紹介&射撃ムービー
東京マルイ秋の新商品一番の目玉は今年の12月に発売となるAK74MNだ。
東京マルイが次世代の電動ガン第一弾とうたうAK74MNは新機能である「シュート&リコイルエンジン」を搭載している。これはいわば電動ブローバック機能だ。
東京マルイのブースにはPMCスタイルのスタッフが数名いて、いかにも雰囲気が湾岸モード。実際に自分自身手にとって空撃ちすることも出来た。
ちなみにこのPMCの衣装はミリタリーサープラスショップ「ファントム」さんからの衣装協力によるもの。
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さて、さっそく外観からみていこう。
ロアレシーバーはマルイ初のアルミダイキャスト製で仕上げは塗装処理。
セレクター、アッパーレシーバーはスチールプレス製。
左側面のアップ。刻印など。トリガーピンなどは別パーツとなっている。
AK74MNの特徴として折りたたみ式のフォールディングストックがある。
ストック基部は亜鉛ダイキャスト製でロアレシーバーにガッチリとロックされる。
樹脂製のハンドガードやマガジンのシボの具合も高品質さが伺える。
射撃時に激しく動くボルト部分が何かに触れて動きをさえぎられたとしても、メカボックスに負担がかからない仕組みになっている。
アウターバレルは軽量なアルミ製、フロントサイトポスト、ガスチューブ、フラッシュハイダーは亜鉛ダイキャスト製。
ボルトも金属製なので射撃するとジャキジャキーンと激しい音を会場内に響かせていた。
となりのタミヤブースあたりからもこの射撃音が轟き、人が集まってくる感じ。
グリップは樹脂製、トリガーガードはスチールプレス。
ロアレシーバー左側面にはスコープなどの光学照準機器を搭載するためのサイドロックマウントベース用の取り付けベースがある。
フォールディングストック左側面には、ストックを折りたたんだときにマウントベースに干渉しないための窪みがある。
バッテリーはミニSバッテリーを使用し、ハンドガード内、バレルの上側にSIG552シールズのように斜めに収納する。
バッテリーのもちは、従来の20%減程度。
600mAhのミニSで800~900発程度発射可能とのこと。もちろん社外品の大容量ニッケル水素バッテリーも使用できるので、1400mAhだと、2000発程度は撃てるだろうと予想する。
レシーバー上面から。独特のリブ形状を再現したスチールプレス製のアッパーレシーバー。
タンジェント式のリアサイト。
チャージングハンドルを引くとホップアップ調節ダイヤルが現れる。
マガジンは6mmBB弾74発を装弾できる。
AK74MNと74発、意図的な数字合わせか?
給弾位置が違うので従来のAK47のものとは互換性がないので注意。
ザラっとしたブラックカラーの樹脂製マガジンは精悍な印象だ。
ゼンマイ給弾式の多段数マガジンもオプションで発売予定。
アッパーレシーバーはレシーバー後部のボタンを押して取り外すことが出来る。リアサイト後方にボルトリバウンドスプリングが見える。
アッパーレシーバーを取り外した状態でもあまり形状が変わらないのは、レシーバー後方上部にピストンと連動するシュート&リコイルシステムが内蔵されているから。
AK74専用オプションパーツのサイドロックマウントベースも発売が予定されている。
メタルパーツ展示のフロント回り。
アルミレシーバー採用により、持った印象は結構軽い。重量を聞くと3kg強という答えだったが、自分で構えた印象としてはもっと軽く、3kg以下に感じた。
射撃の感想だが、正直実際に撃ってみるまでは「電ブロハンドガンに毛が生えたようなものだろう」と見くびっていた。実際にAKシリーズがそれほど好きではないし、今年の冬はとりあえず様子見かな、なーんて思っていたのだが、いや、ホント、撃ってみるとジャキジャキジャキーッンと、けたたましい音をたて、フルオートではフロントサイトがガガガッと暴れるのがわかる。指きりバーストでコントロールしないと狙ったところに飛んでいかない感じだ。同時にストックを通して肩に伝わる振動も、重いというか、とにかく従来の電動ガンとは異質な衝撃だ。セミオート時のタイムラグも予想以上になく、電動ガンだということを一瞬忘れるくらい。全体的にフリクションロスがかなり低減されている印象だった。
価格は5万円台中盤とのことなので、おそらく定価で54,800円(税別)か55,800円(税別)あたりと思われる。仕切り値も従来と同様だそうで店頭での値引き率も従来同様と予想される。
今後の展開を聞いてみると「次回作がM4かどうかはまだ未定ですが、M4シリーズも必ずやります。またミリタリーモデルというよりは民間カスタム系を検討しています。」とのこと。これは楽しみ。
さて続いては11月発売の電動コンパクトサブマシンガン、Mac10だ。
Mac10なんてJACのガスフルオート以来。もってみるとまずそのグリップの太さに驚いた。意外と太い。まあ、実銃は45口径を装弾するマガジンがグリップ内に収まるのだから、こんなものかな。
ラバーコーティングされた大型サイレンサーが同梱するのも大きな特徴。
サイレンサー装着時の空撃ち動画
チャージングハンドルは半分ほど引くことが出来る。実銃はこのノブを90度回転させると安全装置が働いて射撃できなくなるそうだが、マルイのは回転させるとチャージングハンドルがロックされるだけで射撃は出来る。
ワイヤー曲げ加工によるスチール製のスライドストック。ガタツキもなく結構しっかりしていた。
サイレンサーを外すと金属製のアウターバレルに大口径のネジ切りがあるが、さらにマズル部分を取り外すとM14逆ネジ仕様にもなるので、市販サイレンサーを装着することも可能。
ハンドストラップも同梱する。
チャージングハンドルを引くと、エジェクションポートが連動して開き、ホップアップ調節ダイヤルが現れる。
マガジンはリアルなスチールプレス製アウターシェルで、6mmBB弾を65発装弾できる。
この長いマガジンからして100連くらいかなと想像したのだが、意外に少なかった。
別売オプションの480連マガジンも発売される。こちらはやけに送弾数が多い。
レシーバーは樹脂製ながら、シングルガバ同様のブラスト加工処理がされており、艶消しの渋い仕上げとなっている。
バッテリーはセフティをかけて、レシーバー前方のピンを押しぬくとフロントアッセンブリが取り外せる。そしてバレルの上側に従来の7.2V500mAhのニッカドバッテリーを収納する。
ニッケル水素はやらないのですかの質問には「やりたいんですが、安全品質の問題上まだ発売できない状態です」とのこと。
まあ、たしかに発熱や出火といったトラブルが多いものだけに安全面に慎重だと言うことか。
インナーバレルは真鍮製だが、美観を考えてブラックメッキされている。
ラバーコーティングされた大型サイレンサーを前方から。迫力あるマズルフェイスだ。
サイレンサーの効果は大きく、マズルから出る音はかなり減音されているので、サバゲで密かに敵に近づき、ボボボッとやると楽しいかもしれない。
すでにパッケージも展示されていて、出荷準備態勢であることがうかがえる。2007年11月発売予定。定価29,800円(税別)。
ガスブローバックハンドガン、ハイキャパシリーズの新バリエーション、デュアルステンレス。12月発売予定で定価16,800円(税別)。
黒とシルバーのコントラストがすげぇ渋い。
一瞬金属じゃないかと思うくらいに美しくヘアラインの入ったスライドとフレーム。
アンクルホルスターに入れて展示の発売中のデトニクス.45、ガスブローバックハンドガン。
10歳以上向け商品の電動ブローバックハンドガン、ワルサーP99DAOも展示。2007年11月発売で定価3,480円(税別)。