トレポン射撃会 PTW(トレポン)の魅力

トレポン射撃会 PTW(トレポン)の魅力

チームメイトとトレポンの射撃会を開催してみました。
ハイパー道楽のサバゲチームはかなりトレポン所有率が高く、サバゲー終わりの食事でトレポン談議に花が咲くこともしばしばです。
埼玉のシューティングレンジ、バトンレンジをお借りしてのチーム内トレポン射撃会を開催してみましたのでその模様を動画でご紹介します。

トレポンの魅力って?

トレポンの魅力って?

2014年にトレポンの購入レビューをしてから6年、トレポンを使い続けて感じたトレポンの魅力をまとめてみました。

私は自身がサバゲーマーという事もあり、これまで国内製、海外製問わず、サバゲーでの使い勝手という事に主眼を置いて、様々なエアガンをレビューしてきました。気に入ったものがあればゲームに持っていき、使ってみてはあれこれカスタムしたり、またすぐに飽きて使わなくなってしまうものも沢山ありました。

その私が購入してからというもの、アウトドアゲームには必ず持っていくのがトレポンです。もちろんマルイの電動ガンに持ち替えたり、インドアゲームではハイサイクルや電動ハンドガンを使ったり、そのときの状況や気分に合わせてメインウエポンを使い分けることもあります。

それほどまでに信頼できる相棒となったトレポンの、なにがその魅力なのか? 今回の射撃会で仲間とじっくりシューティングだけに専念してトレポンを撃ち、トレポンの良さって何なんだろうねと、改めて話し合ってみたところ、以下の要素が挙がりました。

1.剛性の高さ
2.電子制御トリガー、ピストン制御の心地よさ
3.リアルサイズレシーバー&グリップの握り心地
4.弾道性能が良い
5.メンテナンス性の高さ

剛性の高さ

剛性の高さ、これはやはりトレポンには欠かせない魅力だと思います。チームメイトのトレポン所有者全員がそれを挙げました。
なによりもレシーバー構造が堅牢で、構えた時の感触が他の電動ガンとは一線を画します。AR独特の首回り、アッパーとロアレシーバーの勘合、グリップとレシーバーの付け根、ストックチューブの付け根など、ありとあらゆる場所の剛性が高くなっていて、まるで実銃のARをはじめてグアムで撃った時の興奮が思い起こされるほどです。

剛性の高さ
この剛性の高さはアッパーレシーバーの裏側をみれば一目瞭然です。筒状に構成されたレシーバーが前後のピンでガッチリとロア側に固定されています。

ロア側のストック基部
ロア側のストック基部も実銃同様の形状で固定されており、構えた時のフロントからリアまでの一本感がたまらないのです。またチャンバーとインナーバレルを強固に固定できているのも後述する弾道性能に貢献しています。

また、ギアボックスが隙間なくレシーバーに収まっていたり、ストックチューブ内にバッテリーセットするので、他社製の電動ガンを使っていてよく気になるストックのギシギシ感も無いのが良いですね。

電子制御トリガー、ピストン制御の心地よさ

電子制御トリガー

その高い剛性のレシーバー内部で、11.1Vのリポバッテリーとハイトルクなモーターによってサン&プラネタリ―ギア、ヘリカルギアが回転し、光学センサーによるセクターギアの停止位置の安定度、ショートストロークな電子トリガーによるロックタイムの短さ、メカの追従性など、撃った時の感触が非常に良いのも魅力です。なんというか"人馬一体感"があるんですよね。

最近でこそ電子トリガーやプリコック機能を搭載した電動ガンが増えてきましたし、必ずしも電子トリガーの切れがアドバンテージとはならなくなってはいますが、トリガーストロークやトリガープルなどが絶妙に気持ち良く、作動全てが引き締まっているのは、その高剛性のたまものといって良いでしょう。

この感覚は剛性の高いフレームに高出力エンジンを搭載した、高級車やレーシングカーに例えられたりします。いくらエンジンが高出力でもフレームや足回りがふにゃふにゃでは気持ち良くありません。あらゆる外部からの入力やメカの作動に安心して対応できるフレームがあってこそ、操るものの意思に追従できる一体感が生まれるのだと思います。

