第47回 静岡ホビーショー 2008 東京マルイ 新商品情報【イベント レビュー】
2008年5月15日~18日に開催された、第47回 静岡ホビーショー2008に行ってきたので、さっそく東京マルイブースをレビュー!!
まず、今回の目玉は次世代電動ガンの第二弾、AKS74U。
去年の暮れに発売されたAK74MNのショートバリエーション。
AK74MN譲りのアルミロアレシーバーにプレスのカバー、さらに今回プレス製の折りたたみ式スケルトンストックが再現された。
ボルトの形状は新規。
形状、刻印、レバーの長さなどがAK74MNと異なる。
マガジンはベークライト色を塗装で再現。
6mmBB弾74発装填可能は変わらず。
AK74MNの黒いマガジンと互換性あり。
AK74MNとの比較。かなり短く、そして2630g(バッテリー含まず)と軽量。
で、撃った感触は「あれ、次世代電動ガンて、こんなに衝撃あったっけ?」といった印象。どうやら長くて重くてフロントとリアに重量が配分されたAK74MNよりも短い分、撃った時に暴れやすいんだとか。なかなかいい感じだ。
金属パーツを多用している。
また全パーツの60-70%が新規金型だそうだ。
ボルトの刻印と形状が違う以外はAK74MNと同じ。
レシーバー左側面にはマウントベースがない。ということは光学機器類は搭載できない!?
ゲームで使用することを考えると微妙なところ。
ハンドガード内にミニSバッテリーを装備。矢印のノッチを押し込んでハンドガード上を外す。取り付けはハンドガード前方を固定して押し込むだけでカチャリとはまる。
ハンドガードはマルイお得意のプラ製塗装処理で木目を綺麗に再現している。
リアサイトもAKS74U独特のものを再現。
ピンボケ御免。
プレスストックはぐらつきもなく強度的にもかなりのものだった。
フロントサイトポストとフラッシュハイダーも新規。
ハンドガード内にバッテリーが入るので、クーリングホールからバレルが見えないのはちょっと残念。
AKS74Uは7月上旬発売予定。
価格はAK74MNの54,800円から千円でも二千円でも下げたいとのこと。
電動ガン AKS74U スペック
全長 |
499/739mm(ストック伸長時) |
重量 |
2,630g(バッテリー含まず) |
銃身長 |
260mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 74発 |
定価 |
未定 |
発売日 |
2008年7月上旬予定 |
バッテリー |
ミニS |
つづいてはスタンダード電動ガンのM4-P.M.C.。今年の秋発売予定で限定生産品だ。多分9月発売。
フロント部分を思いっきり短くし全長はわずか620mm。ストックもショートな固定タイプ。重量も2,340gと軽量。
フロントサイト、リアサイトはM4 S-Systemと同じもの。マガジンはベトナムタイプの80連ショートマグが付属。
ハンドガードのデザインはオリンピックアームズのFIRSHハンドガード風w。
レシーバートップのレールとツライチになったハンドガードのレールが使いやすそう。
フラッシュハイダーはノベスケ風w。
サイドにシルクプリントはなかった。
ヘタにいれると逆効果だし入れないかもしれません、とのこと。
なんかもう、ライセンスとか、著作とか最近はうるさいらしい。
ストックはHKなどで同様の形状が出ている。
HKショートフィクスドストック風w。
このストックのバット部分がスライドして取り外せ、中にミニバッテリーを収納する。
む、ラージは入らなかったのかな。
トリガーガードの形状も新規。
このデザインはマルイオリジナルとのこと。
ちなみにレシーバー左側面の刻印はどうするのか聞いてみたが、まだ決まっていないそうだ。これもライセンスの関係があるが、民間系の刻印ですよね?と突っ込んでも回答はなかったので「じゃ、ブッシュマスターでお願いします」と強く推しておいた。
ブッシュマスター刻印で発売されたらハイパー道楽効果だと思ってね。(^_^;
ハンドガードとアウターバレルはアルミ削りだし。む、ちょっと魅力的。レシーバー基部ナットの形状も良い。
ノベスケ風フラッシュハイダーの中は円錐状に加工されていた。
短いながら、ガスチューブも再現されていた。
電動ガン M4-P.M.C. スペック
全長 |
620mm |
重量 |
2,340g(バッテリー含まず) |
銃身長 |
185mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 80発 |
定価 |
3万5千円予想 |
発売日 |
2008年9月予想 |
バッテリー |
ミニS |
つづいてガスブローバックの新作、MEUピストル。海兵隊の使用するシングルガバベースのカスタムハンドガンだ。実銃で言うところの後期型を再現している。
スライド前後のセレーション、アンビセフティ、スリーホールトリガーは亜鉛ダイキャスト製だが、艶消しのシルバーメッキで質感が高い。デルタホールハンマーや、ビーバーテールのグリップセフティなどカスタム度合い満載。
ラバーグリップは残念ながらマルイオリジナルProGrip。「パックリ・マイヤー」ってホントにそのようにスタッフが言っているところがすごいけど、まあ、グリップなんてすぐ交換しちゃうし。フレームのグリップ前面にもしっかりとチェッカリングが施されている。スライド左側面の刻印はPROFESSIONAL CAL.45とある。
パーティングラインを消したフレームにブラスト処理を施し、オイル仕上げとした渋い質感はガバ譲り。
スライド右側面には刻印はない。えー、スプリングフィールドは?? マルイスタッフいわく「入れたい人はカスタムショップで入れてください。」とのこと。もうこうなったら、タニコバのカスタムHWスライド入れるしかないョ!!
