ショットショーJAPAN 2015 冬 ぶらり一人歩き
レポート:伊部 好乃輔
2015年12月5日(土)~6日(日)、大阪のど真ん中、心斎橋のサンボール地下1階にて、SHOT SHOW JAPAN 冬の部が開催されました。主催はDSI Club。
毎年恒例、半期に一度の西日本最大のミリタリーショーです。今回、12月5日(土)にぶらりと散策してきましたので、その模様をご紹介します。
東京マルイ
11月に発売されたばかりの長物GBBのM4A1 MWS、イベント前日に発売されたグロック34の他、AA-12、M870 ウドッストックタイプが展示されていました。
すでに発表されたトイガン、もしくは発売されたばかりのトイガンのみの展示で、特に新製品発表はありませんでした。
セミ・フルでBB弾3発を同時発射する電動ガンの<最終形態>で期待が高まるAA-12ですが、2015年内の発売は残念ながらないとのこと。
東京マルイに伺ったところ、1月には発売したいが、時期はまだ未定だそうです。
気になる価格帯も5~6万円で調整中とのことです。
11月13日(金)に発売されたばかりのM4A1 MWSですが、出荷数が絶望的に少なかったようで、ショップ関係者によると注文数の10%程度しか供給されていなかったそうです。
東京マルイでは大増産し、12月7日(月)に第2ロットが出荷されるとのことです。
M4A1 MWSが大増産のため、AA-12の発売が遅れているとの説明がありました。
SHOT SHOW JAPANの前日12/5に発売になったグロック34。約5インチバレルモデルです。
1911とバレル長がほぼ同寸というのも意外な印象を受けます。もっと長くみえます。
一部シューターは注目しているようですが、サバゲーマーには受け入れられるか気になるところです。
ガスショットガンのM870 ウッドストックタイプ。リアルウッドと見間違えたほどよくできています。価格、発売時期はまだ未定とのことですが、レシーバーは新規金型、ストックもリアルウッドではないので、M870 タクティカルとほぼ同価格くらいを予定しているそうです。
今回、日本代表する劇作家の小林源文先生(源文閣下)がいらっしゃいました。
オリジナル描き下ろしのコミックをメインに出展されていました。
それも午後2時過ぎには完売したそうで、急遽、6日(日)の販売分を東京から送る手配をされたとか。
源文閣下の代表作『黒騎士物語』の「ゲンブン作戦帳」(左)と「俺のケツをなめろ!」カードゲーム(右)です。カードは現在増刷中で予約をとっていました。「黒騎士」ノートを買っちゃいました。
タニオ・コバ
モデルガンの神様といわれるタニオ・コバの社長、タニコバさん。
快調作動のモデルガンGM-7のイベント限定カスタムモデルを販売していました。
GM-7用新カートのポリマーイージーCPカート(インナー、ケース20発セット)が2,000円で新登場です。
GM-7用としては通算三代目になります。さらに熟成され、100発連続発射でも確実発火が可能とのことです。
GM-7用新カートのポリマーイージーCPカートはこのようにキャップ火薬を込めます。
ハートフォード
最近発売されたばかりのモデルガンのデリンジャー ナンバー3 HWです。
実銃では.41口径弾を使うそうです。装填はHKのM320グレネードランチャーのようにバレルが横にスイングアウトするのですが、HKとは逆向きになります。全長はショットシェルの大きさからわかるようにかなりコンパクトです。価格は18,500円(税別)。
間もなく発売されるCOLT S.A.A.45 GHOST BLACK。外観ほぼすべてHW素材に独特な金属感を醸し出すゴーストブラックメッキ処理されたモデルです。
シビリアン:37,000円(税別)、アーティラリー:38,000円(税別)。
インターマーケット
映画『アメリカン スナイパー』のモデルとなったクリス・カイル氏が愛用していたというアイウエア、リキッドと、スポーツ界・米陸軍パラシュートチーム「Golden Knights」での使用実績があるアイウエア、GATORZ(ゲーターズ)を販売。
アルミ削り出しによるワンピースフレームでレンズには2mmのポリカボーネート採用しています。
ワンピースフレームなので、テンプルの折りたたみはできません。レンズは、ショットガンでの射撃にも耐える性能でANSI(米国家標準協会)、JIS規格をクリアしているそうです。
オプション ナンバーワン
リポバッテリーで定評のあるオプション ナンバーワンでは、バッテリーだけでなく、オリジナルブランドのBB弾も販売していました。
台湾メーカーのSRCの電動ガンも取り扱いを始めたそうです。上からSR40、SR416のバリエーションが並んでいます。
いわゆるMP-40のSR40は電動ブローバックモデルらしいです。AGM製のような実銃にないセレクターもなく、外観はリアルです。
ブースの人に伺いましたが、フル・セミ切り替え可能なのか、フルオートオンリーなのかわからないと返事が...(笑)。非常に気になりました。
価格は共に48,000円(税別)とのこと。
NOVEL ARMS
低価格で高精度のスコープブランドのNOVEL ARMSのブースです。同社はAimpoint、EO-TECH、ESSアイウエアの日本代理店でもあります。
2016年1月に再来日するクリス・コスタ氏公認のCOMBAT T-1 COSTA MODELが19,000円(税別)で先行販売していました。
間もなく発売になるESS 5Bのオリジナルロゴモデルが展示されていました。価格は23,000円(税別)とのこと。星条旗の専用ケースも付属するそうです。
サムズミリタリ屋
WWⅡ時のレプリカ装備から現用実物まで幅広く扱う老舗ショップです。
不発、誤爆が多いことからレッドデビルとありがたくない、あだ名をつけられたイタリア軍のブレダ手榴弾のレプリカが売っていました。
その他にも旧日本軍の九七式、ドイツ軍のエッグ型手榴弾もありました。価格は各3,000円でした。
FORSTAR
海外製トイガンを扱うFORSTARでは、イベント特価品が満載でした!
