依頼の多かったカスタム! 長物編 Vol.63
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「こんにちは。もう6月、今年も折り返し地点ですね。」
月日が経つのが早く感じるよね。
道楽「ところで上半期で多かったカスタム依頼ってどんなのがありました?」
よっしゃ! 今回は上半期カスタム依頼ランキング(長物編)ってことで!!
まず第1位はVSRシリーズ。パドックでも年中通して一番多い依頼だよ。とくにGスペックは多いね。
依頼内容は「アキュパワーカスタム」だね。
道楽「アキュパワーカスタムは私も以前にカスタムしてもらいましたね!」
メインスプリングを強化カスタムスプリングに交換し、さらに集弾性とパワー・射程をアップ。 セカンドシアの抜け防止加工としてビス留めも行い動作不良を防止しているよ。
続いて第2位はG&GのARP9 3.0。施工内容は「アンブレイカブルカスタム」と「ブラッシュアップカスタム」だね。
道楽「アンブレイカブルカスタム」も以前に何度か施工してもらっていますね。
そうそう、ハイプロテクションギアの組み込みを中心とした高耐久カスタムだよ。
ARP9用のカスタムとしては、シリンダーの加速ポートを先端から34mmくらいまで削って、エア容量を少し減らしてARP9 3.0のバレル長に最適化するんだ。この施工で初速がアップするから、スプリングレートも1段落とせるんだよ。
あと、チャンバーパッキンはG&Gの青い純正だと硬度が高く、0.2g弾でホップが強すぎるので、マルイ純正パッキンに交換するよ。
また、純正のアルミバレルから、真鍮製のBCブライトバレルや、ステンレス製のEGバレルに交換する追加施工も多いね。
それとG&Gのコネクターってガタツキが多いんだよね。上手く差さらないことがあったり、使っているうちに接点が開いてしまって発射サイクルが落ちたり。なので接点とケースを交換することがあるよ。
第3位は東京マルイ HK416次世代電動ガンシリーズ。
施工内容はNexスーパーアンブレイカブルカスタムだよ。
次世代用ハイプロテクションセクターギヤ、次世代用ハイプロテクションスパーギヤ、カスタムピストン、メインスプリングを交換して、吸排気系のカスタム加工と電気スイッチ系の接触不良防止加工を施し、耐久性を向上させ、弾速と集弾性も向上させたカスタムだよ。
道楽「うわ~! 組み込むカスタムパーツが多いですね~!!」
追加でチャンバーを面ホップ化することもあるね。
あとは、お好みに応じてSBDを入れたりとか。
道楽「SBDってなんですか?」
ショットキーバリアダイオードっていって、逆電流防止、整流効果で、スイッチ接点焼けを防止する耐久性向上パーツだよ。
第4位はランサータクティカル ZION ARMS PW9。ベーシックカスタム+ブラッシュアップカスタムの施工が多いね。
ベーシックカスタムは吸排気系パーツとメインスプリングを交換する基本カスタムなんだ。
PW9の場合は、チャンバーパッキンをマルイ製に交換して、GAW製ピストンヘッドOリング、チャンバーのガタ取り、マガジンリップ調整などをしているね。
PW9はチャンバーの上下ガタが大きくて初速が不安定になりがちなんだ。
道楽「モデルごとの癖を見極めて、それに合わせたカスタムをされているんですね。」
んじゃぁ、次回は上半期以来の多かったカスタム ~ハンドガン編~で行こうかな!
道楽「楽しみにしてます!」
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