本日、クライタック製の電動ガン、クリスベクターがリリース発表となりました。
発表の場所は現在ショットショーが開催されているラスベガスにある屋内射撃場、マシンガンベガス(MGV)です。
この発表会はKRISS USAが主催です。クライタックはKRISS USAの電動ガンブランドです。
担当のAllen氏より説明を受けました。
外観はGen2のクリスベクターをモデルアップ。質感も実銃と違和感なく出来上がっているように見えました。ただし、ATFとの絡みで実銃とはパーツの互換性が無いよう微妙に変更しているそうです。
ボルトハンドルを引くと、連動してイジェクションポートのカバーが開きます。
実銃同様にセミオート、2点バースト、フルオートを切り替えて射撃できます。
トリガーユニットにはMOS FETを搭載。オートストップ機能は残念ながらなく、ボルトキャッチはダミーです。
実銃でいうところのベクターシステム部分にメカボックスユニットとモーターが内蔵されます。
メカボックス内のパーツのはVer.2ベースのギヤなどを使用しているようですが、現在各種パテント申請中とのことで内部メカについての公表はありませんでした。
ストックは右側に折りたためます。
バッテリーはグリップ内に底部のキャップを外して装着します。この発表会場のUSAモデルでは11.1v、1000mAhのリポバッテリーで秒間24発の発射サイクルとの説明を受けました。
日本仕様では当然威力は1J未満になり、7.4vバッテリーでも動作すようになるとのことです。さすがに発射回転数は少し落ちるとは思いますが、実銃と同程度の回転数になりそうとのことでした。
※ライラクス公式ツイッターでは秒間20発程度の想定とのこと。
マガジンはロングタイプで6mmBB弾120発の装弾数。
可変ホップアップのダイヤルには数字が刻まれています。このエジェクションポートにはダストカバーがついていて、実銃ももともとの設計では砂漠戦を想定してダストカバーを装備する計画があったそうです。実銃のようにカートが排出されるわけではないので、このカバーはあったほうが嬉しい機能だと思います。
具体的な重量は会場では公開されませんでしたが、持ってみた感じ、KSC/KWAのガスブロよりは少し軽く感じました。
取り回しがちょうどしやすいくらいでベストな重量だと思います。
発売は2016年の秋から冬にかけてで年末商戦には間に合わせたい意向だそうです。
価格は未定とのことです。
当然ながら日本の輸入総代理店はライラクスとなり、全国の問屋さんに販売されます。
実銃メーカー自ら電動ガンを開発し、世界に販売していくこのスタイルはクリスUSAに限らず、これが今後のエアソフト開発の一つの流れとなるであろう、印象深い出来事でした。