ショットショーJAPAN 2014 冬 ぶらり一人歩き
レポート:戸井 源太郎
2014年11月29日(土)~30日(日)に大阪・心斎橋のサンボウルで開催されたSHOT SHOW JAPAN 2014年冬をぶらり一人歩きレビュー。今回は私、戸井 源太郎がレポートさせていただきます。
毎度お馴染みの大阪・心斎橋アメリカ村にあるサンボウル地下1階が会場です。
今年の春にビルの外観、内装が改装されて綺麗になっていました。
開場直前にちょっと雨が降りましたが、その後は曇りで、意外と暖かかったです。
東京マルイさんの次世代電動ガン、HK417アーリーバリアントは12月22日発売決定。価格は82,800円(税別)。
主要パーツはアルミ製で完全新規。形は似ていますがHK416と共用パーツはほとんどないそうです。
シースルーの70連マガジンと、オプションの600連射マガジン。
今回、HK417を空撃ち体験試射することができた。トリガーレスポンスは、今までの次世代とはまったく違うキレのよさ。乙夜さんも驚いていました。
トリガーレスポンスのよさの秘密は、従来の2倍のトルクを発揮する高磁力・サマリウムコバルトモーターにより実現しました。
残念ながら東京マルイさんでは、現時点で、このモーター単体でのオプション販売は考えてないそうです。
高磁力・サマリウムコバルトモーター同士くっつくと強力な磁力により簡単には外せないのです。
12月5日発売予定の電動ハンドガンのハイキャパE。
ハイキャパE用のオプションも順次発売予定です。
マズルアダプター、100連マガジンを装着するとインドアゲームなどでかなり役立ちます。
ハイキャパEは特設レンジで試射もできました。意外に重量があり、質感もよかったです。
またトリガーのキレが今までの電動ハンドガンシリーズと比べ物にならないほど。
9月の全日本模型ホビーショーで参考出品されていたハイブリット・ナイトサイト搭載のS&W M&P9 FDEの年内発売が決定!!
いつもお元気なタニオ・コバの小林社長。
毎回、SHOT SHOW JAPANには参加しています。
快調作動!
タニオ・コバ M4 MG(モデルガン)のフルオート射撃デモがイベントブースで行われました。
イベント用に東京マルイ ハイキャパ用のレイルフレイムB級品を販売。
モデルガンのGM-7には対応していないので注意してください。
雑誌の撮影やイベント展示などで使用したGM-7 KIMBAR、SFなど超特価で販売。ほとんど新品ですが、中古扱いでお買い得となっていました。
ハートフォードからは1850年代末にアメリカで開発されたスタールのモデルガンの試作品を展示。
このガンは世界初のダブルアクションというべき画期的な1丁とのことで、トリガーの後ろにあるレバーを上にするとシングルアクション。下にするとダブルアクションに切り替えられます。
このスタールをシングルアクションでトリガーを引くとハンマーが起きるだけ。
射撃する場合は、トリガーの後ろに位置するもう一つのトリガーを引く二段式。不思議なメカニズムですね。
先日のVショーでも展示されていましたが、ハートフォードの次期新製品としてモーゼルHScの製作が発表され、試作品のスライドとフレームが展示されていました。
SHOT SHOW JAPANを主催しているDSI Club。ライトやツール、ホルスターなどがところ狭しと並んでいました。
Big-OutのブースではDTMを展示・販売。次世代にDTMを組み込みんだデモ機の空撃ちをさせていただきました。
次世代のリコイル機構をオミットし、トリガーストロークを短くし、11.1Vのリポを搭載。
そのトリガーレスポンスは驚きです!
