ビクトリーショー ぶらり一人歩き 2021年9月【イベント レビュー】
レポート:伊部 好乃輔
今年の1月以来のビクトリーショー。丸1年経っても収まるどころか猛威を奮い、衰えることを知らない新型コロナ。1月の開催後、ビクトリーショーは何度か中止になり、現在も緊急事態宣言下ということもあり、中止もあり得ましたが、主催者側が完全な防疫体制を整え、人数制限を行うなどできることは徹底的にやり、なんとか開催に漕ぎ着けることができました。久しくミリタリーイベントがなかったこともあり、ぶらりではなく、じっくり堪能してきました。2021年9月23日、都立産業貿易センター台東館にて開催。主催はミリタリ屋。
アトリエ ベルナッツ
ラウゴアームズ社のエイリアンピストルのフルスクラッチです。そう、これはカスタムガン・コンテスト 2021で金賞に輝いたユニカさんの作品ブースです。3Dプリンタによるカスタムガンが多数販売していました。
Mann Pistol。ダミーカートリッジ式の未発火モデルガンです。
Downsizer WSP。こちらも未発火モデルガンです。
コリブリ 2.7mm拳銃。市販されている中では最小のセンターファイヤーモデルだそうです。もう筆者もわからないマイナーなものばかりです。
M586/M686の4インチ対応のGrand Master Universalキット。モデルガン、ガスガン、エアコッキングガンに対応しています。
ジャンクガンファクトリー
こちらも3Dプリンターによるリベレーターです。BB弾発射可能モデルです。
NOVEL ARMS
ノーベルアームズではEO-TECHやAIMPOINTなどの実物光学機器をイベント特価で販売していました。
トリジコンの日本正規販売店なので、各種光学機器がずらり勢揃いです。しかもこちらもイベント特価でした。
ノーベルアームズ自社ブランドの新製品がこちらのダットサイト、SURE HIT ARSです。非常にクリアな視界で、ダットは2MOAです。ナイトビジョンモード付き、耐衝撃は600Gと、もう実銃用クオリティです。それでいてお求めやすい価格に仕上がっています。
BURST-HEAD
発売されたばかりの東京マルイ 次世代電動ガンMP5A5用のSDハンドガードキットです。
トリガーガードを利用し、トリガーをしっかりロックして、ワンタッチで抜けるクイックホルスターです。グロック用の他、ハイキャパ、1911、AAP-01用などラインナップしています。
松栄
前回、次期新製品としてMP40のモデルガンが発表されていましたが……図面ができたが、形になるまではもう少しかかりそうです。写真のMP40は実物無可動銃です。
ガンモール東京
今回、残念ながら販売はなくサンプル展示のみでした。気になったのはM2カービンのGBBです。もちろん、フルセミ撃てます。装弾数は35発でフロン134a対応とのこと。ストックはもちろんリアルウッドです。
GunSmith BATON
SRCの新製品、MP5K PDW CO2GBBです。セレクターは「S、E、F」の初期型を再現。もちろんJASG認定のCO2ガスガンです。
LT-1
あの攻殻機動隊(1995年劇場版)に登場したCZN-22を模したカスタム電動ガン、ファマスS9です。
ガンナーズ
次世代のAK用のカスタムパーツは非常に少ない。そういうことで作ったそうです。3Dプリンターで通常は黒やTANに塗装してからの販売ですが、今回、イベントということでクリアーバージョンを販売していました。
S.Y.H
空き缶をサプレッサーにできる「DIY 空き缶サプレッサセット」14mm逆ネジ対応で、空き缶に18mmの穴を開ければ、サップレッサーに早変わり。結構消音効果もあるそうです。
キャップにも穴を開けて、薄いパーツ、キャップ、長いパーツの順に装着します。
リエナクターギア
名作映画『誰がために鐘は鳴る』で有名な? ルイス軽機関銃のレプリカです。外観だけのレプリカなので非常に軽いです。
宮川ゴム
電動ガンからガスガンまで各種パッキンがずらり。カラフルだし、この量は圧巻です。
BL工房
電動ガン、ガスガンを快調に作動させるための潤滑のみならず、防錆、消音効果もある超極圧潤滑剤「REVORUTION」。日頃のメンテナンスも重要です。
くじ引き賞品のマミーキーホルダーがなかなか可愛かったです。
山葵屋
ベルクロテープで留めてあるだけですが、傘にグリップがついた! 傘の横持ち防止にということですが、MOLLEやクリップつけてバックパックのサイドなどに引っ掛けられるようにしてなったらさらに便利かも。
M4系のストックが装着できるビニール傘もありました。
折り畳み傘ならSMG気分になれます。
防疫は今回も徹底して行っています。まず、ミスト消毒です。
クラスタが発生した場合のために連絡カードの記入をします。
連絡カード提出後、入場券の代わりにカラーのマスクが支給され、そのマスクが入場証の代わりになります。
また会場内で密になりすぎないよう人数制限も行っており、そのための待機スペースもあります。
久しぶりのミリタリーイベントということで大盛況でした。ただショップ、メーカーともに大きな会社ほど、また地方の業者はコロナで自粛しているのか、出展がなかったのが、少し残念でした。
しかし3Dプリンターの普及もあり、個人ブースで面白いものが多かったという印象でした。
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