ショットショーJAPAN 2016 春 ぶらり一人歩き
レポート:伊部 好乃輔
2016年5月28日(土)~29日(日)に半年に一度の西日本最大のミリタリーイベント、SHOT SHOW JAPAN春の部がDSI Clubの主催で開催されました。
今回も初日のみ、ぶら~りと物色してきましたので、レビュー致します。
東京マルイ
2週間前に静岡ホビーショーで発表されたばかりのKSG、M40A5、GLOCK22が、いち早く大阪で見て、触ることができました。
米ケルテック社のブルパップ・ショットガン、KSGをガスショットガンでモデルアップ!
3本のインナーバレルで、発射弾数も同時3発もしくは6発の切替式です。発売は今年、夏とのこと。価格はまだ未定です。
実銃で言うところのシェルの切替レバーが、左右どの位置でもシェルの取り出しができるように静岡ホビーショーの発表時から変更されていました。製品版でもこの形態になるということです。
ボルトアクション コッキングエアガン第3弾、M40A5です。
コッキング中にハンドルが下がらない「ボルトハンドル・ロック機構」を装備し、ボルトストロークも68mmと短く、慣れれば、速射もできそうですね。
カラーはODとブラックの2色を予定で、今夏発売予定で価格は現在未定です。
.40S&W弾を使用するGLOCK22がガスブローバックで登場です。
GLOCK 17と同サイズの口径違いで基本、外観上の大きな違いは刻印のみになります。
マガジンは実銃の新型マガジンを再現しています。マルイのグロックシリーズのマガジンと共用可能できるのは、うれしいですね。
AA-12 電動フルオートショットガン用の電動ドラムマガジンも価格も9,800円(税別)で決定し、パッケージも完成で、もうまもなく発売とのことです。
LayLax
KRYTACの電動ガンが大好評のLayLaxが何年かぶりかにSHOT SHOW JAPANに出店していました。
秋にはクリス ベクターの電動ガンの発売も予定しており、非常に楽しみなメーカーです!
ハートフォード
ダミーカートリッジ式モデルガン“MAUSER HSc”が6月中旬に発売とのことです。
ついに完成に近い状態で展示されていました。
最終弾を撃った後、ホールドオープンしますが、ボルトキャッチレバーはなく、手で引いてもスライドは戻りません。マガジンを入れることでスライドが前進し、初弾が装填されます。このようなメカニズムだと、初めて知りました。価格は26,800円(税別)です。
FOURSTAR
中華電動ガンショップでお馴染みのFOURSTARでは、格安の電動ガン、ガスブローバックガンがところ狭しと展示、販売されていました。
SFBC
大阪・日本橋にあるSFBCは海外製電動、ガスガン、光学機器を数多く取り揃えていました。
実銃用樹脂製パーツで有名なCAAのガスブローバックガンのM4が37,000円(税込)でした。過去に電動ガンは発売していましたが、ガスブローバックは初めてみました。
さらにWE P90のガスブローバックも販売されていました。価格は39,900円(税込)です。
Gun Shopグルカ
大阪・日本橋にあるGun Shopグルカ。今年の4月にオープンした中古買取、販売のショップです。
LA GUNSHOP
大阪・堺市にあるLA GUNSHOP。主に中古のガンやパーツを販売していました。
AK用のストックだそうです(笑)。まとめて買取した商品に混ざっていたそうです。売主様が自作したのか、どこかで販売されているものなかは不明な1点ものです。
Gun Shopアングス
東京・立川市のアングスもレアな中古ガンがメインで販売されていました。
今回、アングスの目玉は、アーマライト(豊和)製のAR-180の実銃無稼動銃だそうです。価格は...30万円!
マグナムショップ
むげん
ソ連時代(1980年代前半)のAK、SVD用の暗視スコープ「IPN58」の実物中古品、もちろん1点ものです。壊れてないようですが、電池がないそうです。価格は60,000円(税込)は高い? それとも安いんでしょうか?
