東京マルイ VSR-ONE エアガン レビュー
東京マルイのVSR-ONEがついに発売! その性能はいかに? 屋外シューティングレンジでの射撃も含めて動画にてレビュー。
最新モダナイズされたボルトアクション"VSR-ONE"
VSR-ONEは東京マルイのベストセラーボルトアクションライフルVSR-10をベースとして、最新の外装にリファインされたモダナイズバージョンだ。
拡張性に優れたM-LOK対応の軽量シャーシ、ピカティニー対応のマウントレール標準装備、閉所戦闘での取り回しに優れた短い800mmの全長、2.1kgの軽量さなど、使い勝手が格段に良くなっている。
専用のピストルグリップはガスブローバックのARグリップと互換性もあるが、標準のグリップがとても握り心地良い。重心もトリガーガードの前あたりで、前後のバランスがとても良い。
大型のコッキングノブのおかげでとても滑らかにコッキングでき、引きも少し軽くなったような気もする。トリガープルもVSR-10より100gほど軽くなった。
インナーバレルが200mmと短いこともあってか、初速は0.2g弾で81m/s程度とVSR-10に比べると低め。それでも30m、40mで25cmサークルにヒットできる性能は十分に有している。ただ距離50mとなると、その初速もあって弾の勢いが衰えてドロップしてしまう傾向にある。
とはいえ、そのコンパクト軽量さを活かして機動力抜群のVSR-ONEは、サバゲーにおいて敵を補足したら正確な一撃を食らわして、すぐさま陣地転換し、再び違う角度から敵を観測して狙撃といったスカウトスナイパーのようなポジションも可能だ。
スナイパーの新世代の相棒として、本モデルも長く愛用できそうな一丁だと感じた。
サバゲーで使ってみて
先日、ボルトアクションライフルだけのスナイパーサバゲーで1日使ってみた感想を述べよう。
まず、圧倒的に軽いので取り回しが楽。スコープ付きで(といっても軽量なコンパクトスコープだが)、1日使ってもまったく疲れない。そしてボルトアクションとしては圧倒的に短いので、アンブッシュしていても取り回しの良さが抜群だ。
ただ、気になった点もいくつかあった。
まず、マガジンの取り出しにくさ。VSR-10と比べてややマガジンの押し出しバネが強くなっているが、それでもグローブをしているとマグキャッチボタンが押しにくかったり、ボックスマガジンが引き出しにくかったりした。大型マグキャッチや、マグプルバンパーのようなカスタムパーツが欲しくなる。
つぎにストックのネジが緩んできてガタついてしまった。これはマガジンを折り曲げてネジを増し締めすればOKだ。ネジロック材を付けておくなど、定期的なチェックが必要な部分だ。
ボルトハンドルが大型化して引きやすくなったが、ギリーや装備に引っかかりやすくなった。個人的にはグローブ装着していても、ここまで大きくなくてもよいと思った。ボルトハンドルは取り外せるので気になる場合は小型化するのも良いだろう。
また、ストックのL型形状のバット部もギリーや装備に引っかかりやすかった。コンパクトに構えたいときに長さを変えられないのも不便だ。折りたためなくても良いので、伸縮調整できるARストックに換えてしまうのもカスタムの一つだろう。
VSR-ONEのカスタム
スペック
全長 | 800mm / 614mm (サイレンサー装着時) |
重量 | 2,100g (サイレンサー、マガジン含む) |
銃身長 | 200mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
定価 | 29,800円(税別) |
発売日 | 2022年4月15日 |
VSR-10 Gスペックの記事はこちら
東京マルイ エアガン VSR-10 Gスペック 屋外射撃テスト
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