でめちゃんのカスタム放談 Vol.03 電子トリガー!
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「 こんちは~!!」
あいよ~!!
道楽「電子トリガーって具体的にどんなものなんですか?」
「ETU(エレクトリック・トリガー・ユニット)、FCU(ファイアリング・コントロール・ユニット)とか呼ばれるんだけど、コンピューターで制御されるマイコンが内蔵されていて、センサーによってギアやピストンの位置を検知できるんだよね。」
「カットオフレバーの機能を電子的に制御するようにしたり...。」
道楽「なんか、難しいお話しですねぇ。つまりは電子トリガーを組み込むとどうなるの?」
「簡単に言っちゃうと、抜群のセミオートレスポンスが簡単に実現できるということかな。」
「製品にもよるけど以下のような機能が実現できるんだよ。」
・セクターギアの停止位置制御による弾速の安定化
・プリコック機能によってレスポンスアップ
・スイッチ焼き付きの防止で耐久性アップ
・バースト射撃機能
・発射サイクルコントロール機能
道楽「プリコックって?」
「ピストンを後退した状態で停止させる機能だよ。」
「ピストンがすでに後退してるから、トリガーを引いてから弾の撃ち出しが早くなる、ピストンラックに対してセクターの歯が沢山噛むので耐久性も上がる、毎回同じ位置からピストンを前進させるので弾速も安定する。」
道楽「いいことずくめですね。デメリットはないの?」
「一番の問題はコストかな。銃本体を買えちゃうくらいの価格の商品もあるからね。」
「あとは組み込むのに専門の知識と技術が必要だってことかな。」
「使い方としてはバッテリーの電圧管理がよりシビアになるね。でも最近の電子トリガーは安全対策もより強化されて低電圧になったら自動オフになる機能がついてるものもあるよ。」
道楽「電子トリガーのおすすめブランドは?」
「いま市場にはメジャーなブランドだけでも5、6種類あるけど、モケイパドックでおススメしてるのは、ビッグアウトのBig-OutのDTMかな。とくに次世代電動ガンに組み込むと抜群の相性だよ。」
「次回は命中精度についての話をするよ!」