タイタンはじめました! でめちゃんのカスタム放談 Vol.20
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「こんにちは~!」
らっしゃ~い!!
道楽「"炊いたん"をはじめたときいたんですが、ついにモケイパドックはお惣菜まで取り扱うんですか?」
いやいや、"炊いたん"ではなくて"TITAN"ね。
道楽「あっ!! そっちの? で、それは美味しんですか?」
美味しいというか、タイタンはポーランドのGATEというブランドの電子トリガーパーツだよ。今ヨーロッパやアジアではいろいろな電子パーツブランドが立ち上がっているけど、GATEはその中でも有名だね。
道楽「なるほど~。電子トリガーのカスタムパーツでしたか!」
これがパッケージ内容。意外とシンプルでしょ? 今回はADVANCEDというグレードのタイタンを組み込むよ。
別途USB-Linkというコントロールキットが別売していて、これでバッテリーコネクタにスマホを繋いで簡単に設定できるようになるよ。
本体はこんな感じでトリガースイッチ周りにセットする基板になっているよ。
2枚の基板をこんな感じに合わせて差し込んでボックス状になるんだ。
メカボックスにセットするとこんな感じで収まるよ。
道楽「なるほど純正のトリガースイッチに置き換わるんですね。」
セクターギアと手前の基板を外すとわかりやすいかな。タイタンの特徴は物理的なスイッチをすべて無くして、光センサーに置き換えていることなんだ。
道楽「光センサー?」
試しに通電させてみると、こんな感じにLEDが点灯するでしょ。こればセクターギアの検出用なんだけど、ギアの歯が通過すると光りを遮るようになっていて、それによってギアが今どの位置で回転しているかを検出しているんだ。
道楽「は~、先進的ですね!!」
トリガーの動きも、この基板の裏側にあるセンサーで検出しているんだ。この5つ並んだ小さいチップが見えるかな。
道楽「あー、確かに白いのが5つ斜めに並んでますね。」
トリガーは純正パーツを使うんだけど、トリガーが今どの位置まで引かれているかを、このセンサーで検出しているんだ。セレクタープレートも同様にセンサー検知だよ。
センサー検知制御にすることでマイクロスイッチなどの破損が無くなって耐久性も上がるし、組込みも楽だね。
今回は東京マルイのスタンダード電動ガン、M4A1カービンに組み込んでみたよ。
さきほどのUSB-Linkユニットをバッテリーの接続端子に差し込んで、USBケーブルをスマホにつなぐ。
スマホには専用コントロールアプリをインストールしてあるよ。
電子トリガー定番のセレクターモード。セミ、フル、バーストのポジションを設定できる。
プリコッキングの設定もある。
バーストの弾数設定。
ROFというのはレートオブファイアの略で、発射サイクルのことだね。設定で遅くすることができる。
トリガー位置の設定が面白くて、トリガーをどこまで引いたら弾が発射されるかという"引きしろ"の設定ができるんだ。トリガーモードは2ステージにセットすると、ちょっと引いてセミオート、深く引くとフルオートとすることもできる。
道楽「トリガーの切れる位置まで設定できるんですか!! それは凄い!!」
空撃ちしてみるかい?
道楽「ぜひぜひ!」
モケイパドックでGATE TITANを組んだマルイM4A1カービンの電動ガン。まるで異次元のトリガーフィーリング!!https://t.co/KF4Ej53LA5#タイタン #TITAN #モケイパドック pic.twitter.com/dGk7tLVRA0
— ハイパー道楽 (@hyperdouraku) August 15, 2020
スタッ、スタッ、スタタタタタタ!!!!
道楽「あ~っ、これは凄い、この切れ味!! タイタン入れただけでこのレスポンスはヤバいですね!!」
でしょ? タイタンの良いところはプリコッキングのセッティングもオートでやってくれることだね。
組み込んで空撃ちを何度かすると、最適な位置にプリコック位置を自動調整してくれるんだ。
熟練の職人が手間暇かけて個々の電動ガンでセッティングしていたことが、タイタンなら誰でも簡単にセッティングできちゃうって言うのも人気の秘密なんだろうね。
道楽「いや~、これは本当にすごい。まさに新世代の電子トリガーユニットですね。自分の電動ガンにも組み込みたくなりました!! 本当に"炊いたん"は美味しいんですね!!」
"TITAN(タイタン)"な!