サバゲー勝敗に関するアンケート結果
先日、サバゲーの勝敗に関する意識アンケートをしてみました。
サバゲーにおいて、どれくらい皆さんがチームの勝敗や、ヒット数などの結果を重視するかという内容です。回答数は2375票です。
結果としては最も多かったのは「勝敗やキル数は気にしてない」という回答で、半数を占めていました。
次に多かったのはチームの勝敗は気にしないが、キル数は多く欲しいという回答が28.1%。
続いて、勝敗は気にするがキル数はこだわらないが12.6%、
最後に、チームの勝敗や、自分のキル数は大事だと思うが9.2%でした。
サバゲーの定例会では様々なプレイヤーが集まり、その楽しみ方もそれぞれですから、勝ちにこだわる人もいれば、そうでない人もいるということになります。
コメントで多かったのは、
「自分のスタイルを大事にしたいので勝ち負けにはこだわらない」や、
「ロマンを求めたウエポンや装備でシチュエーションを楽しみたいので」といった意見がありました。
サバゲーは好きな服装や銃で参加できますので、自分の思い描く雰囲気を楽しむことが最重要と捉える参加者が多いのだと思います。
また、別の意見として
「自分の思い描くヒットや、痛快なヒットが取れたら、それだけで満足」といった意見もありました。
確かに、1回でも気持ち良いプレーができたときは、それだけでもう今日は大満足という気持ち、わかりますね。
また、「チームで連携が取れた時は満足」といった、たとえチームが負けたとしても、充実したプレーができた時には満足度が高いという意見も多くありました。
「どのようにして勝ったか」や「たとえ負けたとしてもギリギリまで抵抗した戦いができた時」といった、結果よりも、その過程を重視するプレイヤーもいました。
また、「仲間と一日のんびり過ごしたい」という参加者もいました。ピクニックなどのアウトドアレジャー的要素もサバゲーの楽しみなのだと思います。
また「自分がチームに迷惑をかけていないか」が気になる人や、「一方的なゲーム展開にならないように」気にする人もいました。この辺りはプレイヤーだけでなく、フィールド運営のチームバランス取りといった裁量にもかかわってきそうですね。
割合的には勝敗やキル数をまったく気にしない人が5割、勝敗あるいはキル数など何らかの結果を気にする人が5割ということですから、ほぼ半々と言える興味深い結果になりました。
特殊なテーマを持ったサバゲーイベントではなく、普段の定例会では、サバゲーに様々な魅力を求めて参加するプレイヤーがいるということが知れたアンケートとなりました。
この結果はフィールド運営にとっても参考になるんじゃないかと思います。
「普通の定例会」という趣旨で開催すると必然的に上記のようにさまざまな目的の参加者が集うわけですが、チームが負け続けることでフラストレーションをためてしまう人もいるでしょう。
最近ではテーマ性をもって定例会を開催するフィールドも増えてきました。
例えば「ガン回し定例」「〇×シチュエーション会」と銘打てば、それが目的の人が多く集まり、結果的に満足度の高い1日を過ごせる人が増えるわけです。運営のヒントになりそうな結果かなと思いました。
ヒット数、キル数?
今回のアンケートで、「キル数」(敵を倒した数)という言葉を使ったところ、「キル数という言葉が気になる」という意見がありました。サバゲーは実際に人を殺すゲームではないので、なるべく過激な言葉は使いたくない、と配慮している人もいます。
もともとサバゲーでは「ヒット」という言葉を使用していましたが、ヒット数だと、自分が撃たれた意味も含まれてしまいます。
キル数/デス数はどちらかというとFPSなどのデジタルゲームの世界では一般的な言葉で、最近ではFPSユーザーも沢山いるサバゲーですから、ここ最近、一般的に使われるようになってきています。
コメントでは「気にする人は気になるのだろうが、人に強要するほどのものでもない」といった意見も多く、便宜的な言葉として便利なので使っているというプレイヤーもいました。
実際「オーバーキル」といった用語は現在サバゲーでも普通に使われていますので、キル数だけを否定するのは矛盾しているという意見もあり、キルといった言葉の使用が必ずしも悪い言葉というわけでもない、と考える方もいるようです。
なお、キル/デス比とは倒した人数を自分がヒットされた数で割ったものでキルレート、キルレシオなどと呼びます。戦争をテーマにしたFPSだけでなく、スプラトゥーンのような殺し合いではないゲームでも使用されます。
ダウン数で良いのでは? という意見もありました。英語では敵を倒したときに「One down!」という言葉を使うことがあります。元米海兵隊のリース軍曹に伺ったところ、「Tango down!」とも言うそうで、つまりOneやTango(TargetのTのフォネティックコード)は敵の代名詞的な意味合いとして使っているようです。なのでカウントアップとしてはほとんど使われないようです。別の言い回しでは「2 EKIA」EKIA = Enemy Killed In Actionという使いかたもするそうですが結局Killを使っていますね。取るという意味の英語としてはGetなどもありますが、いずれも表裏を示す言葉としては伝わりにくく、悩ましいところですね。
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