『自衛隊警務隊逮捕術』(動画QRコード付き)
犯罪捜査から要人警護まで知られざる警務科の任務と逮捕術を初公開!
荒木肇[編著]/陸上自衛隊小平学校[協力]
A5判136ページ 定価1800円+税
自衛隊警務隊の任務は「捜査」と「保安」に分かれる。捜査は犯罪捜査、被疑者の検挙で、保安は交通統制や要人警護、規律違反の防止などである。警務隊員はそのどちらも対応しなければならない。しかも警察官と違い、相手となる被疑者は近接格闘の訓練を受けた兵士である。警務隊逮捕術は、徒手で犯人に立ち向かい、相手が武器や凶器を所持していたら警棒や警杖を用いる。相手に与える危害は必要最小限度にとどめなければならず、「後の先」を大事にする。そこに迷ったり、ためらっている時間はない。陸海空自衛隊の警務科職種の全教育を担う小平学校の協力を得て、知られざる警務科の任務と逮捕術を初めて公開する!掲載されている「QRコード」を使えば動画として観ることができる。
目 次
はじめに
警務隊長が語る「進化する警務隊」
警務隊逮捕術とは
警務隊逮捕術
1 前さばき(体さばき1)
2 後ろさばき(体さばき2)
3 前受け身(受け身1)
4 後ろ受け身(受け身2)
5 横受け身(受け身3)
6 前方回転受け身(受け身4)
7 片手外回し(離脱1)
8 片手内回し(離脱2)
9 前突き(当身1)
10 手刀/てがたな(当身2)
11 肘当て(当身3)
12 前蹴り(当身4)
13 膝当て(当身5)
14 背負投げ(投げ1)
15 大腰/おおごし(投げ2)
16 小手返し(逆1)
17 脇固め(逆2)
18 下段打ち(警棒打ち1)
19 中段打ち(警棒打ち2)
20 両手突き(警棒突き)
21 本手打ち(警杖打ち)
22 返し突き(警杖突き)
23 片手取り小手返し(徒手1)
24 前襟取り脇固め(徒手2)
25 後ろ襟取り腕固め(徒手3)
26 警棒取り小手打ち(警棒1)
27 突掛け小手返し(警棒2)
28 前襟取り小手投げ(警杖1)
29 水月/すいげつ(警杖2)
30 斜面/しゃめん(警杖3)
31 両手上げ(捜検)
32 前固めからの施錠
33 後ろ小手取り(連行1)
34 腕取り(連行2)
資料 憲兵隊小史