静岡ホビーショー 2022 東京マルイ / クラウンモデル 新製品
2022年5月11~15日に静岡県のツインメッセ静岡で開催された第60回 静岡ホビーショー 2022にて展示された東京マルイとクラウンモデルの製品展示をご紹介します。
会場内はコロナ前と比べても出展者も同じくらいの賑わいを見せていた。ただ、業者招待者を東日本と西日本で来場日程を分けていたので、来場者密度は低く感じた。
東京マルイ
まずはなにはともあれ、東京マルイブースへ直行!!
今年は感染対策もあってか、スタッフのプレゼンや、試射や手にできるモデルがなかったのが残念。
今回の新製品発表はMP5 SD6 次世代電動ガン。2021年の夏に発売されたMP5A5のバリエーションモデルだ。
外観上の違いはフロントセクションで円筒形のハンドガードと、サプレッサーが標準装備されたこと。
フロントセクションは新規製作となっている。筆者の世代だとチャーリーシーン主演の映画『ネイビーシールズ』で叫びながらこのSDを撃ちまくるシーンが思い出される。ま、正確にはグリップフレームが新型旧型などの違いはあるのだが。
STORY TIME : 『ネイビーシールズ』映画装備解説
サプレッサーは実銃同様のグラデーションのかかったシボ加工が塗装で再現されている。サプレッサーはアルミ製で内部に吸音材も組み込まれる予定だそう。取り外せばM14逆ネジ仕様なのでトレーサーなど各種対応マズルデバイスを取り付けられる。
レシーバートップの刻印がSD仕様になっている。
従来のニッケル水素ミニSバッテリーのほか、今年の夏から秋にかけて発売予定の純正リポバッテリーにも対応する。リポバッテリー、昨今の半導体不足で発売が遅れているとのことだ。
ハンドガードが円筒型になったので、コッキングハンドルの角度が変更になっている。A5に比べより立っている。
ハンドガード根元の溶接痕も再現したとのことだ。SDの実銃ってじっくり見た記憶がないのだが、こんな風になっているんだね。
ストックやレシーバーなどはA5同様。このMP5 SD6、価格はA5と同じくらいを目指しているそうだが、やはり部品点数が多くなるので、少し高くなってしまうかもとのことだった。
MP5用のオプション装備も展示されていた。マルイのドットサイトMTDが搭載されている。
次世代電動ガンMP5専用 マウントベースと、マイクロプロサイトマウント。
リアサイトをベースごと取り外して、このマウントに取り換えると、マイクロプロサイトがローマウントできる。
次世代MP5シリーズ専用のダブルマガジンクリップ。
次世代MP5シリーズ共通のマガジン。
続いてはガスブローバックショットガンのサイガ12K。価格は49,800円(税別)。近日発売予定。
亜鉛ダイキャスト製のレシーバーに、厚手のブラック塗装で、いかにもアーセナルあたりの民生AKの仕上げっぽい雰囲気になっている。最近のマルイってこの仕上げの感じが凄く上手いなぁと思う。
マズルから覗いてみると3つのアルミ製インナーバレルが見える。真鍮製かアルミ製かの判断って何でしているのか聞いてみたところ、やはり原価が違うようで、3本必要なショットガンということもあって、アルミ製になったのだそう。ただし、マルイとしてはアルミと真鍮で特に命中精度は変わらないという認識だそうだ。インナーバレル長は300mmとのこと。
ストックはAK74MNでも見られた樹脂製フォールディングタイプ。一応74とは別パーツとのことで、仕上げのシボの具合も少し違うようだ。
ハンドガードは樹脂製。セミオートショットガンなので固定式。
フロントサイトには金色のビードが取り付けられている。その後ろのダイヤルを回すとレイルが上下してエレベーション調整できるそう。
リアサイトはノッチではなく、かなり感覚の広いガード状のもの。
マガジンは樹脂製のシェルから内部を取り出せる。スペアマガジンの価格は4,980円(税別)。
内部には温度測定シールが貼られていてマガジンの冷え状態の目安になる。マガジン装弾数は45発なので、15ショット可能。
スタッフさんにボルトを開けてもらった。フルストロークではないが、結構後退する。サイガ12Kは3発同時発射のガスブローバックガンで、固定ホップ方式。0.25g弾に最適化されているそうなので、0.2g弾だと少し浮き上がり気味になるとのこと。ストレートホップ式を採用しているので、3発が同じようにホップが掛かって真っ直ぐ飛んでいくそうだ。
レシーバーにはAK74MN用のサイドマウントレイルが装着できる。
