2009年8月1、2日に東京都浜松町にある都立貿易産業センター 浜松町館で開催されたのでレビュー。
まずは、東京マルイブースから。
東京マルイのオフィシャルサイトのイベント告知で事前に左のように記載されていた。「もう一挺、今ここでは書けませんが展示...」という思わせぶりな記述が非常に気になっていたのだが、いってみると基本的に静岡ホビーショーと同じ出展内容。で、この文章を書いたという広報スタッフに直接聞いてみたところ「んー、そんなこと書いたかなぁ? 覚えてないなぁ。」とはぐらかされました。こらーっw!!
さて東京マルイの新商品L96 AWSは2009年8月26日に29,800円(税抜)で発売決定。お盆休みに遊べないのは残念だが、リアルなマガジン位置やスムーズなコッキングストローク、そして抜群の命中精度など充実した内容に期待が高まる。
次世代電動ガン、SOPMOD M4の展示。
オプションパーツ類の発売は9月頃の予定だとか。
次世代電動ガンのバリエーション、AK102とAKs74。5.56mm×45弾仕様のAK102は待ち望んでいるユーザーも多いはず。
発売済みのFN 5-7とバリエーションラインのM92Fハーフシルバー。
同じく発売済みのSIG P226RAIL ハーフシルバーと、発売日&価格未定ながら非常に気になるグロック17カスタム。
発売日未定、シングルガバフレームに4.3インチスライド、アンダーマウントレール搭載のタンカラーが眩しいデザートウォリアー4.3と、コルト パイソン・ステンレスモデル。
あとは先日発売して好評の、7歳以上対象の最新銀玉鉄砲、ニュー銀ダン。トリガーアクションだけでピストンコック、エアの力と固定ホップアップで低パワーながら安定した弾道を実現。
ニュー銀ダンって、ニューということは以前に銀ダンという商品があったのかと思って聞いたら、そういうことではなく、銀玉鉄砲の新しい形という意味でニューと名付けたそうだ。
好評発売中のファン付きフルフェイスタイプのプロゴーグル。
夏場のサバイバルゲームにおススメ。
さりげなく新商品の超小型ラジコンヘリが。オフィシャルサイトのムービーは社長室で撮影したみたい。
余談だが、東京マルイは5月GWのブラックホールにはここ何年かは出展していないようなのだが、主催者レオパルド発行のチラシには出展リストにマルイの名が書いてあったりする。勘違いしている人も多いので念のため。
つづいては、タニオ・コバの新商品、M4A1カービン。
前回の09アンリミテッド会場でタニオ・コバの小林社長との話で「夏のブラックホールに市販バージョンのM4もっていくよ!」とのことだったので期待していってみた。
ありました!! タニコバM4。2009年10月発売予定。
レシーバーはアルミダイキャスト製で焼付け塗装。
刻印はタニコバオリジナル刻印で発売される。
左側面の刻印はこの状態。STGAの表記とロットナンバーが記される。
リアル刻印は出さないのですか? という質問には、「リアル刻印にはロイヤリティが商品価格の8%かかる。なので、あとからロアレシーバー単体パーツとして発売するつもり。」とのこと。
マガジンもアルミ製。WAのものよりも軽い。
右側面のレバーで簡単に空撃ちモードに変更できる。
これがカナディアン刻印。コルト刻印やさまざまな民生メーカーの刻印バリエーションも発売して欲しいところ。
可変ホップアップダイアルは矢印の位置。
ダストカバーはリアル互換ではないようだ。
ボルトキャリアは写真より後ろまでストロークするが、ホールドオープンは若干前の写真位置で停止する。
テイクダウンしてみる。黒いハンマーやフルオートシアがカッコいい。
ハンマーをコックした状態。
将来的に3点バーストメカニズムも組み込めるように設計してあるそうだ。
ボルトキャリアアセンブリ。
輪ゴムのようなものは、ボルトキャリアが前後に二分し、ピストンがストロークしたときにストッパーの役割を果たす。
ボルトキャリア反対側。
バレルナットの形状。
実銃に近い形状でRASなども装着できそうだ。
バレル基部はマルイの電動ガン互換とのこと。
アウターバレルはフロントサイトポスト前面で分割できる2ピース構造。ショートバレルのバリエーションを想定しているようだ。フロント部分のアウターはスチール製っぽい。この中にさらに固定用のアウターバレルが入っているとのこと。
