。
同じくCYMAのスポーツライン ETU電動ガンのAK ALFA AKL。イスラエルとロシアの合併企業カラシニコフ・イスラエルが開発した次世代AKの電動ガンです。
プラウダ
ACTION ARMYの大人気ハンドガンAAP-01のロングサイレンサーモデルにドラムマガジン。
このドラムマガジンはVショーから販売開始です。装弾数は約270発! ドラムのカバーを下にスライドし、広い給弾口からBB弾を補充できます。ドラムの底にガス注入口があります。
BB弾の巻き上げはワイヤーコードを引いてゼンマイを巻きます。
新発売のコンパクトモデルのAAP-01Cも人気でした。
現用ハンドガンにありそうな戦闘的スタイルのポセイドン オリオン2。さらにレバー切り替えでフルオート射撃も可能なガスブローバックガンです。もちろん国内の法令順守の日本仕様です。
リアサイトがポセイドン オリオン2の特徴です。大型のゲートで両目で咄嗟にエイミングしやすいようになっています。
CSI(Cool Summer [TAIWAN] Inc)のガスブローバックXG8。スライド中央にある独特なリアサイトが特徴です。ブローバック時にはリアサイトより後ろのスライドのみが可動します。射撃中でもサイトが衝撃で揺れることもなく狙えます。また上記のオリオン2のマガジンと共通とのことです。発売日、価格未定。
リアサイトは集光サイトで、スライド後端にはマイクロサイトの搭載もできます。
XG8と同じCSIのヘルメットとアーマー。宇宙海兵隊や『人狼 JIN-ROH』のようなSFチックなスタイルでサバゲー楽しめます。カラーも豊富なのがいいです。
FKindustry & T工房
3Dプリンターで自作の20式小銃。完成度は非常に高いです。しかし大人の事情で量産販売は難しいそうです。でも欲しがる人は多そうです。
H&K G11K1/K2用のDM11弾のダミーカート。薬莢なしのケースレス弾として開発されました。茶色い部分は火薬で弾頭が埋まっています。射撃時の熱で暴発の恐れがあることから不採用になりました。4.73 x 33mm弾は想像以上に小さかったです。
最近発売されたVFCのカールグスタフM3です。グリップや照準サイト等をよりリアルに作り直したそうです。
実物同様後方から装填し、40mmガスグレネード弾を発射可能です。砲弾の弾頭を外してガスグレネード弾をセットします。
Big-Out
東京マルイの次世代MP5のDTMカスタム。これは搭載されている純正の電子基盤を書き換えて、よりトリガーのキレを鋭くしたROMカスタムです。3バーストも完璧に作動します。
車やバイクのイグニッションチューンみたいな感じですね。
Pocket's Gunsmithing
WW2前夜のポーランドで生産されたラドムVISのガレージキット。無発火モデルですが、各パーツは作動します。1936年製造の初期型が予約受付中です。
次期モデルアップは同じくラドムVISの1939年の後期型だそうです。ち、違いが説明していただかないとわかりません (汗。
また次期モデルアップにハイスタンダード Model H-Dミリタリーが発表されていました。.22口径オートピストルでアメリカで根強い人気があるモデルです。
人気を博したS&W .32セイフティ・ハンマーレス、ワルサー モデル9を展示。ワルサーは再販予定とのことです。
NOVEL ARMS
高精度光学機器で人気が高いノーベルアームは年末から新製品のラッシュでした。順番に見ていきましょう。
マイクロダットサイトの最新モデル、ABSOLUTE PRO。コンパクトながら視野を可能な限り大きくしており、ダットを見つけやすく狙いやすいです。さらにレンズも非常にクリアです。
ノーベルアームズの定番モデルで最近バージョンアップされたSURE HIT MRS2も人気が高いです。
ノーベルアームズはAimpointの正規代理店でもあります。M4SやM5S、ACROなど本物がズラリと勢揃いです。
Aimpointの新製品がこのDuty RDS。コンパクトでウィンデージとエレベーションは、キャップなしの同一平面にマウント式。ダットの輝度調整スイッチはデジタルボタンで出っ張りを可能な限りなくしたコンパクトモデルです。
DCI Guns
