ハイパー道楽 カスタムガン・コンテスト2019 エントリー作品 コンテストトップへ

エントリー No.105

■モデルガン 部門
■投稿タイトル:コルトM1905 シングルリンク試作
■投稿者:キノハナ

作品写真

作品写真

作品写真

■コメント
●概要
「コルト M1905 シングル・リンク・パラレルルーラー・ロック・ピストル・パテント試作モデル」
ジョン・ブローニング氏が、コルトM1905をベースに試作したであろう、試作パテント・モデル。
フルスクラッチビルドにて製作。プラスチック製・カート非装填(バレルはGM5用を利用)、手動可動ディスプレイ・モックアップ模型・モデルガン

●実物について
市販のコルトM1905オートマチックピストルは銘銃M1911の直接の子孫ではあるが、
ロッキング方式自体は、ブローニング氏のショートリコイル初期パテント方式である(ツイン・リンク式)パラレルルーラーとなっている。

1905年からの米軍制式ピストルトライアル中の数年に、このM1905からM1911に洗練、稀代の銘銃となる長足の進歩を見せる。
大きく変更されたメカ方式が、現在も大型オートの主方式となっている、チルトバレル・ショートリコイル方式だ。

この変遷にあるのが、ブローニング氏が1905年に出した特許(シングル・リンク式)パラレルルーラー方式である。
この特許図面は当然古いM1900をベースで書かれていたが、1905年からのトライアル中での改良には45口径モデルである当該のM1905にて試作をされたものと推察する。
実際にその後の欧州パテントではM1905モデルを使用し、より調整された(シングル・リンク式)パラレルルーラー特許が出されているため、間違いないかと思う。

ツイン・リンク式からシングル・リンク(前方はカム)式にされたその欧州パテント試作モデル(外観自体はM1905)を作製した。
2リンクから1リンク・チルトバレルへの橋渡しとして、まさに「ミッシング・リンク」のモデルではないだろうか。

●作品について
作動機構やその歴史に大きな興味があります。数年前に製作。関心部分に目的を絞り作製(大抵そうだけど。。)。
外観1/1サイズ再現と、閉鎖・作動機構の手動可動の再現を主眼とした。分解もほぼ実際通り行える。

フルスクラッチビルド作製(主にタミヤ製プラ板、ABSプラ・樹脂パテ)。
トリガー・ハンマー機構無し手動可動のみ、マガジン(プラ板箱組みフェイク)は脱着可。

※参考ブログ
コルト M1905 パテント試作モデル(1)
https://garlandsgunland.blog.fc2.com/blog-entry-59.html



エントリーリストへ戻る | コンテストトップへ戻る