ドイツのレオパルト1とロシアのT-72が、もうもうと砂煙をあげながらダードレースです。中央をハンヴィーが突っ走り、両側を挟む形でレオパルトとT-72がそれぞれ痛快な走りを見せてくれます。
おかしな話ですが、こうゆう映像を見ていると、どかどか撃ち合ったり、戦場になった国で市民の車を煽りまくったりする戦車より、こんな戦車が好きなのだと感じます。少なくともこの戦車なら、一緒に乗ってみたいです。
レオパルト1は、高い知名度を誇るドイツの戦車です。第二次世界大戦後に西ドイツが開発した最初の戦車でもあります。1965年に部隊配備が開始され、2003年に堂々の全車退役を飾りました。全長9.54m、重量40t。時速65kmで走行できます。
対してロシアのT-72。レオパルト1と同じ第2世代主力戦車であり、1970年代からソ連崩壊までの間、最も長く愛された戦車です。780hpという戦車としては若干非力な馬力ですが、重量の軽さゆえにドイツのアウトバーンにおいて、なんと最高時速110kmを叩きだしたという伝説があります。全長9.53m、重量41.5t。さあ勝負の行方はいかに?
勝利した戦車に搭乗する人の満面の笑みが、子供っぽくて良いですな。