サバイバルゲームの基本ルール
初心者もベテランも一度読んでみてね。フラッグ戦 ゲームルール
もっとも基本的なフラッグ戦のルールを説明します。
フィールド両端に設置された両チームのフラッグと呼ばれる旗を取り合います。いわば陣取りです。
全プレーヤーは2チームに分かれ、制限時間内に相手チームの陣地に設置されているフラッグを取ることが勝利条件となります。
プレーヤーはチーム識別用に腕にマーカーと呼ばれる赤や黄色の腕章を付けます。このマーカーは両腕に付けるのが基本です。ゲーム中にはこのマーカーの色を瞬時に判断し、敵か味方かを見極めて攻撃します。
フラッグはフィールドによっては樹木などに吊るされた旗とともにホイッスルをおいてある場合や、ホーンだったり、スイッチを押すとブザーが鳴る仕掛けになっている場合もあります。
1ゲームの制限時間は10~15分程度です。 ※フィールドの運営方針で決まります。
デイゲームの場合、朝から始めて夕方まで、通常10ゲーム以上行います。
チームの人数に決まりはありません。3人でも100人でもフィールドの広さや場所によりさまざまです。
それぞれのチームの人数はなるべく同じ人数に調整するのが普通ですが、意図的にどちらかのチームを多くしたり、人数によって使用するウェポンを制限して双方の火力を調節する場合もあります。
ヒット判定
サバイバルゲームでは自分の体にBB弾が当たると「ヒット」となり、自己宣言(ヒットコール)し、フィールドから退場、セフティゾーンへと速やかに移動しなければなりません。 BB弾は相手チームの撃った弾はもちろんのこと、味方チームに間違って撃たれてもヒットとなります。また、自分で自分を撃ってもヒットです。
ヒット判定の定義は、露出部分も含めて身に着けているすべてのウェア・装備、そしてウェポンです。 障害物から銃だけ出して撃っているときに銃に弾が当たったときや、ヘルメットやボディアーマー、ポーチ類、ブーツなどの硬い部分に当たっても、また壁や天井、樹木などに当たって跳ね返った弾、いわゆる「跳弾」もすべてヒットになりますので注意しましょう。
BB弾は撃ってからターゲットに届くまでに意外と時間を必要とします。20m先の相手だと、約0.5秒かかります。したがってサバゲでは頻繁に相撃ちが発生します。誤解しやすいのが、「俺が先に撃った弾が当たったのだから、あとからその相手が撃った弾に当たっても自分はヒットにならない」という認識は間違っています。ほとんどの場合、同時に放った弾が双方に当たっています。 仮にヒットした相手があとから撃った弾が自分に当たったとしても、極端な話、セフティゾーンから第三者に撃たれたとしても、それもヒットとなります。つまり、原因はどうであれ、ゲーム中に弾に当たったらヒットとなるのです。
フリーズコール
サバゲでは数メートルの至近距離で相手に遭遇することがあります。両者が互いに気づいていればその時点で撃ち合いになるでしょう。しかし、敵プレーヤーの背後をついて、相手が自分の存在に気づいていないこともあります。そういった際に「フリーズ」と声をかけて相手を撃たずしてヒットを取るルールがあります。
これは相手に配慮した善意のルールです。ですので、フリーズと声をかけずに撃ってしまってもかまいません。ただし、至近距離でですから余裕さえあれば、怪我のしにくい場所、つまり、装備の上、背中、足、お尻などを狙って撃ってあげるのがよいでしょう。
しかし、最近はこのフリーズコールを禁止しているフィールドも多くあります。フィールドのローカルルールを確認したうえでプレーしましょう。
本サイトでもフリーズコールは禁止することを推奨します。なぜならば言った言わない、聞こえなかったなど、誤解によるトラブルが発生するからです。近くで撃たれたプレーヤーが「フリーズコールすべきだ」と相手に文句を言う立場逆転のケースすらありました。
敵プレーヤーに接触してはいけない
サバゲ創成期にはゴムナイフによるナイフアタックルールがありました。いかに相手に気づかれずに近寄れるか、これはサバゲの醍醐味のひとつですが、顔見知りならともかく、敵プレーヤーに直に触れることで、やはりトラブルの元となることは必至なので、現在ではナイフアタックルールはもちろんのこと、敵プレーヤーに触ってはならないルールとなっています。インドアフィールドなどで障害物から銃だけ出して撃っている相手のウェポンを押さえ込んでしまうことももちろん禁止です。もし間違ってでも相手に触れてしまったら、両者はヒットと判定します。
なお、味方同士ではハンドシグナルやサインなど声を出さないでコミュニケーションをとる手段として触れることはルール上問題ありません。
ゾンビとは
ヒットされてもヒットコールせずにゲームを続行するルール違反者をゾンビと呼びます。
