BATON airsoft BG-PCC CO2GBB
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BATON airsoft Noveske GEN4 DEVGRU RYUSOKU-AEG

レビュー: 金子一也 (Gunsmith BATON 広報)

JASG認定電動ガン BATON airsoft Noveske GEN4 DEVGRU RYUSOKU-AEG

今やCO2GBBメーカーとして広く認知されているBATON airsoftだが、同社の原点がチューニング済み電動ガンの製作、販売にあったことをご存じの方も少なくないことだろう。
当BATON airsoft通信でも2013年にレビューを公開している、BATONairsoftオリジナル電動ガン第1弾のM4CQB BLOWBACKは、当時大変な話題となったものだが、あれから10年を経てリリースされたF1 Firearms UDR-15 RYUSOKU-AEGも、その完成度の高さで多くのユーザーから好評を持って迎えられている。
今回ご紹介するNoveske GEN4 DEVGRU RYUSOKU-AEGは、2023年12月中旬の発売を予定している、RYUSOKU-AEGシリーズ第2弾の新製品である。

本製品もJASG自主規約に基づく認定検査に合格した安全安心なエアースポーツガンであり、購入後三ヶ月以内は、修理工賃・パーツ代に加え、修理品の受け渡しにかかる送料までもが完全に無料という万全のサポートが用意されている。
※サポートには商品添付の保証書が必須となり、購入後3ヶ月以上経過した場合でも、有料でのサポートを受けることが可能だ。

NOVESKEとDEVGRU

DEVGRU
出展:https://www.thedrive.com/the-war-zone/40523/about-those-custom-rifles-navy-seals-were-seen-carrying-on-a-recent-training-mission

NOVESKE社といえば、ガンマニアなら知らぬ者の無い一流銃器メーカーだが、DEVGRUについて深く知っているのは、熱心なミリタリーマニアに限られるだろう。
当記事執筆担当も特別詳しい知識は持ち合わせていないのだが、DEVGRUとはDevelopment Groupの略称で、米軍統合特殊作戦コマンド (Joint Special Operations Command/JSOC)の指揮下にある非公式の特殊部隊とのことだ。

その性質故、使用する銃火器についての詳細もほとんど不明なのだが、2021年に航空写真家のRaven Harris氏が撮影した上の画像で、NOVESKEの10.5インチGEN3アッパーと思しきレシーバーを備えたARが確認されている。

また、米海軍が2007年から2020年にかけて総額約490万ドル(日本円にして7億3500万円)相当の複数契約を締結している事実が連邦調達データベースシステム(Federal Procurement Database System)の記録にあることからも、DEVGRUがNOVESKEのライフルを採用しているのは確実な様子だ。
今回ご紹介するNoveske GEN4 DEVGRU RYUSOKU-AEGは上記の事実を元に、DEVGRU正式採用銃をイメージして企画、開発したオリジナル商品である。

NOVESKE社正規ライセンスを取得したリアルな外観

NOVESKE社正規ライセンスを取得したリアルな外観
NOVESKE社正規ライセンスを取得したリアルな外観
Noveske GEN4 DEVGRU RYUSOKU-AEGは、Noveske Rifleworksの正規ライセンスを取得して製造されたリアルな電動ガンとなっている。ほぼ全身がFDE(フラットダークアース)で仕上げられたそのディティールを、今回も銃口周りから見ていこう。

フラッシュハイダー
アウターバレル先端
10.5インチのアウターバレル先端には、実銃が採用しているDEAD AIR社のKeyMountフラッシュハイダーを模したシャープなスリープロングタイプハイダーを装備。アウターバレル先端は14mm逆ネジ仕様のスレッドになっているので、ハイダーを取り外すことで好みのマズルデバイスの装着が可能だ。

ハンドガード
NSR 4th
8角断面を持つシャープなハンドガードは、NSR 4th Generation Handguard- N4を再現した9.75インチのM-LOKタイプ。ジュラルミンからCNC加工によって削り出されており、実物同様の軽さと丈夫さを兼ね備えている。