VOLK TACTICAL GEARでは、最新のマルチカムのデザートカラー、ARID生地によるチェストリグがもう販売されていました。
AK系カスタムに強いハンマーズでは、カスタムや各種AK用パーツを販売。
LCTのAKMベースにしたMIカスタム(手前)。
各種有名メーカーの装備を扱っているアグレッサーグループ。
写真はクレイのCPC(CAGE Plate Carrier)というプレートキャリアです。
カメラをライフルのように構え、シャッターが切れるBushHawkのマウント ユニバーサル。
サムズミリタリ屋には、映画『フューリー』でブラッド・ピット用に製作されたタンカースジャケット初期型が展示(非売品)されていました。
タグに『フューリー』でのブラッド・ピットの役名「WARDADDY]とあります。映画用に20着程度用意された1着だそうです。
残念ながらこのタンカースは実際にはブラッド・ピットは着用しなかったとのことでした。
貴重で程度のよいモデルガンをメインに東京から車で来られたアングス。
ブラックホークの代理店のウィリーピート。
東京マルイG17用のCQCホルスターがマルイのM&Pにも使えます。
またこのコヨーテタンはウィリピートの特注カラーとのことでした。
ミリタリーショップTANKは泉佐野に近日オープンする新フィールド「泉州・タクティカル・フィールド」にもお店を出すそうです。
モデルショップPAPAのブースには実物の光学機器が各種並んでいました。
光学機器からベストなど各種装備の中華製レプリカ製品を扱うSFBC。
CAAのM4用のモノポッドがついたストックはチークパッドもあり、使い易そうでした。
第二次世界大戦時の激戦を再現して楽しむヒストリカルゲームを主催している関西ヒストリカルイベント。
塹壕戦では強力な威力を発揮したスコップ。ゲームでは危険がないよう厚紙を丸めた柄にスポンジシートでスコップを再現したアイデアグッズです。
程度のよい中古トイガン中心に販売していたL.A.GUNSHOPさん。
ナチス・ドイツの軍装を豊富に取り揃えるカンプバタリオン。多くはレプリカでしたが、中には貴重な実物もあったりします。
T.P.LABOで見つけたTALONのグリップの滑り止めシート。XDMのグリップ形状に合わせてあって、デザインもカッコいいですね。スライドのエングレ(彫刻)は参考です。
各種ガン用の滑り止めシートが2,000円でした。
戦書や銃器マニュアルの洋書を翻訳し、自費出版しているミリタリーナレッジレポーツさん。
中東アラブの過激派グッズを手作りしているカッサム旅団。
大阪の老舗ガンショップのむげん。
むげんブースでは、なんと超貴重な旧日本軍の九八式37mm戦車砲照準器が15万円で!!
Gすてんナイツのブースでは、ハンドガンのグリップにセクシーギャルが立体で表現された"ぐり子さん"シリーズを販売してました。
セクシーなデザインに目がいきますが、握ってみると実はフィット感抜群のグリップなのです。
浅商店では、旧日本陸軍の三八式小銃の弾盒にぴったり入る当時の実包箱に模したBB弾入れを製作。
ベルクロ式で中にBB弾が入れれるようになっています。
パッチから装備、カミースなど製作している明日香縫製。
FOUR STARでは、A&KのMk.43やミニミといったLMGが入荷してました!
同じく、FOURSTARではS&Tのイタリア軍の最新制式小銃ARX160の電動ガンが、なんと12,000円のイベント特価で販売していました。
S&Grafでは実物のクリプテックとマルチカムトロピックの生地を使用したキャップを販売していた。現在、同生地でコンバットシャツとパンツを製作中。
発売は来年になるとのことです。発売が待ち遠しいですね。
ノーベルアームズでは低価格で高品質のスコープ、シュアヒットシリーズが人気。
他にESSやエイムポイントやELCANの代理店でもあるのです。
ELCAN SpecterDR 1X4がイベント特価で276,000円でした。通常価格より10万円以上も値引きされていました。
ずらりと各種ハンドガンが並ぶ玖須美屋のブース。
この1911は、実は木製。しかも輪ゴムを飛ばすゴム銃なのです!
SATマガジンのブース。
コンバットマガジンのブースではミリスマを販売していました。
アームズマガジンのブース。新刊が沢山置いてありました。
コスプレスタジオを運営している光画社 第5研究所からかわいいコスプレーヤーさんが遊びにきていました。
元現役海兵隊のリース軍曹が春に続き、SHOT SHOW JAPANに参戦していました。
"元現役海兵隊"というのは海兵隊は基本、生涯現役なのだそうです。
退役しても海兵隊は海兵隊という意識が強く元というと、現在では海兵隊とは完全に関係ないというニュアンスに聞こえるので元現役のほうがしっくりくる。その表現にしてくださいとリース軍曹がおっしゃっていました。
リース軍曹と乙夜さんで米海兵隊についてのトークショーが開催されました。
実はリース軍曹は関西育ちなのだそうで、バリバリの関西弁で米海兵隊について語っていました(笑)。
またボケとツッコミもできる稀有な元現役海兵隊員で乙夜さんにも容赦のない突っ込みを~。
SHOT SHOW JAPANのスタッフさんもミリタリー装備で完全武装。こちらはロシア内務省の特殊部隊装備とのことでした。ヘルメットのバイザーも独特な形状。まるで潜水服のようですね。
左はいつも人民解放軍スタイルの元気な女性スタッフさん。右はギリースーツで会場を散策する人。中の人は誰だったのか、最後までわからず仕舞いでした(笑)。
主催者からの情報になると2014年冬のSHOT SHOW JAPAN初日の29日(土)だけで入場者は1,000名を超えたとのことでした。昨今のサバゲブームにより、今年は来場者が増えているそうです。
関西方面もサバゲフィールドが増えつつありますし、ミリタリー・サバゲブームはまだまだ盛り上っていきそうに感じたイベントでした。
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