ハイパー道楽とのコラボで好評の「HYPER TARGET」。こちらは第2ロット版で定規型のマグネットバーが延長されています。スチール製なので、とにかく頑丈です。
シカゴレジメンタル
無稼動実銃のシカゴレンジメンタルから本物がいっぱいです。デクチャレフDP-28にFN MAGです。
全てPPSh-41(ペペシャ)かと思えば、一番下のみ。上の二つはフィンランドのスオミ M31です。1939年の冬戦争でソ連が痛い目にあって、真似したのがPPSh-41と伺いました。ずっと逆かと思っていました。
Danner
米軍御用達のブーツブランドです。昔は頑丈だが重いというイメージでしたが、今は軽量で動きやすいです。サバゲーからファッション、アウトドアとオールマイティに履けるブーツです。しかもイベント特価でお買い得でした。
ダナーの人気定番モデルのフィギュアのガチャガチャです。靴箱付きで全7種あります。
中田商店
米軍の寒冷地用レイヤリングシステム(ECWCS)の一番ヘビーゾーンのLEVEL7と同じ素材を使用したヘリコンテックスのLEVEL7ジャケット。中綿に米軍実物と同じ羽毛より暖かいプリマロフトを採用しており、これがちょー暖かいです。
今回はタクティカル系は少なく、旧日本軍装備がメインでした。
甲飛喇叭隊(こうひらっぱたい)
旧軍関係の慰霊祭などで儀仗隊・ラッパ隊派遣のボランティアを行なっている団体だそうです。今回は隊の活動広報と無稼動実銃の展示をしていました。写真は一一式軽機銃です。
こちらは三年式機銃です。有名な九二式重機関銃の前モデルになります。この黒光に重厚感は堪りません!
べ式自動拳銃。ドイツのベルクマン社のMP-18ですが、これはWW1後のSIG社製のものだそうです。
ス式自動拳銃。Steyr-Solothurm S1-100(シュタイヤー ゾロターン)で、原型はドイツですが、WW1後のゴタゴタでオーストリアで生産されています。べ式、ス式とも旧日本軍でも一部に配備されていましたが、少数のみ。国産は四半世紀後の一00式短機関銃までかかりました。
TG-TACTICAL
英軍でも使用されているギアブランド、WARRIORS ASSAULT SYSTEMS。日本ではデザートイーグルやSOCOMピストル他、汎用性の高いユニバーサルホルスターが人気です。
ペットボトルロケットの迫撃砲弾。ホームセンターなどのパーツで自作。同じく自作のM2 60mm迫撃砲から連続発射が可能となっています。「地球連邦鉄道」のブログで作り方を紹介しています。
フォアサムトイズ
簡単組み立て式のガンラック類。自宅で愛銃を飾るのに最適でしょう。
ROGAN EOD。無茶苦茶分厚い鉄の塊のツールで刃はついていません。薪割、掘る、釘打ち等キャンプで重宝するアイテムです。
BLUE BEE
航空隊の部隊マークなどミリタリーステッカーが各種揃ってました。特に注目は自衛隊装備の銘板風ステッカーです。愛車や家電に貼ると気分が高揚しそうです。
ミリタリーパッチも各種取り扱っています。
御山堂
猫と戦車の雑貨店だそうですが、F-15の「なないろ飛行教導群アグレッサー」ステッカーです。デフォルメされて可愛いです。100円って安すぎないですか?
オリジナルキャラ、ソ連をモチーフにした、そびえと猫ピロトカくん。ソ連のハンマーと鎌が猫じゃらしと猫爪で星は肉球です。
10式戦車や護衛艦いずもなどが可愛くデザインされたマスクケースなどもありました。
すてんがん工廠
将来に備えて日本人はこれを読んでおくべきではないでしょうか? 米軍のマニュアルの翻訳です。おまけで、ジャベリンサイトカードが付いてきます。このカードでジャベリンで照準している気分が味わえます。
各種展示コーナーでは1/1タイガー戦車の砲塔が! キューポラの中に入って記念撮影ができます。
米軍のM1943フィールドジャケットの編纂が時代を追って展示してありました。うーむ見ただけでは違いが分かりません。
ミリタリーイラストレーター重鎮の上田 信先生。自著本の販売だけでなく、2,000円で似顔絵をその場で描いてくれます。
小林源文閣下も健在です。購入すればサインもしれくれ、スタッフがツーショットの写真も撮ってくれます。かなり儲かったようですね(笑)。
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