タニオコバ x BATON airsoft BM-9 CO2GBB
今回、タニオコバと、BATON airsoftが共同開発したBM-9 CO2GBBガスガンが9月に発売されるというニュースが飛び込んできたので紹介しよう。
BM-9という製品名だが、その形状に若干の差異は見られるものの、ベレッタ社が2015年に発表したM9A3をモデルアップしたものだということがわかる。
M9A3のベースモデルとなったM92FSは米軍の制式ピストルとして長らく採用されてきた人気モデルで、2014年から行われた米軍のMHS(モジュラー・ハンドガン・システム)トライアル向けにアップデートされたモデルがM9A3だ。
製造は台湾メーカーではあるが、スライド、フレーム共に素材は樹脂製となっており、タニオコバが設計開発したCO2バルブが組み込まれ、第三者試験機関でのテストを経たうえで、STGA(全日本トイガン安全協会)の認定を取得して発売される。STGA認定製品ということで、サバゲーフィールドでも使用できる機会が増えるだろう。全長は235mm、重さは826g(カートリッジ無)となる。
アウターバレルはメタル製、スレッデッド仕様の先端はM14逆ネジ仕様となっており、各種サプレッサーやトレーサーを簡単に装着できる。
フレーム下にはM9A1でも採用されているウエポンライト等を装着できるマウントレイルを備える。
フロント・リアサイトはハイ・プロファイルのタクティカルサイト。
テイクダウンレバー、スライドストップ、セフティレバーはM92FS同様。グリップパネルのロゴマークはよく見るとマイナスドライバーを模したオリジナルとなっているのが面白い。
実銃同様のダブルアクションで、デコッキング機能は無いそうだ。
グリップは手の小さい人にも握り易いストレートタイプを採用。また軍用銃らしく、ボトムにはランヤードリングも備える。
チャンバーサイドに可変ホップアップの調節ダイヤルがある。
マガジン装弾数は22発。12g CO2カートリッジをボトムからセットする。三ヶ月ガス漏れ無償修理保証もつく。
マガジンにはタニオコバが設計開発した改造防止バルブが組み込まれ、1本のカートリッジで140発もの発射が可能だという。一般的なCO2ガスブローバックピストルの燃費は70発程度なので、半分の燃費ということになり、つまりはガスのコストも半分になる。
それにもかかわらず、初速は80m/s台後半に設定されるということだ。燃費が良いということは初速の安定にもつながるので、命中精度も期待できる。実射性能に関しては市販バージョンが届き次第テストしたいと思う。
カラーはFDEとブラックの二色が発売される。
BM-9本体のメーカー希望小売価格はFDEカラーが20,300円(税別)、ブラックが19,800円(税別)。スペアマガジンはカラーにかかわらず各4,980円(税別)。発売は2019年9月上旬予定となっている。
またバトンでは『PUFF DINO』というブランドのCO2 12g カートリッジも販売中だ。このカートリッジはBM-9のみならず、バトンの従来CO2製品や他社製の12g CO2カートリッジを使用する製品にも使えるとのこと。
メーカー希望小売価格は6本セットで720円(税別) 、50本セットが5,500円(税別) で、1本当たり最大110円、1発当たりのコストは0.79円ほどとなる。
ちなみに、まだ構想段階だそうだが、発射可能ガス容量と装弾数を同じにした140連ロングマガジンや専用ストックの発売も検討しているという話も伺えたので楽しみだ。
パッケージデザインは白を基調としたシンプルなもの。タニオコバとバトンエアソフトのダブルネームとなっている。また、STGA認定シールも貼られる。問屋流通品は TANIO・KOBA ブランドとして、Gunsmith BATON 並びに Amazon 販売品は BATON airsoft ブランドとして発売となるそうだ。
タニオコバの小林社長による解説、バトン大塚社長による実射・燃費解説が動画で公開されている。
まさに"タニオコバトン"とも言うべきコラボで、今後の製品展開にも期待が高まる。
資料提供:BATON airsoft
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