お勧めはARES LMG用ChinSAW Zombie Killerキット、価格28,000円です。
S&Graf
オリジナルのミリタリー装備を各種プロデュースしています。低価格で高品質のものが多いです。陸自迷彩グッズに実物生地によるマルチカム、クリプテックのアイテムがお勧めです。
L.A.ガンショップ
主に中古トイガンを販売していました。しかも東京マルイの人気機種のガスガンが驚くほどの価格ばかりで、かなり心が揺るぎました...。
TACTICAL & RESCUE GEAR RETRASH
元自衛官で、レスキュー用品を公官庁に納入しているRETRASH(リトラッシュ)。タクティカル装備の販売だけでなく、その講習、さらにはアクション映像の監修、指導も行っているそうです。
ADDICT
ミリタリーラジオとオリジナルパッチのADDICT。ラジオ関連商品は実物が多く、取り扱い数もあまり多くないので、主にネットで販売しているそうです。
実物中古のペルター他、マニアックなものがいっぱいありました。
右の写真はレプリカのガワだけのPRC-148に独自回路が組み込まれています。
実物ペルターを無加工で特小電力無線機で使用できるようカスタムされています。価格は31,000円。
サージェントハート
実物のカートやショットシェルでオリジナルアクセサリーを製作しています。
新製品はショットシェルのリムをカスタムしたボタンです。左からシルバー/2,200円、カッパー(銅)/2,200円、ゴールド/2,500円です。
七洋交産
SUREFIRE、OPS CORE、Smith Opticsなどの代理店で、現用装備ファンには垂涎ものばかりです。
特にOPS COREはパッドや4点式チンストラップが各パーツごとに販売されており、自由にカスタムできるのがいいですね。
アングス
老舗のガンショップ、東京・立川のアングス。主に30年以上前の中古モデルガン、ガスガン中心の品揃えでした。
初期のガスブローバックであるMGC GLOCKシリーズがこんなにたくさん! しかも3,000円くらいでしたよ。
古鷹屋
旧日本軍のレプリカを扱っていました。前期、後期、所属によって帽子の色合いがすべて微妙に違います。
残商店
こちらは主に実物の旧日本軍装備がメインに取り扱っていました。この九九式ガスマスクは超レア品ですが、25,000円とは、意外と高くないような気がします。
トリイガレージ
米海兵隊の実物装備をメインに扱っています。き章や階級章の品揃えはなかなか貴重ではないでしょうか。
Garage Ogawa.com
ガレージ Ogawaも実物米軍装備を中心のショップです。
レア物を発見! 米海軍のAOR2のグリーンが販売されていました。SEALsの他、海軍の工兵隊、いわゆる「シービーズ」が着用しているそうです。生地にはUSN(NAVY)のロゴがプリントされています。
Gすてんナイツサイトー
モデルワークス グ(G)レネード、すてんがん工廠、エルフィンナイツ、PXサイトーというコアな合同ブースです。
昨今の日本刀ブームにあやかった(?)1911用刀グリップです。樹脂製の一体型ですが、よくできています。
DEVGROUP
Crye Precision製品専門店でネット販売が中心とのことでした。
DSI Club
SHOT SHOW JAPANの主催でもあるDSI Clubでは、タクティカルグッズを数多く取り扱っていました。
バーストヘッド
ボスゲリラとみさみさが大阪に駆けつけてきました。
前日までグアムにいっていたそうです。非常に忙しそうでした。
アームズマガジン
今回はアームズマガジンも出展していました。本誌だけでなく、ムック、別冊と各種取り揃えていました。
コンバットマガジン
「コンバット」最新号からバックナンバー、ミリスマを販売。
SATマガジン
今回も乙夜さんが参加していました。また田村装備開発からも助っ人が来ていました。
12月5日(土)の入場者数は主催者に伺ったところ約1,200名とのこと。
6日(日)も800~1,000名の入場が見込まれるそうです。
ここ最近のサバゲーブームでここ2、3年は入場者数が増えているそうです。
次回のSHOT SHOW JAPANは2016年5月28日(土)~29日(日)に決定しました。
もちろん、また来年も大阪に「くいだおれ」「買いだおれ」の旅に行くつもりです~。
2015/12/07
■関連リンク
ミリタリーイベント一覧