実パ レビュー

実パ レビュー Vol.15
KNIGHTS ARMAMENT COMPANY RIS & RAS

今回はKNIGHTS ARMAMENT COMPANYのAR用レイルハンドガードRISとRASの比較をしてみよう。


ナイツ・アーマメント社が開発した4面にピカティニー規格レイルを配したアルミ合金製のAR-15用ハンドガード、RIS(Rail Interface System)は1990年代中頃、米軍のSOPMOD計画「Special Operations Peculiar Modification(特殊作戦専用改修)」により、M4カービンに採用されることで、任務に応じたオプションを装着可能になりM4カービンの拡張性が一気に増した。
その後改良型のRAS(Rail Adapter System)が登場し、より強固に取り付けできるようになった。


RIS、RASともに全長は7.5インチ。RISとRASではレイルナンバーの刻印の進行方向が異なる。
RISでは第1スロットがハンドガード先端からはじまる概念だったのに対し、RASではレシーバー後端から前へ向かってナンバーが増加していく。



ハンドガードの内側。RISではフロント側のみ固定爪があったが、RASではリア側に2本の爪状のロックパーツがあり、フロントにもバネのテンションによるロックアームがある。


フロント側(フロントサイト側)のロック。


リア側(レシーバー側)のロック。


現在販売されているボトムレイルはRIS、RASともに同じRAS用のパーツが同梱されていた。ボトムレイルには熱を遮断するためのアルミ製ヒートガードが取り付けられている。


ボトムレイルはRAS仕様のナンバリングが施されている。樹脂製のレイルカバーも同じもの。


フロント側の違い。レイルカバー2枚を装着した場合の全体重量はRISが309g、RASが323gでわずかにRASのほうが重い。



側面の違い。写真右側がフロント側。

本コーナーで紹介する製品は、火薬類取締法、武器等製造法に基づき、火薬類販売営業許可申請、猟銃等製造事業許可申請、および岐阜県公安委員会への事業者登録を行っている(株)なべしまが、経産省へ一般販売の輸入申請および許可、米国メーカーが米国政府に輸出許可を得て、玩具用ドレスアップパーツとして日本国内に輸入・販売しているものです。

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撮影協力 (株)なべしま、NBORDEMOVE

2021/02/25