World of Tanks で遊んでみた!
ベラルーシのWargaming社が配信するネットゲーム、ワールド オブ タンクス(World of Tanks)で遊んでみた。このゲームは第二次世界大戦を中心に世界各国で開発された戦車を操作してオンライン対戦するPC用ゲームだ。戦車を俯瞰でみて操作するいわゆるサードパーソンシューティング。戦車で壮絶なバトルが展開されるサバイバルゲームだ!!
6か国の戦車が友軍に連なる不思議な光景。
なんとなく自分のイメージなんだけど、無料のネットゲームってクオリティが低くて、結局課金させられてつまらない、なんて印象しかなかった。
しかし、先日のミアカフェとのコラボカフェでちょっと遊んでみたら、これが凄く面白そうだったので自宅のPCにもインストールしてところ、睡眠と食事を削ってでも遊びたくなる楽しさ!!
もちろんネットゲームなのでソフトウェアのインストールは無料!!
ということでワールド オブ タンクス(以下WoT)、YASの超おススメゲームとして紹介しちゃいます。
ソフトのインストールはWorld of Tanks 公式サイトサイトから行う。
アカウントもこのサイトで作っておく。Eメールアドレスと、ゲーム内で使用するユーザー名とパスワードを登録するだけ。個人情報などは入力しないのでお気軽だ。
ゲームを始めるとまずはガレージが表示される。ここに自分の所有する戦車が格納されている。
画面下に保有戦車の一覧がある。このガレージはかなり進めた状態だけど、ゲームを開始したばかりなら米英独露仏のTier1の戦車がおいてあるはず。Tireというのは戦車の強さを10段階に分けたクラスを意味する。強い戦車ほどTierが上がっていくわけだ。
ゲームは戦車で戦闘を行って、そこで得た経験値とクレジットを使って新たな戦車を開発し、新戦車を購入して、再び戦場へ向かうという流れ。
操作はキーボードとホイールマウスで行う。初心者向けに基本操作を覚えるチュートリアルも用意されているので、ガレージに入ったらまずは左上のチュートリアルをクリックしてみるとよい。
メインとなる戦闘はランダム戦といって、サーバーがプレイヤーの戦車レベルを自動判定してチームに振り分けられる。自分のTierから上下2レベルの戦車と戦うことになる。
ただ最初のTier1の時は初心者同士でチームが組まれるのでいきなりカモられるということはない。
ランダム戦以外にもチーム戦もできる。
戦闘は15両vs15両のバトルで、互いの陣地を占領しあうフラッグ戦、攻防戦、両陣営の中央のフラッグを取り合う、いわゆるセンターフラッグ戦がある。1回の戦闘時間は15分。敵戦車をすべて撃破しても勝利。
ゲーム開始時はスタート位置に自軍の戦車がズラリと並ぶ。
米英独露仏中の6か国の様々な戦車が並ぶ。おおよそ1920年頃から1960年くらいまでに活躍した東西の戦車が登場する。
敵フラッグエリアで占領中!! 一定時間とどまることで占領できる。
戦車開発の道のりは遠く厳しい!?
