東京マルイ ガスガン SIG P226 E2

東京マルイ ガスガン SIG P226 E2

実銃のシグザウエルP226は軍用や警察用にスイスとドイツの合併企業、シグ・ザウエル&ゾーン社によって開発・製造された9mm×19パラベラム弾を使用するオートマチック拳銃だ。
今回、東京マルイは2005年4月に発売したSIG P226レイルをリファインし、SIG P226 E2としてモデルアップした。
このP226 E2は実在するモデルで、2010年にシグザウエル社から発表されたばかりの最新モデル。E2とはEnhanced Ergonomicsの頭文字を取ったもの。人間工学に基づく改良が加えられたことを意味する。改良のポイントとしてはスリム化したグリップデザインと、ショート・リセット・トリガー(SRT)の装備となる。

東京マルイ ガスガン SIG P226 E2 スペック & 初速データ
全長 196mm
重量 741g
銃身長 97mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 25+1発
定価 14,800円(税別)
発売日 2011年8月22日
最高 74.59m/s
平均 73.79m/s
最低 72.99m/s
ジュール 0.544J
※東京マルイ ベアリング バイオ弾 0.2g使用、ホップアップ適正、気温23.6度、湿度46.0%、XCORTECH X3200にて10発で測定。

パーツリスト(E2) | パーツリスト(226R)


パッケージデザインパッケージデザインはシャンパンゴールドにレッドのアクセントが入ったガスガン共通のものにP226 E2のシールが貼ってある。
外形寸法はW313×H190×D52mm。
パッケージ内容パッケージ内容は本体、マガジン、保護キャップ、クリーニングロッド、空撃ち用フォロアストッパー2個、取扱説明書とBB弾少々。

SIG P226の最新モデル
これぞドイツが生んだ銘銃、SIG P226の最新モデルE2。フレームに比べスライドがわずかに明るいグレーの塗装となっている。撮影用の照明下ではあまり差が出ないが、屋外に出ると結構な色の違いを確認できる。

実銃同様にE2の白文字
スライド右側面には実銃同様にE2の白文字が入る。チャンバーには9mm Paraの刻印。

フロントサイトフロントサイトは金属製の別パーツ。
ホワイトドットが入るが、ドットが歪でいかにも塗りました的な仕上げでややチープな印象。
リアサイトリアサイトも金属製の別パーツ。
ホワイトドットが入り照準しやすい。
こちらは凹みに綺麗にドットが入り良い出来映えだ。
とくにファイアリングピンなどの再現はないが、ハンマーが収まる凹みはかなり奥深いのであまり気にならない。

ハンマー&トリガーメカニズム
ハンマー&トリガーメカニズム。ハンマーは完全に落ちた状態から、ハーコック、フルコックと3段階のポジションがある。ダブルアンクション、シングルアクションどちらでも撃つことができる。

デコッキングレバーもちろん従来モデル同様にデコック機能も再現。左側面のデコッキングレバーを下へ押し込めば安全にハンマーをハーフコックポジションまで落とすことが出来る。
またハーフコックからトリガーを引けばそのままダブルアクションで撃つこともできる。
マニュアルセフティトイガンオリジナルの機能としてマニュアルセフティが装備される。
テイクダウンレバーを右側面から押し込むとカチリと1.5mmほど沈み込み、トリガーがロックされる仕組み。
グリップグリップは1ピースタイプになり、P226RAILよりも背面部のくぼみが深くなり、握りやすくなっている。
フレームのパーティングラインはわずかに残っているのがわかる。

トリガーは実銃のショート・リセット・トリガー(SRT)を模して連射時のトリガー引ききり状態からシアが掛かるまでの戻し量が短くなった。
P226 RAILのトリガー
トリガー形状自体もP226 RAILに比べ薄型となっている。
アンダーマウントレール
アンダーマウントレールを装備するので、各種ウエポンライトを装着可能。SUREFIREのX300を装着してみたが、ややガタついた。スペーサーなどをかましてやる必要がありそうだ。

ホールドオープン
ホールドオープン。今回のP226 E2でシア周りやバルブノッカーが見直されて作動性能が向上している。
スライドストップと干渉するスライド側はスライド内の金属製ブリーチと噛み合う仕組みなのでそれほど耐久性を気にする必要はなさそうだ。

通常分解(=フィールドストリッピング)
通常分解(=フィールドストリッピング)。マガジンを抜いて、フレーム左側面のトリガー上にあるテイクダウンレバーを90度回転させれば、スライドを前方へ引き抜くことができる。

可変ホップアップの調節ダイヤル可変ホップアップの調節ダイヤルはスライドを分解し、チャンバー側面にある。
適正ホップアップが掛かっている状態で出荷されている。
アウターバレルの仕上げはパーティングラインが残っており、見た目もプラ然としていてチープ。価格が少し上がったとしても、このあたりの高品質感を出してほしかった。
ま、自分で加工しても良いのだけど...。
マガジンマガジンには6mmBB弾を25発装填できる。
放熱性能に優れた亜鉛ダイキャスト製で、従来のマガジンに比べてワンピース構造に変更され、20%ほどガスの充填容量が増えている。

リップ部分はプラ製。マガジン全面のスリットは幅広になり、BB弾を込めやすい。

マガジンバンパーは薄型になりマガジン単体重量も268gと、従来マガジンよりも27g軽くなった。
重量は実測で739gマガジンを装着した状態での重量は実測で739g。P226 RAILよりも60グラムほど軽くなった。これはワンピース構造のマガジンと薄型トリガーによるもの。



実射した感想としては、かなりスライドスピードが速く、ブローバックの切れが良い。上の動画を見てもらってもわかるように連射しても息切れすることがないタフなモデルに仕上がっている。これは大容量化したマガジンと改善されたシア、バルブノッカーによるものだ。
弾道性能もマルイのお家芸ともいえるまっすぐ飛んでいく素直な弾道で、ホップの落ち際も素直。
新型グリップの握り心地もよく、ゲームに使用するならばほどよい重量感。
初速もマルイのガスブロの中では高い方だ。
最近流行のポリマーフレームオートも良いが、SIGのエッジの効いたデザインもたまらないものがある。
しばらくサイドアームで使ってみようという気にさせるオススメのモデルだ。

2011/09/23

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