WA ガスガン ベレッタM92FS スーパー・バージョンR 【エアガン レビュー】
1998年頃に購入したウエスタンアームズ(WA)のベレッタM92FSを再レビューすることにした。
実銃のベレッタM92FSはイタリアのピエトロ・ベレッタ社が製造し、9mm×19パラベラム弾を使用するオートマチック拳銃だ。実銃の装弾数は15+1発。1985年に米軍制式採用となったことで日本でも一躍有名になり、映画「
ダイ・ハード
」(89年公開)で主人公役のブルース・ウィリスが使用したことで、その人気にいっそう拍車がかかった。その後もさまざまな映画で使用され、ジョン・ウー監督の映画「男たちの挽歌」の二丁拳銃とか、よく真似して遊んだものだ。米軍ではM9ピストルと呼ばれている。
エアガンとしてのベレッタM92Fというと、最初に買ったのはMGCのフィクスド・ガスガン。インナーバレルにライフリングが切られたサイクロンバレルを搭載していたのもMGC M92Fの特徴だった。ちなみにM92FとFSの違いは米軍に納入されたM9ピストル(M92F)がスライド破損事故を起こしたため改良されたのがM92FSとなる。
WAのベレッタM92FSは最初のモデルがプレシュートのスーパーブローバック方式を採用し1993年に発売、95年にはマグナ・ブローバックとして完成、スーパー・バージョン、そしてRとして進化した。その強烈なブローバックリコイルは当時では他の追随を許さなかった。
WA ガスガン ベレッタM92FS スペック
全長 |
217mm |
重量 |
855g |
銃身長 |
112mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 25+1発 |
定価 |
19,000円(税別) |
発売日 |
1998年 |
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パーツリスト |
2007年12月、このレビューを改めて書こうと思ったきっかけは各社から新しいM9が発売になっているから。
WAはカーボンブラックHW素材の最新海兵隊仕様であるM9A1、KSCは新ブローバック・エンジンのSYSTEM7を搭載したU.S.M9 07ハードキックを発売する。マルイも電動ハンドガンのM9を予定しているらしい、とやや強引な持っていき方ではあるが、なぜか今自分の中でベレッタM92FSが熱い。
WA ベレッタM92FS カーボンブラックHW
いまでこそ、45口径がマンストッピングパワーで優れているだとか騒がれてはいるが、私は9mmルガー(パラベラム)弾を使用するピストルはバランスが取れていて好きだ。
特にベレッタM92FSはいかにもイタリアンで優雅な曲線と大胆にカットされたスライドから覗くバレルの意匠が美しいと思う。
←かれこれ10年近く前のエアガンだが、ガスをチャージするとしっかり作動する。
パーティングラインも綺麗に消されており、エッジもシャープだ。10年を経てもWAの加工技術の高さが伺える。
なかなか真っ直ぐ飛ばない可変ホップアップバレル仕様、逆さまにしても生ガスを噴かないで撃てるN.L.S.搭載。
1997年にスーパーバージョン、1998年にスーパーバージョンR、1999年にパーフェクトバージョンと改良を重ねている。
2007年8月の横田基地祭で展示されていた実銃のM9ピストル。
■関連DVD
ダイハード トリロジーBOX
2007/12/03