まずはどの国の戦車を使うか悩ましいところ。しばらく遊んでみてYASはドイツ戦車と迷った挙句、ソ連の戦車をメインに使ってみることにした。T-34とか乗ってみたいしね。
戦車の開発は技術ツリーと呼ばれる開発順に沿って行う。いきなり高レベルの戦車は扱えないわけだ。
※画像クリックで拡大。ドイツ、ソ連、アメリカ、イギリス、フランス、中国の技術ツリー拡大画像。
戦車のタイプは5種類に分けられる。
軽量で機動力の高い軽戦車(Light Tank = LT)、バランス型の中戦車(Midium Tank = MT)、厚い装甲と強力な主砲の重戦車(Heavy Tank = HT)、火力に特化した駆逐戦車(Tank Destroyer = TD)、曲射弾道で砲撃可能な自走砲(SPG)。
それぞれメリット・デメリットがあり、プレーヤーの好みで選ぶのが良いだろう。
ソ連軍戦車の場合、有名な戦車だとT-34やKVシリーズ、高Tier戦車だとISシリーズなどがある。
とくにTier5の重戦車KV-1とTier6のKV-1Sはゲーム内でも猛威をふるっている。
乗ってみたい戦車を目指して技術ツリーで進化系統を確認し、プレーしていくと良いだろう。
ドイツ戦車ならばタイガー→キングタイガーと続く重戦車の開発ラインが素敵。黒騎士やビットマンになりきって「俺のケツをなめろ!!」や「魔女の婆さんに呪われてるな...」とかPCの前で叫びながら遊びたい。
YASの場合、まずはTier5のT-34中戦車を目標にバトルを展開。ゲームの操作はとてもシンプルで初めてでも難なく遊べた。FPSなどを遊んだことがある人ならば違和感ないはずだ。
マウスホイールを回すと三人称視点から一人称視点になり、さらに砲手視点のスナイパーモードというスコープを除いた拡大視点になる。敵戦車を発見すると赤いマーカーが視界とミニマップに移る。砲塔を旋回して照準インジケーターを合わせると敵車両に赤い輪郭線が付く。この輪郭線は射線が通っている場合のみ表示され、地形や建物などに隠れている場合は表示されない。
敵に弾が当たればダメージを与えることができる。ただし敵戦車の装甲厚や角度、いわゆる避弾経始によって弾が弾かれる場合がある。
またほとんどの戦車は車体前面が厚い装甲で構成されているので、側面や背後を狙える位置に移動するポジショニングも重要。
さらにはキューポラや燃料タンクなどの弱点をついて狙ったり、履帯(キャタピラ)破損やエンジン炎上、弾薬庫爆発といったアクシデントも発生する。とくに履帯破損や砲塔破損などは命取りなので即時に修理できるアイテムを装備して戦闘に赴くことになる。
弾の種類もあって、通常の徹甲弾、より貫通力の高い硬芯徹甲弾、対戦車榴弾(HEAT)などがある。
1回の戦闘が終わるとクレジットと経験値がもらえる。敵を多く撃破するほど多くの経験値がゲットできる。撃破させずとも弾を貫通させたり、偵察に徹して敵を発見したりと味方チームをアシストすることでも戦績をあげられる。
戦闘で得た経験値でより高性能な主砲やエンジン、サスペンションなどのパーツを研究する。技術ツリーの進化ラインが研究済みならば、上位Teirの戦車も研究できるようになる。
戦車の性能を底上げする拡張パーツは1両につき3つまで搭載できる。
視界範囲を拡大して敵戦車を発見しやすくなったり、弾の装填速度の向上、照準時間を短縮できるパーツはゲームを進めるうえでのアドバンテージとなる。
私の場合は改良型射撃装置と装填棒を装備して射撃性能を底上げし、迷彩ネットでカモフラージュするか、双眼鏡で視界範囲を広げるパターン。
戦車やパーツだけではなく、搭乗員もこのゲームの重要な要素。
車長、砲手、装填手、操縦手、無線手などなど、各戦車に応じた搭乗員のスキルを鍛えて戦闘能力を向上させることができる。
搭乗員の基本スキルは50%からはじまり、100%までレベルアップする。
さらに基本スキルが100%になるとセカンダリスキルを習得できるようになる。
おススメのセカンダリスキルは車長の第六感。これはパークスキルと言って100%になってはじめて利用できるスキルなんだけど、敵から発見されると画面上に電球のアイコンがピコーンと表示される。もし自分が敵を発見してなくて、敵に見られていたら圧倒的に不利なのですぐさま回避行動に移れる便利なスキル。
戦闘で使える基本テクニック
茂みに隠れるアンブッシュ。ブッシュに隠れると敵から発見されにくくなるので、最初にマスターしておきたい基本テクニック。
川や低地を進めば敵から発見されにくくなる。浅い川や湿地ならばガンガン進行できる。
ただし、深い川や湖に落ちると車体が水没してしまい、戦闘不能になるので注意!!