リアルサイズレシーバー&グリップの握り心地

つぎにリアルサイズレシーバー&グリップが挙げられます。実銃やガスブロのM4を握った時に「グリップ細っ!」って思った人は多いと思います。トレポンも同様で、この細さはトレポンがリアルサイズだからこそ実現している魅力のひとつです。私はガスブロで遊ぶこともありますが、ガスガンから電動ガンに持ち替えても違和感がないのは良いですよね。もちろんそれはグアムやラスベガスで実弾射撃する際にも感じます。ガスガン、電動ガン、実銃と全てのARが同じ感触というのはタクトレをする人には魅力なのではないでしょうか?

グリップの握り心地

レシーバー形状がリアルなのでシルエット的にもスリムに見えますし、セレクターのノッチ感までリアルです。こういった「射手と銃との接点」、インターフェースがリアルなのはトレポンならではの魅力だと思います。

弾道性能が良い

トレポンの魅力にその弾道性能があります。

今回、無風の屋内レンジにてレストマシンに完全固定して撃ってみたところ、その剛性の高さから0.25g弾を使用し、距離40mで直径30cmのプレートに8割ヒットできるほどの精度がありました。リコイルショックが最小限に抑え込まれ、弾を撃つことに特化したトレポンならではと思います。

また30mでは20cm程度のグルーピングとなりますので、ゲームでは中距離でヘッドショットを狙っていけます。さらに0.25gに最適化され、0.9J程度にセッティングされたトレポンは、弾道が非常に低伸するので近距離から遠距離までどの距離でも圧倒的に狙いやすく感じます。私の持っている電動ガンの中ではヒットを取れる率が最も高いメインウエポンですね。

実際、30mでA3サイズ、40mでマンターゲット上半身にまとめられればサバゲーで十分な弾道性能といえますから、トレポンの弾道性能は電動ガンとしてみても世界トップクラスと言えます。

メンテナンス性の高さ

簡単にテイクダウンしてバレルやチャンバーが取り出せるのはトレポンの魅力です。
バレル清掃はもちろんのこと、分解整備を自分でする際にパーツ点数の少なさや、組み立てのしやすさを魅力というチームメイトもいます。

メンテナンス性の高さ

また、信頼のおけるショップに組まれたトレポンを使用することをお勧めします。かつて何度も適当に組まれたトレポンを目撃した経験があります。鬼ホップ、給弾不良、ギア鳴り、ラックギア破損など、明らかにメンテ不足か、組み方に問題があるものでした。そういったトレポンを手にしたユーザーがトレポン嫌いとなってしまうことも多いのが事実です。

トレポンの最大の欠点は?

トレポンの魅力ばかりを伝えましたが、すべてが完璧な製品などは存在しません。
トレポン最大の短所は「価格の高さ」です。東京マルイの次世代電動ガンが5~6万円で買えるのに、あえて30万円のトレポンを買う必要があるのか? そう疑問に思うユーザーも多いでしょう。

ジッポーライターと使い捨てライター、機械式のアンティーク腕時計とスマホの時計、一眼レフカメラとアイフォンの内蔵カメラ、フェラーリとプリウス、様々なものに例えられることがあります。どちらにもそれぞれ良さがあり、自分が好きなものを手にするべきです。

電動ガンはホビー製品であり、何が魅力と感じるかは人それぞれです。トレポンはその値段の高さゆえ、決して万人にお勧めできるモノではありません。ですが、一度手にすると手放せなくなる魅力的な電動ガンと私は感じています。

トレポン射撃会の仲間募集!

ハイパー道楽ではトレポン射撃会の仲間を募集しています。サバゲーはちょっと面倒くさいけど、トレポンの射撃だけを楽しみたい! そんな有志が集まってトレポンを撃ちながら、カスタムパーツの情報交換や、トレポン談議を楽しんだりする、のんびりとした大人のプリンキング会です。次回の開催時期や場所が決まったら告知いたします。

2020/05/26

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