リコイルバッファチューブはアルミダイキャスト製で、5ポジション。さらに内部に真鍮製のパイプが組み込まれ耐久性を上げている。
タニコバM4カービン射撃動画他
発売予定日は2009年10月、気になる価格は75,000円くらいではないかとのこと。マガジン1本の値段は7~8千円程度になりそうだ。
ところで、今年6月くらいからKJワークスから海外輸入品の台湾国内用が300丁ほど国内に入ってきている。これに関してタニオ・コバブースではこのような注意文を掲載・配布していたので転載しておく。
続いては会場内で気になった商品。
「水溶解BB弾」と「シームレス6mmペイントボール」。
まずは水溶解BB弾だが、水に入れるとわずか3時間で粉々に溶解してしまうそう。
湿気にも強く、開封しても3年は持つみたい。
国内に流通している一般的なバイオBB弾でも分解するには数年かかるといわれているので、実用的な性能であれば、究極のエコロジーBB弾と言える。
重量は0.23gと0.25gの二種類で、0.23gが2000発で1500円、0.25gは2300発が2000円、5000発で4000円。
もうひとつがシームレス6mmペイントボール。
従来のペイント弾というとカプセル状のつなぎ目が精度を悪くする原因だったが、これはそのつなぎ目がなく文字通りシームレスになっており、より精度が高まっている。
確かにBB弾の表面はつるつるで、つなぎ目がないので、一見してペイント弾とはわからない。指先でつぶそうとしても硬く、弾力も感じられない。
シームレス6mmペイントボールの価格は、60発で1000円、200発で3000円、500発で6000円。インクのカラーは白、緑、黄色の3色。
ガスブローバックガンで1m先のターゲットを撃ってみる。バシバシと結構な量のペイントが飛び散る。これは気持ちいい。跳弾の多いインドアゲームに使っても面白いし、お座敷シューティングにも楽しいかも。
日本の販売代理店を募集しているそう。オフィシャルサイトはこちら。
続いてショップ「カメレオン」のブースにはなにやら巨大な鎧兜風のオブジェが!!
「赤備」という鎧コンセプトのタクティカルウェア。
カラーはレッド、OD、タン、ブラックの全4色。
素材はタクティカル装備に使用されるナイロンベース。店長の趣味で作ったとのこと。
価格はフルセットで158,000円。
まあ、鎧兜を買ったと思えば安いのでは!?
やはり赤が一番カッコいいけど、戦場では目立つだろうなぁ。これにあわせて刀と馬も欲しくなりそうw。
これ、やはりカメレオンのオリジナル商品で、子供用のプレートキャリアだそうで。
これに入れるプレートがあるのかというところが心配。
並木書房ブースでは、元傭兵の高部正樹氏と、元週刊プレイボーイ編集者の小峯隆生氏が掛け合いでビルマ戦線や、アフガンなど、高部氏の傭兵時代の話をされていた。
で、1988年当時のソ連アフガン侵攻の際の話。
「高部殿! アフガンで戦車と戦ったときの武勇伝を教えてくだされ!」と小峯氏。
話によると高部氏はソ連侵攻に共に戦うムジャヒディンと、ある朝尾根沿いを歩いていると、谷底のほうから「ブロロロンッ」とディーゼルエンジンの立ち上がる音が聞こえた。
ソ連の歩兵戦闘車両BTRかと思いきや、丸い御椀型の砲塔からスラリと伸びた砲身。まさしく戦車(たぶんT-54)。しかもこちらに気づいている。しかし戦車は自分たちの真下におり、谷底から仰角に砲を狙えない模様。
「これはもらった」とばかりにムジャヒディンにRPG-7で攻撃を指示。3発のRPGロケットが放たれたが、いずれも戦車の頭上を大きく超えて飛んでいった。業を煮やした高部氏は「俺に撃たせろ!」とムジャヒディンからRPGを奪い取り、自ら発射。しかしやはりロケットは戦車の頭上を越えて遥か彼方に。ムジャヒディンのしらけた視線が痛い。そうこうしているうちに戦車は仰角を浅く取るべく勢い良く後退を始める。「やばいぃぃぃぃ」と高部氏達は一目散に逃げることに...。
小峯氏、1991年にマルイの電動ガンPVに出演したり、ターミネーター2で撃たれ役で出演したりと、面白い経歴を持つ根っからのガン好き。
戦友 名もなき勇者たち 著者: 高部正樹 出版社: 並木書房 |
藤岡弘、の武士道入門 著者: 藤岡弘 /小峯隆生 出版社: 並木書房 |