ナチス・ドイツ空軍の破壊王、伝説の戦士ルーデル大佐と、彼の繰るJu87爆撃機・通称「グスタフ・タンクキラー」の映像です。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐は、第二次世界大戦で驚異的な大活躍をした男です。
悪魔だの爆撃大佐だの、ソ連最大の敵だのと畏怖を込めて呼ばれた彼は、ヨーロッパ東部戦前でソ連の戦車500両以上、車両800台以上を撃破。敵戦闘機を9機を撃墜、また30回撃墜されました。
また、出撃回数もけた違いに多いという話も聞きます。まさに朝飯前で出撃しては爆撃し、散歩みたく出撃しては爆撃し、実際に撃破した戦車類はもっと多いと言われます。彼がケガをして休養を命ぜられているにも関わらず、病院を逃げ出して出撃したという逸話もあり、敵の撃破数を少なく報告する理由も、そういった行動にあるそうです。
彼のあまりの戦功は、それに見合う勲章が存在しなかったほどのため、ヒトラーはナチス・ドイツ最高位となる「黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章」という神々しいにもほどがある勲章をわざわざ彼のためだけに新たに設け、彼に贈ったそうです。