ソース:Popular Airsoft
https://www.popularairsoft.com/news/umarex-gets-worldwide-glock-licence
ドイツのUMAREX社がGLOCKのエアソフト用ワールドワイドライセンスを取得というニュースがイギリスのメディアPopular Airsoftにて掲載されました。
2017年11月以降、世界中のショップで正式ライセンスのエアソフトがリリースされるようです。
また、フランスのCybergun社はフランス国内のみにおいてライセンスを使用できるようです。
となると気になるのは日本国内のエアガン事情。
国内メーカーは今後グロックのエアガンを刻印入りで発売する場合、UMAREX社の許可を得ずにいると、なにかしら法的手段に訴えられる可能性もあります。
UMAREXからサブライセンスを取得する場合は、当然ライセンス費用が掛かりますから価格が上昇するかもしれません。
そもそもUMAREXが日本のトイガンメーカーにライセンスを与えるかどうかも判りません。
UMAREXはVFCなどの台湾トイガンメーカーで製品を製造しており、これまでの流れで言えばVFC製品にライセンスを付与してUMAREXブランドとして世界中で販売するというビジネスモデルになるかと思います。
もっとも日本の場合、銃刀法や業界内規約において厳しい制限/自主規制があり、威力や素材、使用するガス圧に合わせたバルブパーツ調整などローカライズが必要です。
この辺りは輸入代理店がどう対応するか気になるところです。
威力はともかく、これまで通り、メタルスライドのまま国内流通させるのか、あるいはサードパーティが樹脂スライドに換装・販売するなどの動きも見られますので、実現すれば国内メーカーを圧倒する展開も考えられます。
GLOCKに限らず、今後実銃メーカーのライセンスはUMAREXをはじめとした海外企業が積極的に世界ライセンスを取得していく流れになります。
そしてそれらのライセンスは製造コストが安く、開発スピードの早い台湾メーカーへ付与・製造されるという流れはますます加速していくことでしょう。
将来、日本メーカー品は無刻印のエアガンしか販売されていないなんてことにならないよう、国内メーカーには頑張ってもらいたいところです。