「IPN58」用の電池です。冷戦時代とあって電池も独特のサイズとなっています。もちろんバッテリー切れの状態です。
モデルショップ PAPA
システマ PTWの販売、カスタム他、実物レールや光学機器も扱っています。
NBORDE
今回、モデルショップPAPAと合同で出店されていたNBORDE。こちらでは完全日本製でPTW用のフレームを製作しているそうです。
膜厚までMIL規格のHard Anodizingに準じ、コルトの刻印も打刻により再現しているそうです。これら設計、材料、加工、仕上、表面処理まですべて日本製で、価格は129,600円(税込)だそうです。
SOMETHING TACTICAL
台湾SRU製のWE SCAR-H BULLPUP KITやマルイ用GLOCK CARBINE KITが展示されていました。
またスペイン人が製作しているという3Dプリンター製のマルイ用のスライドです。なにより軽いのが印象的でした。強度やら動きはどうなのか興味のあるところです。発売は今年の8月ごろを予定しているとのことです。現在価格未定です。
ハンマーズ
AKメインのカスタムショップ、ハンマーズ。トイガン用から実物パーツまでAKづくしでした。
ノーベルアームズ
まもなく発売されるミニダット、SURE HIT MRSを展示していました。スコープとの併用やハンドガンのスライド直接搭載も可能(要加工)となります。6月末発売予定で価格23,800円(税別)です。
七洋交産
OPS COREのポリカーボネート製ヘルメットの生産が突然終了したそうです。その理由はNVマウント基部の強度問題らしいです。もう今ある在庫しかないそうですので、興味がある方は、お早めに。なお、カーボン製のほうは継続だそうです。
C-MORE最新の1~6倍のショートスコープ、C3です。11段階イルミネートで視野は非常に明るかったです。価格は30万円(税別)!です。
OPTION NO.1
ラジコン業界から電動ガン用高性能リポバッテリーやモーターで参入し、高い信頼を得ています。特に各種電動ガン用のサイズが豊富に揃っています。
サムズミリタリ屋
左は20mm、右は12.7mmのダミーカートです。現在、入手が困難で、おそらく今ある在庫分が最後だろうとのことです。
S&Graf
WWⅡのドイツ軍のレプリカ軍服から現用英軍、オリジナル自衛隊装備で定評のあるS&Grafは、お買い得な小物を中心に販売していました。
DRESS & GUN
Tシャツ、ショートパンツ、バッグなどなどがカラーや柄に係わらず、なんと500円均一でした。
レッドアフガン
中東、ロシア系の珍しい実物装備品を扱っています。
Garage Ogawa.com
米軍サープラス品中心のショップです。
陸自熊本駐屯地公式「くまもん」ステッカーです。現在、熊本震災のチャリティーとして、売り上げを寄付しているそうです。
トリイガレージ
米海兵隊の実物装備が中心のトリイガレージの目玉は20Lの新品未使用のジェリカンです。価格は8,400円(税込)です。
DSI Club
SHOT SHOW JAPAN主催のDSI Clubでは、シュアファイアなどのタクティカルライトや警棒、ナイフなど各種タクティカル装備を扱っています。
C-Tours LLC
アメリカやイスラエルで実弾による本格的なタクティカル訓練ツアーを企画しているC-Tours LLC。海外の伝手でおもしろいグッズも取り扱っています。
ドイツ製の訓練用フラッシュバン。ボディに200ルーメンのLEDが計9個組み込まれています。ピンを抜けばストロボ発光します。参考品です。
元特殊部隊の社長による豊富な海外事情知識とコーヒーに対する熱い情熱から今話題の、BLACK RIFLE COFFEE COMPANY(BRCC)製品も取り扱っていました。オリジナルブレンドと洒落の効いたパッケージで人気です。豆以外にもマグカップ、パーカーなども取り扱っていました。
TACTICAL & RESCUE GEAR RETRASH /
ADDICT
元自衛官でレスキュー用品を扱っているRETRASH(左)とミリタリーラジオを専門に扱っているADDICT(右)の合同ブースです。ADDICTでは、BRCCにインスパイアされて、オリジナルブレンド「BULLET BEANS COFFEE」を展開していました。
ホビーポート カタヤマ
各種ガン用のグリップを製作しています。リアルウッドだけでなく、天然アイボリー(象牙)ものあります。
正規で流通している象牙の端材、印鑑などにも加工できない部分を入手して製作しているそうです。
グレネード&エルフィン
日本刀の柄をイメージした1911、ベレッタ用グリップを販売していました。柄巻の形状が手にしっくりきます。
サージェントハート
実物のカートによるダミーカートやショットシェルケースやライフル弾ボールペンなどアクセサリーを製作しています。
VOLK TACTICAL GEAR
VOLK最新のL9パンツ。軽量で伸縮に優れており、非常に動きやすそうです。サイドのカーゴポケットは左のフラップポケット、中央のジッパーポケット、右のフラップポケットと3分割されています。価格は12,800円(税別)です。
小林源文
源文閣下描き下ろしのコミックだけでなく、マグカップ、湯のみやクリアファイルなどオリジナル商品も増えていました。どれも人気でした。
関西ヒストリカルイベント
ヒストリカルゲームイベントの告知やそのときの映像を常時公開していました。
また貴重な各国の赤十字ユニフォームの実物を展示していました。右から日本、アメリカ、ドイツになります。
コンバットマガジン
最新号からバックナンバーまでずらり並んでいました。
SATマガジン
SATマガジンブースには、みりどる乙夜さんも参加されていました。雑誌だけでなく、オリジナルカスタムやパーツも販売していました。
タニオ・コバ
いつも元気なコバ社長はGM-7のカスタムやモデルガン用パーツを販売していました。
特設ステージでは、恒例となっているモデルガンの試射を行っていました。M4/MGでのデモです。写真がブレたのではなく、リコイルでコバ社長が揺れているのです。飛び散るカートも写っています。
GM-7をベースにカスタムを販売しているB.W.C.もタニオ・コバと合同ブースで出店していました。こちらはGM-7のダブルキャップ(5mmと7mm)仕様のデモです。発射音、リコイル、マズルファイヤーがアップしていました。
今回、田村装備開発が初参加していました。
特設ステージでは、不審者確保の実演他、Q&Aなどを行っていました。
大阪・心斎橋のサンボウル前には開場の1時間半前ですでに50名近くが並んでいました。
会場は改装され明るくなって広く感じていましたが、もう身動き取れないほどの混雑でした。お昼ごろからちょっと雨が降りましたが、それでも5月28日(土)のみで入場者数は約1,200名ということで、大盛況でした。
今回もSHOT SHOW JAPANは熱かったです!
お買い得品から一品ものの珍しいものまで、興味を引くものがたくさんあり、衝動買いもありました。遥々大阪まで来た甲斐がありましたが、帰りの電車代残っているかな??
そして早くも次回、SHOT SHOW JAPAN冬は12月3日(土)~4日(日)に開催が決定しました。今から楽しみです。
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