エントリー No.017

■エアガン部門
■投稿タイトル：TK1911T cal.44TK
■投稿者：kobakoba

■コメント
webで変わりダネの1911を色々探していたトコロ、とあるサイトで強烈な1911クローンを見つけました。それが今回の “TK1911T” です。

ロシアのテクリム社は1995年に創業した新しい銃器メーカーです。主力商品は狩猟用ライフルと各種弾薬です。2015年にSIG P226クローン “P226T TK Pro” でハンドガン市場に参入しましたが、この銃はSIG社から供給された本体に自社製バレルとマガジンを組み込んだOEM製品でした。

しかし2017年に初期モデルが公開され、2018年にモスクワで開催された “Arms & Hunting 2018” ショーで市販モデルが披露されたTK1911Tは、100％ロシア製の1911クローンです！ しかも使用弾薬はロシアの民間市場で一般的な非致死性ゴム弾です！ 他にも空砲仕様など三種類四弾薬のラインナップがあります。

こんな面白い1911を放っておく手はありません！

今回は複雑な形状のスライド、F/Rサイト、アウターバレルを専門店で3Dプリント製作して頂きました！ 素材はPA12（ポリアミド12）ナイロンです！

3Dプリンターは素材を積層させて造形するので、造形物はザラザラ凸凹です。その表面を削って埋めて、また削って…の繰り返しでツルツルに仕上げるのですが、これが物凄く大変でした。PA12は持つとカチカチに硬いのですが、サンドペーパーで削ると意外にもシャコシャコと心地良く削れます。しかし当然ながら削り過ぎると修正が大変なので、慎重に慎重に削ります。今回のカスタムは大半の時間をPA12部品の表面仕上げに費やしました！

仕上げが終われば普通のエアガン部品と変わりありません。塗装して仕上げます。キリル文字がカッコイイ「ロシア製1911クローン」です！

PA12スライドはABSスライドより重いので、120％スプリングとカスタムバルブを組み合わせて丁度良い感じです。軽快にバシバシ回転します！ 海外製の安物カスタムスライドなど比較にならない素晴らしい造形精度です！

今回は気合を入れて動画を製作しました。動画の前半は「TK1911Tって何？」の解説動画になっていますが仕方ありません。「マイナーな銃」と「本当に誰も知らない銃」では事態が全く違います。作品を紹介する前に「この作品のモトネタは何か？」を説明しないと理解されそうにない銃なので、実銃の解説を重視した動画になりました。

コチラです

詳しい製作記はブログをご覧下さい

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