ゾンビ行為には無意識のゾンビと意識的なゾンビの二種類があります。全力でダッシュしていて当たったことに気づかない、装備の硬いところに当たって気づかない、ルールを知らずに跳弾などにあたってもヒットコールしない、などが無意識のゾンビですが、いずれもそのプレーヤーの過失を問われます。どんなときでもヒットされているのかどうか意識を集中し、疑わしいときはヒットコールするつもりでプレーしましょう。また、プレートキャリアにヘルメットなどのゴテゴテの重装備は無意識のゾンビ行為を誘発します。初心者はなるべくそういった装備は避けたほうが無難です。
ウェア・装備のルール
ゴーグル着用は必須装備です。誰もがいかなる状況でもフィールド内に入るときには必ずゴーグルを着用しなければなりません。ゴーグルにもさまざまな種類がありますが、サバゲではあらゆる方向から弾が飛んでくるため、隙間の大きいシューティンググラスタイプのゴーグルは禁止されているフィールドがあります。また、工事作業用や、スキー用などのゴーグルはお勧めできません。専用のゴーグルを使用しましょう。
インドアフィールドなどではフェイスガードつきのゴーグルのみ許可されている場合があります。フィールドレギュレーションを事前に確認しましょう。
ゴーグル以外にウェアのルールは特にありませんが、長袖長ズボン、グローブ、くるぶしまで覆われた滑りにくいブーツ、キャップやハット等のヘッドギアの着用を推奨します。
フェイスガードやネックガードをすることで顔周囲の被弾ダメージを軽減する効果があります。また、ニーパッドの着用によりニーリングの姿勢をとりやすくなります。
禁止事項
セフティゾーンでは試射エリア(シューティングレンジ)以外では試射してはいけません。
セフティゾーンでは銃のセフティをかけ、マガジンを抜き、ガンスタンドなどの安全な場所に安定させて置いてください。
ゲーム中に自分が先にヒットされても、ゲームが終了するまでセフティゾーンで試射してはいけません。
フィールドインしてから、ゲームスタートの合図があるまでは射撃してはいけません。フィールドインするなり弾が出るか不安になるのか、試射をはじめるプレーヤーを見かけますが、好ましい行為とはいえません。フライング行為とみなされることもあります。
ゲーム中ヒットされたら、そのゲームが終了するまで、フィールド内に残存しているプレー中の敵や味方とコミュニケーションを取ってはいけません。セフティゾーンから無線の使用も禁止です。
ゲーム中、相手に罵声を浴びせてはいけません。よくあるのが「今の当たってんだろ!」といった、自分の撃った弾が当たっているのに相手がヒットコールしないことに業を煮やして罵声を浴びせる行為です。当たっているようで弾が届いていないとか、風に流されているといった勘違いケースもあります。またゾンビ行為は当事者同士で話さずにゲーム終了後、フィールド管理者に進言しましょう。
また、ヒットコール後、必要以上に撃ち込まれて「ヒットって言ってんだろ!」というのもよくあるパターン。ヒットコールは大きな声で両手を挙げるなどジェスチャーもあわせて行いましょう。撃つほうも必要以上に撃ち込まない配慮が必要です。初心者ほどトリガーを引きっぱなしにする傾向があるので注意が必要です。
必要以上にゲーム中に叫ばない。たまに興奮して奇声を上げるプレーヤーを見かけますが、第三者からすると気持ち悪いので注意が必要です。ただし、ゲーム中に建物をクリアしたときや、指示などで周囲に状況を知らせたいときなどは叫ぶのもありです。
ゲーム中に弾が尽きたら、あるいは自分の銃が故障するなどして射撃できなくなった場合は、ヒットとなり退場するのが潔いと思います。
ヒットされたプレーヤーから銃や弾を受け取ってはいけません。
「殺す」という表現は使用してはいけません。ファミレスで「こないださぁ、敵を3人も殺したぜ!!」など、他人が聞いたらゾッとしますので注意が必要です。
ゲーム中、プレーヤーの意思に関わりなく、フィールド外にでた場合はヒット扱いとなり、セフティゾーンへ速やかに退場してください。
フィールド外でのルール
軍モノのウェアはフィールドまでは着用せず、フィールドに到着してから着替えましょう。
朝、セフティゾーンに集合したら周囲に挨拶をしましょう。
自分が最初に参加する1ゲーム目のフラッグに集合したら「よろしくお願いします」と挨拶しましょう。連帯感が高まります。
1日のゲームを終えて帰るときは周囲に「お疲れ様でした」「お先に失礼します」などの挨拶をしましょう。
ゲームが始まる前に準備運動をしましょう。翌日の筋肉痛が和らぎます。
ブログなどでその日のゲームの出来事を書く際に、アイツはゾンビだったとか、マナーが悪かったなど、公の場に悪口を書くのはトラブルの元です。逆にそのような事を書くプレイヤーとはゲームをしたくはないと思われるでしょう。そういうことがあったのであれば、ゾンビ行為同様に当日その場でフィールドマスターやゲーム主催者に進言し、解決すべきです。
2008/5/5
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