東京マルイ ガスガン FN 5-7(ファイブセブン) スペック & 初速データ | |||||||||||||||||||||
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※エクセル バイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、気温24.5度、湿度45.0% |
今回、東京マルイはFNハスタールUSA社が米国内市場向けに改良を加えたファイブセブンUSGをモデルアップした。
斬新なポリマースライド、そして最新オートでは常識となったポリマーフレーム。全身を樹脂で纏った最新オートマチックピストル「FN 5-7」。作動はシングルアクション。トリガーはワイドで滑り止めのグルービング加工が施されている。
パッケージは黒とグレーの2トーンデザイン。
BLACK MODELとシール対応していることから、フレームがタンやODカラーなどのバリエーションを計画しているのかもしれない。
実銃でもFDEやODGといった、セフティなどのパーツカラーがブラックになり、タンやODのカラーモデルがある。
パッケージ内容は本体、マガジン1本、保護キャップ、クリーニングロッド、取説とBB弾少々。
曲線的なグリップとスライド後部に対してニョキッと突き出したかのような鋭角なスライド前方。このデザインは好みが分かれるところだろう。
実銃同様にスライドがポリマー製。実銃ではポリマースライドの中にスチール製の強化スライドが入っている。スライド後部にはセレーションと合わせて突起があるのでスライドを引きやすい。チャンバーは亜鉛ダイキャスト製で側面に5.7x28と刻印されている。
リアサイトはタクティカルな固定式で亜鉛ダイキャスト製。上面の6角ネジはダミー。
フロントサイトも亜鉛ダイキャスト製だ。
いずれもホワイトドットで狙いを素早く定めやすい。
ホールドオープン時のスライド後退ストロークは57mmと長い。このストローク長が射撃時のリコイルの強さにも影響している。アウターバレルは東京マルイ初のアルミ製アウターバレルを採用。この調子でぜひ次回作のPx4では亜鉛ダイキャスト製アウターバレルを採用して欲しい。
アンダーマウントレールを備える。
フラッシュライトなどを装着可能だ。
セフティはトリガーをロックする方式でトリガーの上方にある。左右両側から操作可能なアンビタイプ。場所的に人差し指で操作する感じ。
グリップは全長の長い弾薬を使用する割にはコンパクトに作られている。有機的な曲線で構成されているので握り心地もよい。ただ9mm×19ルガー弾を使用するハンドガンと比べると、わずかだが前後に長く感じる。グリップの滑り止め用のチェッカリングが素手で握るとかなりトゲトゲしいので実銃だと素手で撃つと痛そう。
グリップのマークは一見してFN社のものに見えるが、よくよく見るとFNではなく、TMと刻印されている。東京マルイ製だ。
スライドの分解は、まずマガジンを抜き、ハンマーをコックした状態でマズル部分を押しながらテイクダウンレバーを後方へスライドさせる。その後スライドを前方に引き抜くことができる。
実銃のファイブセブンはストライカー方式ではなくてハンマー方式を採用する。冒頭の実銃解説ビデオを見てもわかるが、マルイのファイブセブンの内部構造も実銃のレイアウトをうまく再現している。
可変ホップアップ調節ダイアルはスライドをはずして赤矢印部分。
スライドストップの切欠き部分は金属で補強してあり、削れてくるようなことはない。
フィールドストリッピング。バレルがリコイルスプリングガイドを兼用している。
マガジンは6mmBB弾を26発装填できる。
左のグロック17用マガジンに比べ、前後が長い形状なのでガス容量が多く、連射時の冷えにも強いはず。
ブラックホークのCQCシェルパホルスター(FN57用)にキツくもなく、ガタつくこともなく、完全フィットで収まる。
しかしFN57、グリップとリアセクションだけみると曲線の活きた美しいデザインの銃に思える。
実測重量は741g。誤差の範囲でメーカー公称値ぴったり。
マガジン単体重量は316g。
撃った感触はバキンッと非常に大きな射撃音を響かせ、そのリコイルは東京マルイのガスブローバックハンドガン中もっとも大きな部類に入る。さすがにデザートイーグルには及ばずだが、ハイキャパ5.1と同等のリコイルといえる。初速は平均70m/s程度。ミリガバやMEU、グロック17、SIG P226と同程度の威力。
音の大きさからするともう少し初速が出てもよさそうな気もするが、むしろ気になったのは初速のバラつきのほうで、通常マルイのガスブロは10発中の最高と最低初速が4m/s程度に収まるのだが、このファイブセブンは6~8m/s程度のバラつきがあった。このため可変ホップアップの弾道は素直なのだが、命中精度にも影響を与えている。
まだ、買った直後で200発程度しか撃ってないから作動が渋いのか、個体差によるものなのかもしれない。(´・ω・`)
また、エクセルのバイオBB弾を使用しているが、連射時に弾がリップからこぼれノズル部分に挟まるといったトラブルがしばしばあったことも書き添えておく。リップのBB弾保持が緩いのか、これはマガジン交換で何とかなるかも...。
総評として最新ハイテクポリマーオートならではの斬新なデザインは好みの分かれるところだと思うが、使っているとだんだん外見は慣れてきた。
実銃が強力な5.7mm×28弾を使用するオートということもあり、P90との相性はバッチリ。ぜひゲームのサイドアームとしてP90使いは手にしておきたいアイテムといえる。ブラックホークのCQCシェルパホルスターにも確実に収まるのも良いところ。