2006年もあとわずか数日。
年末なのでこの一年、マルイのエアガン中心に軽~く振り返ってみることにする。
まあ、独り言みたいなものなので、あまり深く考えないように。
2006年1月末、雑誌広告や記事で衝撃のデビューとなったマルイMP7A1、コンパクト電動ガンブームの到来かと思われたが、意外に中途半端な感じが残る。
電動グロックのマシンピストルとMP5PDWのサブマシンガンの中間的な位置づけなのだが、帯に短し襷に長しであまりゲームに使用していない。続いて6月末には待望のガスブローバック、M1911A1コルトガバメントを購入。
暖かい時期に発売したということもあり、ブローバック快調で楽しかった。
来年にはカスタムパーツもずいぶん多くなりそうで市場が熱くなること必至。7月には電動ガンのターニングポイントともいえる89式小銃が発売された。
電動ガンが実際の軍隊に使用されたという事実が衝撃的だった。さて、来年以降電動ガンはどんな方向に向かうのだろうか。
適当に予測してみる。まず、89式の登場により、マルイはメタルフレームを使用した電動ガンの実績ができたわけだ。
これにより、今後の新作も剛性と質感を考え、メタルフレーム商品を発売する可能性がある。
もちろん、このことにより高価格化が進むのだろうが、メインターゲットとしては30代中盤の団塊ジュニアが所得的にも余裕が出てくるころであり、20代独身男性にも無理なく受け入られる価格帯だと思われる。89式では亜鉛ダイキャストによるメタルフレームだったが、より軽量なアルミダイキャストを使用した新作も発売されるかもしれない。
また、塗装よりもより耐久性と質感の高いアノダイズド(陽極酸化)処理の導入も考えられる。メカニカル3バースト機構はサバイバルゲームでもプリンキングでも利用価値は高く、
商品訴求にも効果が高いので、今後も実銃がバーストポジションを備えているならば電動ガンでも導入するだろう。M14で導入されたクリッカブルトリガーもデフォルトで搭載するはずだ。
ホップアップチャンバーもM4SIRからの新型チャンバーや、二点保持タイプのパッキンにより安定した弾道性能が見込めるだろう。
メカボックスノイズは電動ガンが発売された当初から課題のひとつだった。
89式ではかなりノイズ低減されたが、さらにメカボックスやギアの素材や形状、衝撃吸収、防音・防振素材などで静音化に向かうだろう。バッテリーは小型・高容量化が進むので、これまでのニッカドに替わり、コンパクトセルのニッケル水素やリチウムイオン(ポリマー)バッテリーが市場を賑わすだろう。
大人にも受け入れられる商品を考えると高剛性、高質感、高性能となることは間違いない。
さらにゲームで使い勝手の良いウエポンとなると軽量、コンパクトで収納・持ち運びのしやすさを考慮した折りたたみ式ストックが受けるだろう。
トイガンはパワーの上限が一律(0.8J程度)で、6mmBB弾の特性上、これ以上命中精度も飛躍的に向上することもないだろうし、クオリティの高いインドアフィールドも全国各所にでき、広さに制限のある室内でも有効なウエポンとなると、スナイパーライフルや分隊支援火器のようなヘビーな軽機関銃はあまり売れないだろう。
1ゲームでの携行弾数も限られるのでSAWはますますコレクションアイテムと化しそうだ。
今後、新規にモデルアップされそうな機種を考えてみると、
Hk53
タボールカービン
IZHMASH Bizon
ルガーAC556カービン
などのコンパクトなカービンが考えられる。
全天候型のインドアゲームフィールドの普及で、夜間シチュエーションなども手軽に行えるようになり、ライトや暗視グッズなどの普及のほか、新型のフルオートトレーサーなども発売されるかもしれない。
また、ウエポンとともにほぼ必須装備となったドットサイトや根強い人気のスコープなどの光学サイトもよりコンパクトで軽量なものが受けるだろう。