Noveskeの刻印
Noveskeの刻印
ハンドガード付け根付近の両側には、正規ライセンス取得品の証であるNoveskeの刻印が深く刻まれている。その基部からのラインがスムーズに繋がるアッパーレシーバーは、Noveske 10.5 SHORTY UPPERとしてデザインされたもので、その一体感の高さが実に魅力的だ。

セレクターレバー
レシーバー右側面にはアンビ仕様のやや短いセレクターレバーに加え、同じくアンビ仕様のボルトリリースがマガジンリリースボタンの上に設けられている。ボルトストップがかかった状態でのマガジンチェンジにおいて、左手でフレッシュマガジンを挿入した直後にトリガーフィンガーでボルトをリリース出来れば、次弾発射が格段に速くなることは、M4系ARユーザーならイメージ出来ることだろう。
本製品は電動ガンなのでさほどの恩恵は無いが、後述するダミーボルトの解放に使えるのは嬉しいポイントだ。
また、小ぶりなケースディフレクターと、ボルトフォアードアシスト周りの膨らみとの位置関係が一般的なM4レシーバーと異なっている部分と、アシストノブの後ろ面にNoveske社のトレードマークが入っている点にも注目していただきたい。

マガジンハウジング
マガジンハウジングにNoveske社のトレードマークが誇らしげに刻まれたレシーバー左側面は比較的シンプルな構成。アンビ仕様のマガジンキャッチボタンは必要最小限のサイズで、周囲に一段高いリブが設けられている。GEN4レシーバーから採用されたこのリブは、銃をスリングで吊った際にアンビマグキャッチボタンが装具等に当たって、マガジンが脱落するトラブルを防ぐためのものだ。
恐らくはGEN3がDEVGRUによるバトルプルーフを受けたことで採用されたデザインと思われる。
素早いマグチェンジを可能にするため、マガジンハウジングの入り口、いわゆるマグウェル部分が広く造られているのも、実用性の高さを物語っている。

チャージングハンドル
チャージングハンドルはRADIAN WEAPONS社のRAPTOR AMBIDEXTROUS CHARGING HANDLEを模したもので、実物通り左右両側からのコッキング動作が可能となっている。電動ガンで頻繁に操作する部分ではないが、ホップ調整の際には必ず触れる部分なので、操作に当たって利き手を問われないのは嬉しいところだ。
トップレール後端上面にトレードマークが刻まれている部分も、マニア心をくすぐってくれる。

黒いダミーボルト
チャージングハンドルを引くと、黒いダミーボルトが後退し、青いホップチャンバーとホップ調整ダイヤルが現れる。ホップ調整ダイヤルは上(反時計方向)に回すことでホップのかかりが強くなる。
尚、レシーバー左側にあるボルトリリースレバーの下端部を押さえながらチャージングハンドルを引くことで、ダミーボルトを後退位置にロック出来るため、ホップ調整の際に活用していただきたい。ロックの解除は、レシーバー右側のアンビリリースレバーでも行える。


トリガーガード
ロアーレシーバーと一体のトリガーガードは下方に向かって大きく、またその幅も広く作られており、マグチェンジの際等、グリップを握った片手で銃を支える場合のサポートとして有効に機能する。トリガーガードの下面には控えめなサイズのレーザー刻印が見えるが、この中にJASG認証済みのBATON製品であることを示す、BAから始まる固有のシリアルナンバーが刻まれている。


EMG
ハイトルクモーターを内蔵した樹脂製グリップはEMG (Evike Manufacturing Group)のロゴが入ったオリジナルだが、近年のトレンドである角度の立ったデザインを採用しており、脇を締めたコンパクトな構えが可能だ。

バットストック
バットストック
バットストックはMOE-SLカービンストックを模したスリムな物で、左右両側に設けられたリリースレバーとQDスイベルマウントはもちろんのこと、チェストリグやプレートキャリアの装着時にフィットするよう角度の付いたバットプレート等、実物同様の使い易さを再現。無論、6段階のポジション調整も行える。

