ハイテックマルチプレックスジャパンから9月に発売されたXPOWERリポバッテリーを試してみました。
この『Li-HV』というハイボルテージリポはセルあたりの定格電圧は3.7Vですが、充電完了電圧が4.2V⇒4.35Vに高くできるバッテリーです。
ノーマルのリポバッテリーが2セルで7.4vなのに対し、ハイボルテージリポは7.6vとなります。
XPOWERの電動ガン用バッテリー。サイズは2種、各通常の2セルの7.4Vと、7.6vのハイボルテージがあります。
こちらはミニSタイプで容量は2250mAh、30Cとなります。外形サイズは88×31×17.5mmです。
こちらはセパレートタイプ。容量は1300mAhの30Cになります。サイズは6×20.5×124mm。
ミニSタイプをマルイ純正のニッケル水素バッテリーと比べてみました。全長が短いですが、厚さは純正ミニSが17.15mmに対して、XPOWERは17.4mmとほんのわずかに厚さがあります。
また、ケーブルはほぼ同じ長さで、ミニコネクター仕様となります。
重量はミニSタイプが93g、セパレートタイプが67gと、純正ニッスイの173gに対してかなり軽くなっています。
Li-HVはハイボルテージ専用モードのある充電器でのみ充電できます。
今回は同社のX1 REDマルチチャージャーで充電してみました。
バッテリータイプをLiHVにセレクトして2.0Aで充電します。
この充電器の前面と背面の端子です。USBの充電ポートがあるのが良いですね。
7.4Vと7.6Vの違いが出るのかどうか、実際に充電したものを次世代電動ガンに接続して使用してみました。
満充電した状態での電圧は、
Li-HVが、8.58v
7.4vが、8.34vと僅かに高い程度でした。
これを東京マルイの次世代電動ガン、HK416Cに接続してみました。
外部バッテリーボックスに接続しての実測発射サイクルは、
Li-HVが1,034rpm、
7.4vが1,007rpmでした。
電圧差同様に、2~3%程度の差となりました。
メーカーに確認したところ、
ノーマルのリポバッテリーとLi-HV製品の電圧自体は実際それほど変わることは有りません。
メーカーテストでは多弾数マガジンで2〜3本分(600〜900発)の発射弾数の差が出ているとのことで、つまり電圧の差が容量に置き換えられているのだということです。
また、
Li-HVは専用充電モードが必須なので、充電器ごと買い替える必要があります。
今後、充電器を購入される場合は、Li-HV充電モード対応かどうかも確認・検討したほうが良いでしょう。
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