チャンバーにはNWTI25 .45 ACPと刻印があった。
プラ製のアウターバレルは黒い仕上げ。ブローバックエンジンはミリタリーモデルと同じものだ。
で、注目したいのが、ノバック社正式ライセンス契約したリアサイト。リアルな形状とNOVAK'Sの刻印が再現されている。
材質は亜鉛ダイキャスト。
実物を輸入しようかとも考えたらしいが、高いし、そもそも輸入できないらしい。
パッケージデザインがかなりカッコイイ!!
敷布がデザートMARPAT。
実物生地ではないけどね。
マガジンはマグバンパー付のシルバーメッキ処理。シルバーというよりちょっと黄色がかったシャンパンゴールドみたいな色。照明の具合でそう見えたのかもしれないが、これはこれで良い質感だ。
ガスBLKガン M.E.U.ピストル スペック
全長 |
223mm |
重量 |
840.8g(マガジン含む) |
銃身長 |
128mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 28発+1 |
定価 |
17,800円 |
発売日 |
2008年7月下旬予定 |
続いてはプロゴーグル。弾力性のある柔らかい素材のフェイスガードと曇りに強いファン付のゴーグル。
カラーはマットブラック、レンジャーグリーン、コヨーテブラウンの三色。
最近ファンをゴーグルに付けて自作していたけど、メーカーからちゃんとしたものが出るのはうれしい。
ゴーグルの上部にファンが着いており、下から吸気して上へ空気を排出する流れ。
電源はこれもゴーグル上部に単四電池を2本収納する。重くならないか心配したが、装着してみるとまったく気にならない。
自作だとバンドに電池ボックスをくくりつけてズレたり切れたりが嫌だったが、これはかなり軽快。
また、会場だったからかもしれないが、ファンの回る音もまったく聞こえなかった。
フェイスガード部分は取り外せる。
電源スイッチは矢印の部分。
この時点でLoモード。平常時はこのモードでよいそうだ。
レンズは米軍のゴーグルにも採用されているという、UV400コーティング。2.5mmのポリカーボ製で頑丈。レンズ交換も容易に出来る。
反対側の丸いスイッチを押すとファンが高回転するHiモードになる。曇ったときに一気に曇りを解消できる。
裏側。メガネをかけていても難なく装着できた。スポンジはちょっと固め。個人的には密着感の高いふわふわの柔らかスポンジが好みだが、アレは汗かくと水分吸収してぐちゅぐちゅになって気持ち悪いんだよね。
なので、硬いスポンジでもよし。装着感は悪くない。いや、むしろフルフェイスにしては快適かも。バンドも外せるし結構便利。
プロゴーグルは1万円を切る価格で、おそらく夏に発売予定。
つづいて、当初5月発売予定だったが、諸事情で発売が延びているデトニクス.45のシルバーモデル、エンヴァイロ ハードクローム。諸事情が何かは教えてくれなかった。アタリマエカ。
デトニクスは個人的にはスルーしていたんだけど、今回実物を見たらググっと欲しくなった。なぜならば、そのメッキの質感がむちゃくちゃ良かったから。なんというか、ステンレスの半艶消しっぽい雰囲気がかなり渋く、1丁コレクションしたくなった。もったいないからゲームでは使わないと思うけど。いぶし銀ってこんな感じなのかな。
最近各社のシルバーメッキ仕上げの銃を手にしているが、マルイのメッキ技術はちょっとスゴいかも。
みればみるほど、というよりも手にとって、こねくり回しているとその質感の高さがすぐわかる。
デトニクス エンヴァイロ ハードクロームは16,800円で6月発売予定。
ガスBLKガン デトニクス エンヴァイロ ハードクローム スペック
全長 |
178mm |
重量 |
640g(マガジン含む) |
銃身長 |
74mm(インナーバレル長) |
装弾数 |
6mmBB弾 18発+1 |
定価 |
16,800円 |
発売日 |
2008年6月予定 |
10才以上対象の電動ブローバックガンの新作はMac11。
ぱっとみの質感はいいんだけど、かなり軽い。ストックは折り部分は可動だが、引き出せない。
そのとなりにはS&Wパフォーマンスセンター356のモックが。
ガスブローバックガンのモックアップで注目なのがベレッタのPx4。
話を聞くとベレッタ社のスタンダードピストルとして米空軍にも採用されるとかされたとか。
いかにも未来チックな形状。
というか、ベレッタの刻印どうするんだろう?
やはり、これもデフォルメ刻印っぽい予想。
こうしてモックアップで立体的にみると、まあ、カッコイイかなと。
しかし、SF映画に出てきそうなブラスター光線銃みたいなスタイルだ。
スタッフの話によるとファイブ・セブンより、Px4のほうを先に発売したいようなことを言っていた。それはそれで嬉しいなぁ。
次期ガスブローバック候補のファイブ・セブン。
なんかこちらよりPx4のほうが先に出そうな雰囲気だ。
ファイブ・セブンってカッコイイと思えないんだよね。でもP90のサイドアームで使ったらなんかお洒落な気分。あとベルギーチョコレートも。
次期コンパクト電動ガンはTMP、電動ハンドガンはM9A1。
■ショー配布リーフレット
AKS74U
M.E.U.ピストル
M4-P.M.C. / デトニクス.45 エンヴァイロ ハードクローム
プロゴーグル / Mac11
2008/5/16