5種類の発射モードが楽しめる電子トリガーシステム

電子トリガーシステム
本製品は前作のUDR-15 RYUSOKU-AEGと共通のプログラマブルメカボックスと、SDU 2.0電子トリガーシステムを採用しており、通常のセーフティ、セミオート、フルオートをデフォルトのMode.1として、5種類の発射モードが楽しめる。モードの切り替えはマガジンハウジング内、メカボックスの底面に見えるスイッチによって行われ、以下の順に移行する。

Mode.1 : セーフティ → セミオート → フルオート
Mode.2 : セーフティ → セミオート → 3点バースト
Mode.3 : セーフティ → 2点バースト → フルオート
Mode.4 : セーフティ → 3点バースト → フルオート
Mode.5 : セーフティ → 3点バースト → 9点バースト

スイッチ
スイッチはごく小さい物だが、指先で容易に操作可能で、モードの変更に当たって特別な設定等は一切不要。具体的にはスイッチを押し込むことで点灯する赤いLEDランプが2~3秒で点滅し、モードが切り替わったことを知らせる手軽な仕組みだ。尚、マガジンの挿入でスイッチが誤作動する心配は無い。

マガジン
付属のマガジンは装弾数300発の多弾タイプ。内蔵されたゼンマイが強力なため、およそ20発毎秒のフルオートサイクルに難なく対応し、レーザービームのような弾道を実現してくれる。

BATON流速チューンが実現する最高クラスの命中精度

RYUSOKU-AEGと銘打たれたこの製品は、BATON airsoftオリジナルの『流速ルーズバレル6.10』と、『流速 面ホップアップパッキンセット』を使用したBATON理論による流速チューンが施されており、市販されている電動ガンのいわゆる箱出し状態では、最高クラスの命中精度を実現している。
その実力は上の動画でおわかりいただけると思うが、BATON Range内ロングレンジに常設された30m先のステルスターゲットに対するレスト射撃で、10発のグルーピングを20cm以内にまとめるという、スナイパーライフル並みのグルーピングを叩き出すのだ。
この命中精度はBATON airsoft バシコスバイオBB弾0.28gを使用しての結果だが、0.25g弾でも適正ホップで極めてフラットな弾道が得られるため、11.1Vリポバッテリーによる秒間約20発というサイクルも相まって、サバゲーフィールドで恐るべき制圧力を発揮することだろう。

QDサプレッサー
最後になるが、当製品には別売のオプションとして、AAC M4-2000タイプのQDサプレッサーと、同Blackout 51Tタイプのフラッシュハイダーが用意されている。尚、このサプレッサーがNOVESKEライフル用としてDEVGRUに採用された事実は確認済とのことだ。

KeyMount
KeyMount
フラッシュハイダーを標準装備のKeyMountと付け替えることで、着脱が容易なQDサプレッサーを状況に応じて使えるというのは実に楽しく、撃たれる側から聞く発射音を抑えるサイレンサーとしての機能も期待出来るので、本体と合わせて入手してみてはいかがだろうか。

Noveske GEN4
Noveske GEN4

かのDEVGRUが過酷な戦場で戦うための道具として選んだNOVESKE製品。その最新機種であるGEN4 10.5″をDEVGRU風のセットアップで仕上げた、BATON airsoftオリジナル電動ガン、Noveske GEN4 DEVGRU RYUSOKU-AEG。
見た目のイメージに違わぬ性能の高さ、強さを、サバゲーやシューティングの場で、存分に振るっていただきたい。

スペック


全長 730~809mm
重量 2,340g
銃身長 250mm (インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 300発
価格 54,800円(税別)
発売日 2023年11月下旬
動力源 リポバッテリー(11.1V対応)
初速 最高 88.4m/s
平均 87.3m/s
最低 86.1m/s
ジュール 0.762J
※BATON airsoft BASIKOSバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温24度

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2023/09/30


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