建物や時には味方の残骸を盾にして、なるべく自分の姿を敵に晒すことなく戦うのが勝利への秘訣。
ときにはこんな壮絶なガチンコバトルも展開される。体当たりしてダメージを与えることもできる。
建物の陰に潜んで索敵する。サバゲー同様に一人で戦線から突出してしまうと、敵戦車から集中砲火を浴びるので注意されたし。
別途購入したゴールドが必要だが、マップに合わせた迷彩塗装を施したり、マーキングを変更することもできる。
なお、課金についてだが、ほとんどの機能が課金を行わずに遊ぶことができる。
ただし、これだけはお金払ってでも遊んだほうが良いというポイントがいくつかある。
最初に課金の設定だが、$4.95で1,100ゴールド~S99.95で25,000ゴールドを購入することができる。支払はクレジットカード、Paypal、銀行振り込みなどに対応している。
ゲーム中はこのゴールドを使って様々な特典を利用できるようになっている。
まずプレミアムの設定。
期間を指定してゴールドを支払うと、その期間、戦闘で取得するクレジットと経験値が50%増になる。
とくに経験値を稼ぐのは大変なので、これはぜひとも設定しておきたい。
次にガレージ枠が最初は少なく、Tier1戦車で満車状態なので、新しい戦車を購入したときには不要な戦車を売却しなくてはならない。コレクターならば一度手に入れた戦車を手放したくない気持ちもあるだろう。なので、1枠300Gでガレージを拡張していくことをお勧めする。
続いて戦車搭乗員の教育。基本スキルはゴールドを支払って100%にすることができる。
経験値は上げるのに時間がかかるし、セカンダリスキルを早めにあげておきたいのでここはゴールドを支払ってでも最初に100%にしておきたいところ。
一人当たり100G必要だが、新規戦車購入時に100%のタンクアカデミー出身の搭乗員を雇うのがベスト。
技術ツリーの中にはゴールドですぐに買えるエリート戦車というものがある。この戦車で得た経験値は全車両で共通のフリー経験値として使うことができるので、新戦車購入直後などは役に立つだろう。
なるべく上位Tierの敵を撃破しやすい重戦車を買って経験値を稼ぐのがおススメ。なをフリー経験値はこれまた変換料のゴールド(25経験値あたり1G)を支払う必要がある。
このフリー経験値変換はあまり効率が良くないのだが、通常の戦車もすべてのパーツ研究と次Tier研究が終了するとエリートステータスを取得し、エリート戦車となるので、まずは手持ちの戦車をエリート化してみるのも良いだろう。
またエリート戦車の取得経験値は搭乗員の訓練促進にも使えるのでメインで使用する戦車はぜひエリート化しておきたい。
なお、1Gは400クレジットに変換できる。車両やパーツ購入時にどうしてもクレジットが不足している場合は変換しても良いが、クレジットはプレミアムに加入して戦闘を繰り返していけばそこそこ貯まりやすいのであまりごっそり変換してしまうのはもったいないだろう。
ソ連Tier8のIS-3重戦車。避弾経始に優れた形状、分厚い装甲、超強力な122mm砲、こんなのと出くわしたら生きた心地がしない。
T-54はソ連Tier9戦車。これまたメチャクチャ強し。このラインの最終形はT-62A。目下ここを目指して奮闘中。
ドイツのパンター戦車。恐ろしいほどの超砲身。貫通力が高そうだ。
クランといういわばチームを作って公式サイトに登録すれば、クラン対戦も可能。クランのランキングも公式サイトで発表されている。
グラフィックの美しさ、戦車の設定の細かさ、操作性の良さなど、全体的によく作りこまれていて、遊べば遊ぶほど味わい深いゲーム。というわけで、World of Tanks、おススメのオンラインゲームだ!!
なんたって、プレーは無料。是非、お試しあれ。
World of Tanks 日本公式サイト
2013/09/25
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