MOA ぶらり一人歩き 2017年12月 パート3
2017年12月1日(金)~3日(日)に台湾新台北市にある新莊體育館で開催されたミリタリーイベント、MOA(Military Outdoor Airsoft Exhibision)のぶらり一人歩きレビュー。主催は台湾のミリタリー誌QRF.mag。
なお、本海外イベントでは日本の法令に適合していない製品も含まれるのでご承知願いたい。
SLONG
お姉さんが持っているのはグロックベースにG Kriss Xlを組み込んだカスタム。フロントグリップ部が予備マグホルダーになっている。このパーツは3Dプリンタではなく、インジェクション成形だ。
その他、レールハンドガードやハイダー類も。
RA-TECH
ガスブロM4用のカスタムパーツを組んだSAI GRY。
SAI AR-15 鍛造レシーバー。
SAIスチールボルトキャリア。WE、WA/G&P、GHKに対応する。これらはEMGのサブライセンスによるもの。
SFA
1911 TRP .45ACP。CO2とグリーンガスに対応する2本のマガジンが付属。
また夜店で使われるコルク銃も展示されていた。日本では温泉街や遊園地でたまに見かけるけど、台湾は夜市が沢山あるので、こういったニーズも多いのかも。
POSEIDON
エアガン用内部パーツを展開するPOSEIDONではグロック用サイト、CYCLOPS SIGHTが展示されていた。
集光アクリルを使用したサイトで覗くとこんな感じ。オレンジの6角形リアサイト内にフロントのグリーンドットが浮いている感じ。とても新鮮なサイトピクチャーだった。
GHK
GHKのM4 GBB Ver.2。
CNC加工のレシーバー、コルト正式ライセンス刻印など。
Centurions Option
FAB DEFENSEやCAAなどの実銃パーツを輸入販売するCenturions Optionでは、FABのルガー10/22用ストックを展示。
樹脂製で軽量な折り畳み式カービンストック。KJの10/22に対応している。グリップ部はモスバーグ用のAGM-500が使用されている。
MP5用ハンドガードレールMP5-RSに、TAL-4バーティカルグリップを装着。
フォールディングストックのUAS-MP5。チークピースの上下調整もできる。
またこのMP5にはTRUGLO TRITON™ 28MM TRI•COLOR RED•DOTが搭載されていた。
FAB Defense MOJO grip。ARのマガジンハウジングに取り付けるマグウェル。
ベース部にさまざまなデザインのフロントカバーを取り付けることができる。
Meprolight FT Bullseye。
集光アクリルによるサイトシステム。
CAAのMicro RONIピストルカービンキット。写真はグロック用で簡単に取り付けができる。
ANNYちゃんがブースでモデルをしていた。
IRON AIRSOFT
バトルアームズやレミントンのR5 RGPのカスタム電動ガンが展示されていた。またXプロダクツタイプの電動ガン用ドラムマガジンも。
MIL-SIG
圧縮エアーを用いたHPAシステムを組み込んだエアソフト。電磁弁が組み込まれているので、トリガーレスポンスが良く、回転数は早い。
またMIL-SIGでは、1つのシステムで6mmBBのエアソフト、ボールベアリングを使用した狩猟用エアガン、ペイントボールガンの3種を展開している。
XIA LASER
綺麗なカラーウレタンをレーザーカットしたガンケース用のインナークッション。
さまざまなカラーやデザインに対応している。
XCORTECH
XCORTECHの電子ターゲット。
日本企業のブース
日本からはショウエイがエアブローバックガン、G43やMG42などを展示。
サムズミリタリヤ。
九龍商店街区。
軍服の展示
世界百年軍服展。
過去100年の古今東西軍服の展示。
WWIから現代の最新装備まで。
サークル展示
LARP中古世紀生存遊戯。中世ファンタジー系サークル。
剣や盾、衣装など凝りまくっている。
32 WPTI。元軍人や警察官などで構成されたサバゲサークル。サークル専用の地下CQBフィールドでトレーニングしたり、屋外でゲームなどしているそうだ。
甲飛喇叭隊第十一分隊。日本のサークルだが、台湾でもイベントをしたそうで、台湾メンバーのホさんが活動内容を展示していた。
開場でお会いしたPopular AirsoftのOptimusPrimeことVictor。長年メールでのやり取りはしていたのだけど、ついにお会いすることができた!! 東北製作所のブースで偶然お互いに気づいて「あーっ!! あなたが!!」と双方で叫びながら握手した(^_^;。
QRFマガジンの朱編集長。今回オフィシャルホテルの宿泊手配などしていただいた。
QRFマガジンは創刊から約2年ほどの新しい台湾のミリタリー誌。
台湾の最新トイガン事情をみると、気候が温暖なことや高圧ガスの規制が日本に比べると厳しくないこともあり、ガスブローバック(GBB)の商品展示が多かった。GBBライフルで言えば樹脂製の低価格なものから、CNC加工の高精度なものまでさまざま。
ハンドガンは日本と異なり、フルメタルOKなので12kgのグリーンガスでガツンガツンと激しいリコイルが味わえる商品が多い。
また外部ソースのHPAを搭載する商品も徐々に見かけるようになってきた。
電動ガンではVFCも電子制御トリガーやステッピングモーターを採用した商品を展開。各メーカーオリジナルデザインのARが主力となってきている。
またVFCやBOLTはMP5系シリーズの新商品も充実している。MP5は古いモデルだから売れないなんて考えはなさそうだ。
H&KやKAC、COLTといった実銃メーカーの正式ライセンスを取得するのはもはや当たり前。そしてトイガンメーカーとパーツメーカーや電子メーカーなどが各分野の得意ジャンルでコラボするということも珍しくなくなってきている。台湾メーカーだけでなく、香港を拠点として中国で大量に製造される安価なトイガンは世界を席巻しているとも言われている。
今回の第1回MOAはアメリカ、ヨーロッパからのエアソフトメディアも多く訪れていて、今後世界中のエアソフトファンが注目するイベントになりそうだと感じた。
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