小松製作所さん ポーランド訪問記
カスタムガン・コンテスト 2017にて金賞を勝ち取った小松製作所さんがポーランドのトレーニング施設やRADOMの工場見学をされたということで、レポートを書いて頂きました。
小松製作所さんの手作りの木製モデルガン。
ポーランド訪問の経緯
ポーランドへ行くことになった経緯ですが、Facebookで私がポーランドに行きたい旨を投稿したところSWAT RANGE.plとFabryka Broniから招待されたので行くことを決めました。
それは5月下旬あたりだったのですが、その辺りからプレゼント用の
USP
Wz.35
MSBS/GROTの製作を開始、途中に学校行事などが沢山あったので総製作日数は一ヶ月半ぐらいでした。
航空輸送や現地でのことも考えて今までにない剛性を持たせての製作になったので短期間での設計や製作はとても大変で、一日12時間やっても間に合うかどうかの作業でした。
結局完成したのは出発前日で少し未練の残る作品になりました。(本当はアイアンサイトやT-1を付ける予定でした)
ポーランド到着時、税関で何か聞かれると思っていましたが特に無かったので木製銃の輸出もできそうです。
SWAT RANGE.pl 訪問について
この会社はインストラクターが全員元特殊部隊の政府機関向けトレーニング施設で、様々な訓練をしているそうです。会社HP https://swatrange.pl/
射撃は屋内のレンジで行いました。
撃った銃は
ルガー
M&P9
USP9T
M1911
MP5
Mk18 mod0
HK416
AK47
SG540(写真撮るの忘れました…)
M870
ブリーチャー
M14EBRもありましたが調子が悪かったようで撃てませんでした...。
MP5やAKはフルオートが可能で3発程度ですが撃たせてもらいました。
そして、協力企業であるWORKS11の資料室にも行って来ました。
会社HP https://www.works11.com/
ここの銃達は全て発射可能な状態で保存されているそうです。
最後に本物のUSPと木製のUSPでツーショットを撮ってもらいました。気に入ってもらえたようで光栄です。(左が小松製作所さんで、右が元特殊部隊のインストラクター)
Fabryka Broni "ŁUCZNIK" RADOM 訪問について
ポーランドの銃器メーカー、FB RADOM社の工場では製造過程や完成品の検査など色々な作業を見せてもらったり、FRAG OUT!やMILMAGなどのポーランドミリタリー雑誌の取材があったりしました。(工場内は撮影禁止でした)
近代化された綺麗な工場で、説明も分かりやすくてとても勉強になりました。
会社HP http://fabrykabroni.pl/en/
また、会社のレンジで射撃もさせてもらいました。レンジにはFB RADOM社のほぼ全ての銃があり、全部撃つことができました。
撃った銃は
Wz.35 VIS
PM-06
Beryl
Mini-Beryl
MSBS/GROT-K カービン
MSBS/GROT-K
MSBS/GROT 762N
MSBS/GROT 762N スナイパーver
ここでも実物と木製の比較をしてもらいました。当初からの夢が叶って嬉しい限りです。
そして、FB RADOM社からマウザーの銃剣(名前入り)を頂きました。
銃剣は日本で所持できないので、会社が加工してから送ってくれるそうです。
今回の訪問でこれからの製作に役立つことをたくさん学びました。協力してくれた二社には本当に感謝しています。今後も製作を続けて行くつもりなので見て頂けると幸いです。
レポート:小松製作所