10歳以上対象のエアコッキングリボルバー、SAA.45。ブラックはすでに発売済みで、シルバーが近日発売予定。価格は12800円(税別)。
バレル長はなぜアーティラリーにしたのか聞いてみたところ、「社内でリサーチしたところ、一番人気があるのがアーティラリーだったからです!」とのことだった。てっきりシビリアンが一番人気だと思ってた。
また、他のバレル長も検討しているか聞いてみたところ、まずはアーティラリーを発売したばかりだから、これに注力したいとのことだった。でもバントラインスペシャルとか出たら面白すぎですよ、なんて雑談もしてみた。
コンパクトキャリーガスガンのカーヴ。カーブじゃなくてカーヴ。
こちらは先日のニコニコ超会議でも展示されていたが、会場で見ていた女性から「カワイイ~!」なんて声が聞こえた。確かに丸っこくてちっちゃくてかわいい。このシリーズ、カラフルな限定色とか出ないのか聞いてみたところ、開発段階でいろいろなカラーバリエーションを検討していたそうで、社内にいろいろな塗装済みの試作があるんだって。そういうの一度見てみたいなぁ。
トリガーガード内の上側にマニュアルセフティレバーがある。
前から見るとカーヴの名前通り、コンシールドキャリーしやすいように湾曲している。
グリップのメダリオンをよくよく見てみると...、TAURUSじゃなくて、T.MARUIだっ!!
パッケージデザイン。カーヴは右面が表になっている。
LCPシリーズとボディガードのロングマガジン。装弾数は15発...ノーマルから5発の増加。握りやすいのは良いんだけど、もう少し弾数が欲しかったかな。長いのも検討したそうだけど、カッコ悪すぎだったそうで、この長さに落ち着いたみたい。
発売中のURG-I 11.5インチモデル 次世代電動ガン。
発売中のVSR-ONE ボルトアクションエアコッキングガン。
彩まよいちゃんコーナー。かなりの面積をこのコーナーに割いていて、東京マルイがVRコンテンツにいかに注力しているかがわかる。
クラウンモデル
今回注目度の高かったクラウンモデル。
すでに発表されていたが、コロナなどいろいろあって発売が延びていたコルトマスタングとSIG P238。発表当初Dコッキングというトリガーを引くことで発射、スライドも引いて発射の2WAY方式を採用する予定だったが、通常のスライドコッキング式になったそう。
サンプルを空撃ちさせてもらったが、かなりトリガープルが詰められていてシングルアクションのコンパクトガンらしさが演出されていた。これは欲しくなる!!
低価格を実現するためにハンマーはフレーム側に固定されていて、スライドを引いても動かずスライド内に潜り込む感じ。セフティは本来のスライドストップレバーを押し下げることでトリガーロックする。サムセフティパーツは可動はするがダミー。
カラーリングは各2種類ずつ。価格は2980円(税別)予定。今年中には発売したいとのことだった。
コルト ウッズマン 10歳以上対象のエアコッキングガン。
ウッズマン!! うわ~きたこれ~!!!。ウッズマンのエアガンって久しぶりじゃないだろうか?
ターゲットの4.5インチ、6インチとマッチターゲット6インチモデルの3種類が発売予定。これ18禁モデルも出してほしいなぁ。飛葉モデルも欲しいってオールドファンもいるだろうなあ。
こちらも10歳以上対象のエアコッキングガン、SIG P320とM17。
このモデル、SIG AIRのCO2ガスガンが国内ではすでに発売済みで、マルイもリキッドチャージ式のガスブローバックガンを発表済み。そこへクラウンがエアコキで三つ巴の様相。果たしてライセンスの問題はどうなるのか?
こちらはDコッキング方式とのことで、トリガーを引くだけでも撃てるし、スライドコッキングしても撃てる。
各部ディティールもかなり作りこんでる印象だ。
こちらはスライドストップ P228という10歳以上対象のエアコッキングガン。その名の通り、最終弾を撃ち終わるとスライドがホールドオープンする。
クラウンオリジナルのガンスタンド、トラスタンド。オートマチックハンドガン用、リボルバー用、AK用、AR系用と各種ラインアップ。
各スタンドベースはコネクトできるようになっている。
クラウンモデルのエアガンで、一番人気は? とお聞きしたら、このSHOT GUN SNIPER II 通称ミニスパスということだった。確かに小さくてポンプアクションできて、10歳以上対象で3980円(税別)というリーズナブルさ。
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