M4カスタム昔話! Vol.48
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「年が明けたと思ったらもう2月。早いですね!」
そうだね~!!
道楽「カスタム依頼の機種では何が多いんですか?」
そりゃ、やっぱりM4系だよね。鉄板のモデルだからね~。
それこそ四半世紀前からM4系のカスタムは試行錯誤が繰り返されているよね。
道楽「東京マルイがM4A1カービンの電動ガンを発売したのが1998年ですものね。」
そうそう、マルイのM4は当初から首周りの剛性が文字通りネックだったんだけど、2000年前後からメタル製のカスタムレシーバーが発売され始めてね。
道楽「クラシックアーミーのメタルレシーバーとか憧れてました!」
ただね~、初期のメタルレシーバーは精度も悪くて組み込むのがホント大変だったんだよ~。リューターで内部を削ったりしてね。
その後にシステマやZEEK、PDI、G&P、KingArmsなど、どんどん増えていったよね。
道楽「システマのメタルレシーバーは買いました。アルマイトしたりして。でも落とした衝撃で耳(テイクダウンピンガイド)が割れたんですよね...(泣)。」
初期のレシーバーには耳があったね。現在のはアッパー後ろの突起がロアと噛み合う形状に変わっているからね。
その時々で流行りのモデルも変わっているよね。ナイツのSRが人気だったり、MAGPULのMURだったり。
とにかく当時のM4外装カスタムと言えばメタルレシーバーとメタルアウターバレルだよね。ハンドガードの長さもリアルサイズじゃなかったし、バレルナットのネジ規格も各社バラバラでね。
ハンドガードもRIS、RAS、SIR、いろいろ変遷があるよね。ピカティニーレイルが付いてから取り付けるオプションも増えたし、フローティングバレル化されていって。
道楽「ですね~w」
これはウチの工房長が作ったM4用の電動ドラムマガジン。当時はとにかく多弾数フルオートでバリバリ撃つスタイルが多かったな~。
こちらはレシーライフルやMK18のハンドガードを分解するための専用治具。鉄工所のお客さんに頼んで作ってもらったんだよね。
こっちはロアレシーバーのトリガーガードピンを抜くためのツール。ピンポンチだと強度の弱いアルミの鋳物は割れちゃうことがあるんだよね。このツールで押し出しするんだ。
道楽「M4のカスタムは無限ですね!」
ま、沼とも言うよね。