A-10サンダーボルトが空中でKC-135から給油を受けている映像です。空中給油は、1923年にアメリカ陸軍航空隊によって行われたのが世界初です。機体はDH-4B二台です。
戦闘機が飛び続けられる時間は思いのほか短く、数時間程度です。目的地までの往復時間などを差し引けばさらに短くなります。たとえば戦闘機が敵の攻撃を警戒し、空中哨戒を行っている最中。
給油のためにいちいち着陸し、哨戒を中断してしまうのは、敵にとっては格好の隙となります。かといって哨戒を中断しないために、数機の戦闘機を用意し、交互に任務にあたらせるのは離着陸の回数が増え、効率が悪くなります。
そこで必要になったのが空中給油です。これを行えば、一機の戦闘機により中断することなく空中哨戒を行えます。
この動画の空中給油は、フライングブーム方式と呼ばれるもので、アメリカ空軍で使用されている方式です。給油機が給油用ブームを操作し、給油を受ける航空機に燃料パイプを挿し込んで給油を行います。
サンダーボルトのペイントが可愛いです。