エントリー No.076

エアガン部門
投稿タイトル：九四式拳銃令和四年型
投稿者：じょぜ山

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流行っているというほどのことも無いとは思うのですが第二次世界大戦前後の鉄砲のレストアやカスタムをちらほら見かけることがあるかと思います。自分もちょっとやってみたいなと思っていたのですが、有名どころは既に面白いカスタムやレストア品が作られていたので、どうせやるなら実例が少ないものでやろうかなと思いました。ちょっと前から九四式拳銃が気になっていたのでこれをベースにすることにしたのですが、トイガン化されているのは高価なモデルガンしかなく都合よくカスタム母体に出来るエアーガンもなかったのでまずは九四式を作るところから始めました。ベースは東京マルイ製のLCPとしました。安価で実射性能が良く、機関部が小さいため導入しやすいとの考えからです。実際に尺度を合わせた写真を重ねてみるとトリガーとバレルの位置はきれいに合わなくて、グリップアングルに至っては全く合いません。そこで機関部に合わせて全体の尺度を若干小さくしつつ、さらにグリップアングルもLCPに合わせる方向で調整してなんとか機関部を収納しました。この他マガジンの延長、スライドを外せるように実銃に近い形で分割、リコイルスプリングを配置しスライド稼働のギミックを追加するなどしました。下記のリンクが概ね試作が終わった時点での作動の様子です。

https://twitter.com/junkgun_factory/status/1556971224076791809

スライドの拘束が若干緩いなど気になる点があったのでそのあたりを修正しベースとなる九四式は完成としました。全体としては実銃に対して小ぶりなのですが、持ってみた感じとしては違和感はありません。サイトは若干大きめとして実用性を重視しました。母体が出来たので次にカスタムを始めました。初めはカービン化を検討したのですがストックを付けるにはグリップが小さすぎるため断念しました。リアサイトがフレームに固定されている点を活かしてターゲットピストル化も考えたのですがちょっと気が乗らなかったので今回は強化フレームを製作することとしました。良く話題になるシアバーは覆ってしまい、最近の拳銃らしくダットサイトとアンダーレールを追加しました。元が小さいこともあって全体としてコンパクトにまとまっていると思います。かまえてみると妙にしっくりくるのでなかなか面白いものが出来たんじゃないかと思っています。